見る人は見ている

2015-08-18 00:00:24 | 市民A
少し前に、東京駅八重洲口のビル看板は、手もみマッサージとか腰痛ベルト、サロンパスとかの腰痛関連が多いことを書いて、新幹線に坐ってくるので腰も痛くなるのだろう、と安易な一言で片付けたのだが、同じ事象でも色々な考え方があるのだろうと思うことがあった。

総資産3200億円の「さわかみファンド」の総帥である澤上篤氏が、雑誌「THE21 2015年9月号」で、こういうことを書かれいる。

数年前までは、駅前には必ずサウナが何軒もありましたが、今ではあまり見かけないと思いませんか。代わって増えているのが手もみマッサージの店。でも、これだって何年か先には別の施設やサービスになっているかもしれません。(中略)大事なのは、現在の状態を基準に考えないで、「十年後、観柔軟後はこんな世の中になっているのではないか」という想像力を働かせることなのです。


つまり、私は、腰痛持ち→マッサージまたはサロンパスと短絡思考で片付けてしまったのだが、そこに歴史の転換を感じなければならなかったわけだ。

そういえば、地方から早朝に東京駅へ寝台電車で着いたことがあるが、何しろ7時半とは早すぎるということで、「風呂でも浴びるか」と探したものの、あれほど八重洲口にあったはずのサウナが全滅していたわけだ。そのあたりで気付かなければならなかったのだろう。

といっても、十年後に手もみマーサージがどうなっているかを想像しなければならないのだが、なんとなく新橋駅前ビルの立て直しに伴い、無数のマーサージ業者が都内各駅前に移住することになっているのではないかと思わないでもない。手もみマッサージ関連株でも買えばいいのだろうか(どうしても短期投資の考え方になってしまう。タイプA人間)。

ロボットスーツ使用のマッサージ店とかできるのではないだろうか。もみの強さは5段階で選べますとか。


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