「往時茫々！警視庁本部ビル」

　　　　　　　

　先日、久々霞が関の「警視庁本部」ビル前を通り、往時茫々思い出しました。あの警視庁本部ビルには通常なかなか入れませんが、私は2度あのビルに召喚？された思い出？があります。

　一つは早稲田大学在学中、第一文学部西洋史専攻クラス委員長として“授業料値上げ反対運動として本部占拠泊まり込み闘争中、警視庁機動隊に排除逮捕され、城東警察署に3泊4日留置された後、この霞が関警視庁本部に送還され、顔写真撮影、指紋接収等々された上,検察官から様々尋問され、誓約書を書かされ釈放された忘れ難い記憶があります。以降、私の顔写真や指紋は警視庁に保管？されているようです。実はこの事実を知ったのは後に日本アドバンスシステム社を創業し、慶応大学の三田正門向かのビルに事務所を開設した時でした。この慶応大学に当時のサッチャー英国女性首相が講演来訪の際、警視庁は近隣のビル入居者を徹底事前調査したようですが、慶応大三田正門向かいの「アネックス三田ビル」入居の日本アドバンスシステムの社長が逮捕歴のある革マル早大出身ということで事務所のゴミ箱接収調査等徹底捜査されたことを後で知り驚嘆しました。どうしてこの経緯を知ったかを語るのは当時の警察担当者の責任追討になる可能性があるので語れませんが、それから数十年後この霞が関警視庁本部にまた召喚された忘れ難い記憶があります。