稲荷をすぐには食べなかったわけ

2022-11-11 00:00:52 | あじ
三河方面の最終回は、豊川稲荷の「お稲荷様」。事前情報では門前に多くの店が並び、食べ歩きも可能という感じだったのだが。

ちょうど月曜日だったからか、95%の店舗がシャッターを下ろしていた。こういう情報はあまり周知されていないが、何度もでくわしたことがあり、つどがっかりする。

門前の数店が店を開けていて、選ぶ楽しみもなく焼稲荷を買う。このあと豊橋に戻り、新幹線「こだま」で横浜に帰る途中につまむ算段だ。この日はお昼頃に岡崎で八丁味噌の工場見学をし、「味噌アイス」を口にしただけで、そろそろエネルギーのチャージが必要だ。

豊橋駅での新幹線への乗り継ぎもギリギリ間に合って「こだま」に乗れた。たまに「ひかり」が停まるようだが、幸運はめったにない。

その段階で気が付いていなかったのは、めったに「こだま」に乗らないからなのだが、発車してから気が付いたのだが、飲み物がない。喉も乾いているが、そういえば・・

こだま号には車内販売がないことを思い出した。手遅れである。

ただ、いくつかの駅で「のぞみ」や「ひかり」に追い抜かれる際、少し長めの停車時間がある場合がある。その時に駅のホームに走り、自販機で一本買ってくればいい。もちろん要領はよくないといけない。

そして、スマホで検索していると、そういうことを考えている人もいるようで、追い抜かれ停車駅毎のホーム上の自販機の場所と対応する号車が表になっている。つまり停車時間の2分ほどの間にあらかじめ対応号車でスタンバイし、ドアが置いたら自販機にダッシュ、すばやく車内に戻ればいい。

もちろん、そういう時に限ってけつまずいたり、財布を落としたり、1000円札を入れたら釣銭がないと宣告されたり、後続電車が遅れていてダイヤ変更で直ちにドアが閉まって置き去りになるリスクはある。動きが身軽でなければならないため、お稲荷様は座席に残して走らないといけないだろうから、自分が置き去りになると、お稲荷様が座席の主となり東京駅に向かうことになる。



結局、チャレンジ中止。頭をよぎっていたのは日本の数ヶ所で発掘されている真っ黒に炭化したオニギリ。縄文時代の後期から弥生時代前期のものが多い。ムラの男は狩猟を行うため、朝から出発し夜獲物を持って帰ってくる。女はムラの中で稲作を行う。そして狩猟に出かけた男にオニギリを持たせていたようだ。餌を与えられて働かされていたとも言えるのだが、なんらかの理由で食べられないままになったオニギリが数千年の後の現代人に謎を提示しているわけだ。

結局、お稲荷さまは、夕食ということになり食費が一回分浮く。

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