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茂木健一郎/江村哲二『音楽を「考える」』の話はほとんどしない

2015年02月21日 23時07分27秒 | 文学
茂木健一郎/江村哲二『音楽を「考える」』(ちくまプリマー新書)を図書館で借りて読む。
あまり興味を惹かれることのないまま読み終える。

クラシック音楽を聴きながらミステリーを読むというのはなかなかいい趣味かもしれないとふと思い、ミステリー関係の本も図書館で借りた。
丸谷才一の『快楽としてのミステリー』(ちくま文庫)を読んでいる。
カミュの『異邦人』は、ケインの『郵便配達は二度ベルを鳴らす』を参考にしているという話があり、興味を惹かれる。そのほかにも多少興味を惹かれる本はあるが、読んでみようかと思わせるほどの本はまだない。この『郵便配達は二度ベルを鳴らす』くらい。コリンズの『月長石』はおもしろそうだが長いかな。
池波正太郎の『鬼平犯科帳』が犯人の側から描いたいわゆる倒叙ものということで気になった。

図書館からはほかに、『ザ・ベストミステリーズ 2013』と『ベスト・アメリカン・短編ミステリ 2012』を借りた。前者は日本、後者はアメリカの短編ミステリ集。
『ザ・ベストミステリーズ 2013』は最初の「父の葬式」(天祢涼著)が最後まで読めなかった。読まずに返却することになると思う。図書館で借りてくると、気に入らなければ読まずに返せるので良い。
『ベスト・アメリカン・短編ミステリ 2012』は最初の「大胆不敵」(ブロック・アダムス著)が読めたので次のも読んでみようと思っている。「大胆不敵」はぜんぜんミステリー小説ではないのだが、最後まで読めた。スリの少女との出会いと別れの話。
やはり日本のものは距離が近すぎて、話しているひとの口の臭いやら体臭やらが分かる感じで、好きな人ならいいのだけれど、未知の作家のものをずっと十いくつも読むと思うと、気が重くなる。
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宮崎駿監督『風立ちぬ』

2015年02月21日 00時56分13秒 | 映画
病院に行ったら蓄膿症だと言われて薬を飲んでいる。
以前もそうだったのだが、もらった薬のなかに呑むと憂鬱になる薬があり、やはり呑むと調子が悪い(気分が乗らない)ので薬を替えてもらうことにした。こういうのはなかなかほんとうにそれが原因なのか決めかねるのだが、自分の身体を使って実験するわけにもいかず、早々に替えてもらった。もらう前に気付けば良かったのだが、そのときは財布に二千円しか入っていなくて、足りるかどうかが気になってそこまで気が回らなかった。
憂鬱なときはほんとうに何もしたくなくて、なんだか泣きたくなる。こどもの泣き声を聴きたくない。
「それってほんとうに薬のせい?」と自分でも思うのだが、呑まないとなんともないのでたぶんそうなのだろう。しかしその症状のときはその症状の頭で考えているから冷静な判断が難しい。
それにしても蓄膿症とは。たしかに洟がよく出るなとは思っていたけれど。
蓄膿になったらお金を貯めて手術しないといけないのだと伊丹十三の『マルサの女』を見て以来思っていたのだが、そんなこともなく、薬で治るらしい。

宮崎駿監督『風立ちぬ』のテレビ放送を見た。
おもしろくないとはっきり言うほどおもしろくなくもないが、もう一度見るかと言うともう見ないだろうな。『カリオストロの城』や『魔女の宅急便』はテレビでやっていたら、(いまでも)チャンネルをちょっと変えてみようかという気になるが、そういう映画ではない。自分が大人になったからかな。それだけでもない気がする。
話題だった主人公の声優に付いては、そんなに騒がれるほど悪くもないと思った。
堀越二郎と堀辰雄の話はまっぷたつに分かれているのだなと思った。なぜ主人公が軽井沢のホテルに泊まっているのか状況がよくわからない。長期休暇をとったのだろうか。とったのだろうな。しかし見ていると『ヴェニスに死す』を思い出した。
他にも音楽を聴いていたらイタリア映画を思い出す雰囲気があった。
夢のシーンが多かった。これはいいかわるいかよくわからない。無責任にどちらか言えば、悪い。
主人公の上司に黒川という背の低い人物が出てくるのだが、黒川紀章にしか見えない。この人物のいる設計所に主人公が配属されるがそのシーンを僕はNHKの朝ドラ「ごちそうさん」でも見た気がする。
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