
トラツグミに遭遇することには、幾つかのスピリチュアルな意味が考えられます。トラツグミ(Ground Thrush)は、夜行性で独特な鳴き声を持つ鳥として知られており、その存在はさまざまな象徴を持つことがあります。
内なる声の象徴:トラツグミの美しい鳴き声は、内なる声や直感を象徴するとされています。トラツグミに遭遇することは、自分の直感や内なる声に耳を傾けるサインかも知れません。
ミステリーと神秘:トラツグミは夜行性の鳥であり、暗闇の中で活動することから、神秘的な存在とされています。そのため、遭遇することはミステリーや未知の領域への興味を示すことがあります。
変化と転機:トラツグミに遭遇することは、人生の中で重要な変化や転機が訪れる前触れとされることもあります。新しい道や可能性が開かれる予兆として受け取ることができます。
自然との繋がり:鳥は自然とのつながりを象徴することが多く、トラツグミに遭遇することで自然のリズムやサイクルに対する意識が高まることがあります。
あなたがトラツグミに遭遇した際の状況や感情を振り返り、その経験があなたにとってどのような意味を持つかを考えてみると良いでしょう。
トラツグミ(虎鶫、学名:Zoothera aurea)は、ツグミ科に分類される鳥の一種。分子系統解析により、1990年代に分類が大きく変更された。その後長らくZ. dauma aurea とされていたが[2]、最近はZ. daumaの亜種から別種に昇格させてZ. aureaとする見解が広まっている[3](このページでもそれに従う)。
一方、これまでトラツグミと同じくZ. daumaの亜種Z. d. majorとされていたオオトラツグミは、従来通りZ. daumaの亜種とする見解と別種Z. majorとする見解があるが、いずれにしてもトラツグミZ. aureaとは別種になる。
分布
シベリア東南部から中国東北部、朝鮮半島、日本などで繁殖し、北方の地方のものは、冬季にはインド東部からインドシナ半島、フィリピンなどに渡りをおこない越冬する。
日本では留鳥または漂鳥として周年生息し、本州、四国、九州の低山から亜高山帯で繁殖する。北海道には夏鳥として、琉球列島(奄美大島や沖縄島)には冬鳥として渡来する。
奄美大島に留鳥として分布するオオトラツグミは、本種(Z. daumaとして)の亜種とされているが、別種とする見解もある。
体長は30cmほどでヒヨドリ並みの大きさ。頭部から腰までや翼などの体表は、黄褐色で黒い鱗状の斑が密にある。体の下面は白っぽい。嘴は黒く、脚は肉色である。雌雄同色である。尾羽は14枚。
生態
主に丘陵地や低山の広葉樹林に好んで生息するが、林の多い公園などでも観察されることがある。積雪の多い地方にいるものは、冬は暖地へ移動する。
食性は雑食。雑木林などの地面で、積もる落ち葉などをかき分けながら歩き、土中のミミズや昆虫類などを捕食することが多い。冬季には、木の実も食べる。
繁殖形態は卵生。木の枝の上に、コケ類や枯れ枝で椀状の巣を作り、4-7月に3-5個を産卵する。
囀りは「ヒィー、ヒィー」「ヒョー、ヒョー」と寂しいような声。地鳴きは「ガッ」。主に夜間に鳴くが、雨天や曇っている時には日中でも鳴いていることがある。
人間との関わり
森の中で夜中に細い声で鳴くため、鵺(ぬえ)、鵺鳥(ぬえどり)、ぬえしないとも呼ばれ、気味悪がられることがあった。「鵺鳥の」は、「うらなけ」「片恋づま」「のどよふ」という悲しげな言葉の枕詞となっている。トラツグミの声で鳴くとされた架空の動物はその名を奪って鵺と呼ばれ、今ではそちらの方が有名となっている。