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よしもとばなな『王国 その1 アンドロメダ・ハイツ』

2010年06月20日 18時23分20秒 | 文学
よしもとばななの『王国 その1 アンドロメダ・ハイツ』(新潮文庫)を読んだ。
なんだかもうよしもとばななは読めないのかもな、と何度も思い、読むのをやめようかと思った。よしもとばななの小説はおもしろいこともあるのだけれど、感じやすい女の子の感じがつらいことも多い。『王国』はいつまで続くシリーズか知らないが最後まで読めないかもしれない。
目の不自由な楓という男の子と、サボテン関連の仕事をしている(?)真一郎という男の子がふたり登場するのだが、あまり区別がつかない。片岡さんというゲイのひとが登場するのだが、このひともいまひとつどういう人かよくわからない。
よしもとばななの小説ってもう少し引っかかるものが何かあったと思うのだが、今回は何もなかった。次回に期待、という気もあまりしない。

ずいぶん前(2007年5月6日)に、イングマール・ベルイマン監督の『ある結婚の風景』と『サラバンド』が見たい、NHK-BSでベルイマン特集をしないかなと書いている。ちょうどいまBSではベルイマンの映画をたくさんやっていて、『ある結婚の風景』と『サラバンド』も録画した。
しかし『ある結婚の風景』と『サラバンド』のどこに興味を持って、見てみたいと思ったのかが全く思い出せない。あとで振り返ったときによくわかるように、どこにどのような興味を持ったのかをきちんと書いておくべきだと反省した。三年前の自分なんて全くの他人みたいなものだ。何を考えているのか理解できない。
『ある結婚の風景』の第一話を昨日見た。表情と台詞で夫婦の微妙な感じ(不穏になったり持ち直したり)をよく描いていて、それなりに面白い。
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