紳士は金髪がお好き(1953年 映画)

2021-10-14 00:00:07 | 映画・演劇・Video
マリリン・モンローの代表作。彼女の出演したすべてのフィルムを見ているわけではないが、本作までに多くの映画に出演していたこともあり、演技力もかなり感じられる。

本作では、富豪の息子に気に入られて結婚しようとしているショー・ガール役(ローレライ)を演じている。ダンサーの同僚を演じるのはジェーン・ラッセル。

富豪の息子というのは、日本でもそうだが大人物ではない小心者。親の意に反する結婚は難しい。客船でパリ(フランス)にわたり、結婚式を挙げる予定だったが、富豪の要望でダンサー二人が先に行き、こっそり同乗した私立探偵が素行調査をすることになった。

そうとは知らず周囲に現れる金持ちに近づき、自分の美貌を元手に紳士たちから巻き上げようとするわけだ。そして、その情報は富豪に伝わり婚約は一旦は破談になる。その後、喜劇的な事件が次々に勃発した結果、なぜかよくわからないが、米国に戻る船内で結婚式が行われる。

映画は、ハッピーエンドに終わるのだが、この原作小説というのがあって、どうも「男はブロンズ美女には目がなく」、「女は男の財力には目がない」というアメリカ人の俗物性をあざ笑う内容だったようだ。

映画の本質には何の関係もないが、ダンサー二人の乗った船には米国五輪代表男子選手が同乗していて、彼らは自分たちの筋肉を見せるために近づいてくる。そして、われこそは「スポーツ界のプリンス」と言う男に対して、「アメリカにはプリンスはいないはずだけど」と言ってしまう。現在は、英国のプリンス、スウェーデンのプリンセス、そして日本のプリンセスも在住することになりそうだ。

もう一つの奇妙なことだが、船で米国とパリを瞬時に往復するご一同様だが、パリは内陸なので、すぐには到着しないはずなのだが。

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