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大河ドラマ挫折?、「考える人」最新号、『嵐が丘』等の長編小説

2014年04月06日 22時28分19秒 | 文学
大河ドラマ「軍師官兵衛」はもう三週間見ていない。もうこれは見なくなるのだろうか。
見なくなってしまうのかもしれない。

雑誌「考える人」の最新号が発売されたので本屋でちらっと立ち読み。
海外児童文学の特集ということで、興味はあったのだが、興味のある記事がなかった。
もっと正確に言うと、興味を持てる書き手がいなかった。1400円もする雑誌なので、そうとう興味を持たないと買わない。
内田樹か加藤典洋か、すくなくとも茂木健一郎がいないと「買おうかな」という気にならない。
小説家であれば村上春樹がいないと買う気にならない。よしもとばななでも村上龍でも高橋源一郎でも橋本治でも買う気がしない。しかしその全員が書いていれば買うかもしれない。
そのくらい1400円の雑誌は高い。
そういう意味では、私の購買欲を刺激する”スタア”みたいな作家がいまいなくなったのだなと思う。
昔であれば、遠藤周作や開高健や吉行淳之介や三島由紀夫とか江藤淳とか井上靖とか、誰でも知っているスタアがいたが、いまそういうひとがいなくなった。

エミリー・ブロンテの『嵐が丘』を読み始める。
語り手となる女中がネリーと呼ばれたりディーンと呼ばれたりエレンと呼ばれたりする。
キャサリンが二人いる。
このへんが引っかかって昔読んだときは難しい印象だったが、今回はそういうことはなくすっと話に入れる。
おもしろいように思う。
水村美苗の『本格小説』を読んだせいで、内容がつかみやすくなっている気がする。
これは正宗白鳥が英訳の『源氏物語』を読んでそのおもしろさを理解したのと、(大げさに言えば)似ている。
水村美苗の『本格小説』を読んだせいで、長編小説を読みたい気持ちにいまなっている。このあと『ジェイン・エア』も読みたい。『戦争と平和』も読みたい。
大西巨人の『神聖喜劇』もできれば読んでおきたい。
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