“いい夫婦”の11月22日、先の豪雨で注視した㈱メッツ研企画の国交省委託の2泊3日の「奄美ICT視察旅行」の再開。同行は在京IT関係従事者10名。
1時半奄美空港着、先の災害復旧著しいとは言え、影響未だ至る所に残っていました。
空港からIT企業誘致インキュベーター候補の笠利の「紬の館」直行後、地元進出のIT企業3社を訪問。市役所では参加者と地元企業、市担当者とマッチングセッション。私は沖縄へのNear shore進出経験から彼我の比較、検討から率直な感想を述べました。
沖縄は若年者人口増と高い失業率からくる安価・大量の労働力供給、国による手厚い補助支援。その背景には高い在日基地負担があります。沖縄の持つこの要素メリットとは逆の基地招聘拒否に人口減を背負う奄美は何をアッピールするべきか。
島嶼アイランドのもつ海と山の自然環境を全面に出し、量や規模を追うのではなくSO(スモールオフィス)やHO(ホームオフィス)等によるコンテンツ・ニッチビジネスか。いわば"IT一村"や"IT寅さん"モデルの創出追及。
それは勢い株主利益と収益追求ひたすらな大企業対象ではなく、創造、生甲斐、自己実現追及価値観のベンチャーオーナー企業家の感性や島出身の故郷回帰、愛郷マインドに訴えた方がいいのでは。振り返り、私が20年以上前に公的補助金受領一切無く、自力で沖縄事業所設立に動いたのは中学、高校を過ごした沖縄への回帰心が大きく作用したのではと今にして気付きます。
夕方、古仁屋育ちの私にとっては伝説の名瀬市の飲食街「屋仁川(ヤンゴウ)」で行われた交流・懇親会には市長以下担当の職員方も見え、盛り上がり、島振興に掛ける関係者の意欲を感じました。
(未だ残る豪雨災害跡)
前田@奄美ICTです。
企業立地に関しては、重田会長がおっしゃるとおり、私も愛郷マインドに訴えるほうが良いと思います。ツアー参加者の皆様から頂いたご指摘を踏まえ、こちら奄美で出来る事をしっかりと行っていきます。
今後とも宜しくお願い致します。