快復基調

2008-09-03 00:00:33 | 市民A
風邪をこじらせて、ほぼ一週間、冬眠状態になっていた。期待に応えられなかった五輪選手・五輪監督みたいだ。

いつもは、発病後24時間以内に、かかりつけの内科小児科医に駆け込むと、パターン化された薬のコンビネーションで、数日間、凹んでいれば元に戻るのだが、「たまには、自力で治したい」と根拠なきカラ元気が裏目に出てしまった。しかし、自分より8歳上の内科小児科医に頼り切りになってしまうと、彼が自分より8歳長生きしないと、そのうち主治医がいなくなることに気付いているのだが、まだ先のことだろうか。待合室のBGMに鉄腕アトムや鉄人28号が流れているうちは大丈夫だろう。

ということで、次々に流れていくニュースを、じっくり頭の中で解体、再構築して考えていた。

例えば、「ペシャワール会」の中村さんが誘拐され、死亡した件。アフガン自体、「一般政府」「市民」「タリバン」と3分割構造の中で、一般市民寄りの立場を取っていたようだが、行く前にコーラン(解説本)とか読んでいたのだろうか。ヒューマニズムという新しい概念が世界共通語であるわけでもないわけだ。


そして、俗な話だが、五輪の責任追及のこと。たぶん、野球、男子サッカー、男女マラソンあたりかと思っていたら、すべての罪を被ることになったのが野球監督問題になった。

おそろしいことに、来年3月のWBC監督も星野という声があるのも奇妙というか、日本の価値観も多様だ。

もともと、現役監督じゃないことが、多くの判断ミスを招いたと思っている(実戦勘の不足)。さらに、不調の選手を使い続けるとか、ケガ人、病み上がりと承知していながら連れて行ったことなども、「データ(確率)無視」「温情主義」に流れてしまった。だいたい、連盟や審判に対し、無用な抗議を重ね、厳しい判定を招くことになった。国内なら「Mr.ホシノ」は有名だが、海外じゃ無名だ。だいたい、選手(上原・宮本)の方が、「もう出ない」と言っているのに監督が「もう一度」では、理解できない。

日本シリーズ優勝監督が次の代表監督、という案が出るようだが、誠にもっとも、と思われるわけだ。


女子マラソンの野口さんの肉離れだが、「固い路面で高速レース」という筋書きを先に決めこんでしまったところに、「過労」というけがの遠因がありそうだ。実際には、レースはスローペースとなる。ラドクリフ失速と野口欠場の結果だ。となれば、元々の戦略に問題があったのだろうか。土佐さんの故障は、先に野口さんが欠場表明したため、やめるにやめられなくなったのだろう。

男子マラソンの小橋のドタキャンだが、遠因は4年前のアテネ。代表に選ばれると確信していたのに、不明瞭に落選。今回、とても辞退できる気分じゃなかったのだろう。最下位になった佐藤だって、どこかが故障しているに決まっているだろうが、男女6人中4人が故障では、とても世論が許さないだろうと思ったのだろう。夏の牡蠣になる。日本の大学に留学にくるアフリカ系の人たちに「日本国籍バラマキ」がいいのだろう。



そして、男子サッカー。オーバーエイジ枠ゼロという醜態もあったが、すべての失敗は、第一戦の前半21分の森重のゴール前空振り。早い話が、これで、選手全員の気持ちが萎えた。あれ以上のチャンスってないんじゃないのって。

写真を集めてみたのだが、彼は一体何をしようとしたのかな。空振りする以外は、絶対にゴールに転がったと思うのだが。普段使わないインサイドキックにしようと足を曲げたら、その下をすり抜けたのだろう。普通につま先を伸ばしてければ、仮に地面を蹴飛ばしても空振りはしなかっただろう。さらに失敗後、周囲に謎の笑顔を見せたので、「スパイ説」まで現れている。女子サッカーの第一戦のニュージーランド戦での沢の同点ゴールはジャンピングボレーである。難易度の比較は・・

サッカーの監督問題にも、何らかの基準が必要なのではないだろうか。


そして、ついに首相辞任!

先日聴いた田原総一朗氏の講演会の内容と組み合わせて考えると、案外、自民党総裁は辞任しても、暫定的に現内閣のまま総理大臣を続け、総裁選挙が終わったら直ちに、麻生対小池の勝者と小沢一郎の間で総選挙で民意を問い、次の内閣に引き継ぐ、という米国大統領選挙みたいな方法もあるのではないだろうか。オバマ対ヒラリーの勝者がマケインと戦うようなものだ。比べれば規模も期間も安近短だが。

思い出すと、小泉純一郎氏が首相時代に、織田信長にならって「天下の掃除人になる」と宣言したのに、掃除しないで退陣したのが腑に落ちなかったが、もしや、チマチマしたゴミ掃除が面倒臭くて、まとめて「自動的ゴミ清掃大作戦」を展開中なのかもしれない。安倍・福田・X氏の3人で様々な角度から社会のゴミを燻り出させた後、小沢掃除機のスイッチを入れる、とか。


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