センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

恋煩いの正体!

2018-07-10 00:00:30 | 感覚
「恋わずらい」と恋愛ホルモンの微妙な関係!
人が誰かのことを好きになり、昼となく夜となく相手のことをボーっと考えてしまう「恋わずらい」。また、相手の気持ちの確信が持てない時期なら尚更、ああでもない、こうでもない、とりとめないことに思いを巡らせてしまう。
そんな、恋わずらいは、一見心理的な作用が及ぼすことが原因で起こることのようだが、ここ数年の大脳生理学的な分析により、脳の中でも様々な変化が起きていることが明らかになってきている。
ではいったい、人を好きになるときに、どんな変化が脳に起きているのだろうか。PEA(フェニール・コチル・アミン)といわれる脳内物質である。

実際は、PEAの分泌が先に恋に落ちるのが咲きかの詳細は不明だが、確実にいえることは脳内でPEAの濃度が上がってくると恋をしている状態になるということだろう。
つまり、PEAは恋愛ホルモンと言い換える事ができる。
恋愛ホルモンの濃度が高まることで性欲も高まり、より大きな快感を求めたくなる。人間の脳に変化が起きているときは、一つの物質だけが作用することはない。つまり、恋という感情の連鎖が起こるのである。
どうにも抑えられない恋愛感情は恋愛ホルモンが起爆剤となってムクムクと沸き上がってくるのではないかと考えられるのである。
また、恋わずらいをこじらせて、食欲がなくなっている人も見かけることがあるが、これも影響が少なからず有ると言われている。
なぜなら、恋愛ホルモンであるPEAは覚醒作用のあるアンフェタミンという物質に似た構造を持っているからだ。
極端な例で言えば、覚醒、中毒患者がどんどん痩せていくケースである。これも食欲が抑えられているためだからだ。
PEAは体にこそ害はないものだが、働きが似ている部分はある。したがって、「あの人は恋人ができたらみるみる痩せて綺麗になった」と言われるのは、恋をすることによって、脳内から濃度の高い恋愛ホルモンの分泌が盛んになったということなのである。
恋愛をするのは「書きだ」という感情から生まれる心の変化だけでなくも脳内でも大きな変化が起きているのである。脳の地図帳、米山公啓著、青春出版引用。

以前に私のブログの中でも「恋愛を科学する」と題して詳しく恋愛を脳生理学的に説明している。恋愛ホルモン(PEA)といわれる脳内物質は覚醒作用のある「アンフェタミン」という物質に似た構造をしているため、自律神経に作用し、「胸キューン、胸がドキドキ」などの感覚になるなど、恋わずらいになるのです。これら深く関わっている人の脳は「尾状核」という、脳の奥底に位置している脳部が関わっている。
また、恋愛は昼となく、夜となく相手のことを思うために恋愛ホルモンの分泌からドキドキしたりする感情から女性ホルモンの「エストロゲン」ホルモンが分泌される。また、好きな相手から触られたり、抱きしめられると、脳内では「オキシトシン」という物質が分泌されると「愛情」という感覚になるのです。
また、脳科学では恋愛にも「賞味期限があることをご存じだろうか」?
その賞味期限は約2年間と言われているのです。個人差もありますが、恋愛中は恋愛ホルモンなど、脳内麻薬と言われる物質から食欲不振、不安、心拍数が上昇したりと「情緒が安定しないこともあり、脳の働きがいっぱい、いっぱいになり、疲れます」。この脳の疲れと賞味期限との関わりがあるのです。
但し、何年も同じ相手と付き合っていられるのは、脳の休息期間を経て、新たな2年間の恋愛期間を繰り返しているからです。
人間が恋愛するという極限は「子孫繁栄にあるのです」。
あなたも素敵な恋愛をしていますか? 相手がいないと諦めていませんか?
例え片思いでもよいので恋をすることで女性は「美しくなれる」のです。
皆様もぜひ、健康的な恋愛をして欲しいと思います。
五感プロデュース研究所、荒木行彦


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