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片岡義男「音譜五つの春だった」

2015年02月10日 00時48分20秒 | 文学
引き続き『名探偵登場!』(講談社)。
津村記久子「フェリシティの面接」 。ミス・レモンとアップル・コンピュータという話。
木内昇「遠眼鏡」。読みませんでした。
藤野可織「わたしとVと刑事C」 。読んだが興味持てず。括弧の使い方が独特。ものすごく長い独白を括弧に入れる。
片岡義男「音譜五つの春だった」 。謎の作品。細部にこだわりがあり、文章がいいので、とても興味を惹かれるのだが、推理小説じゃない。何がしたいのかよくわからない。仮説としては、新潮文庫の延原謙訳の「シャーロック・ホームズ」を読んでその台詞を使いたい、と作中で主人公が言っているので、それを実行した作品がこれなのかもしれない。そのようなことを、片岡義男はやるはず。別の作品でそんなことをやっていた。

しかし、過去作品からの引用が多く、知らないのでストレスとなる。もう読まないかもしれない。
こんなものを読むくらいなら推理小説そのものを読んだほうが良い。
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