輪掛本青鸚哥の登場

2020-05-21 00:00:26 | 市民A
多くの人がSTAY-HOMEをしていて、街が変わってきているのかもしれない。

雨の合間に家の前でギャアギャアと賑やかな声が聞こえる。見ると一羽の緑色の鳥が電線にとまって鳴いていると、仲間がやってきた。あわてて近くにあるデジカメを構えるが、逆光だし、それほど拡大できないし、画素数もイマイチ。

何枚か撮影して、色の補正などしてなんとか種類の見分けがつきそうな限界か。

wakakehonseiinko


飛んでいるところを見ると30センチぐらいで中型鳥だ。インコのようだがセキセイインコとは違ってもっと天然に近い感じがする。

Googleの画像検索を利用すると、同じような画像が国内でかなり撮影されていて、「オナガ」と書かれているのもあるが、それは間違いだ。尾が長くて嘴が曲がっているのがオナガの特徴とはいえるが、一部を知って全体を見ずというところだ。

そして、不確かな情報をつぎ足して考えると、漢字の難しいある名前の鳥に行き着いた。

輪掛本青鸚哥。これが読めて書けたら漢検一級だろう。

ワカケホンセイインコ。雄の個体の首の回りに黒い輪が見えることから、この名前になったそうだ。

ところが、四羽には黒い輪は見えないのだが、雌には輪がないのだが、雄でも若いときには輪がないとされる。成鳥は40センチということで、まだ若い鳥なのかもしれない。ちなみに寿命は30年。

もともとは、インド、パキスタン、スリランカという野鳥の天国のような場所に生息していたのをペットとして輸入したものが、大量に逃げ出したことがあったらしい。関東一円の森に野生化して生息しているそうだ。直接的に人間や他の動物に害があることはないが、インコが森にすむと、別の鳥が住むところがなくなるということが考えられるそうだ。といっても森を伐採するから場所が減るので、インコよりも人間の方が有害なのだ。ハシブトカラスの方が問題のような気もする。

カヤの木の上の方に巣をつくることが多く、樹木の空洞とか大好きで、ある程度の数が近くにかたまって営巣するそうだ。そういえば、有名なご神木というカヤの古木があって、台風の時に樹頂の方が折れたのだが、そこにも住んでいたのだろうか。

繁殖期は今ごろのようで、それでギャアギャア鳴いていたのだろうか。雨の前後は鳥が多くみられることに気が付いたのは、餌の問題かもしれないし、濡れた羽根を乾かすために、パタパタと空を飛ぶのかもしれない。

一言、付け加えると、特にたくさんのコトバを覚えるので、思わず近づいてしまいがちだが、襲われて大けがを喫することがあるらしい。


今回も、間に合わなかったカメラ問題だが、いつも一眼に望遠レンズを装着して自宅内でも持ち歩くことにしたのだが、そういう時に限って、ゴキブリが現れたりするのだよね。

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