将棋教室再開でわかった意外なこと

2020-09-05 00:00:09 | しょうぎ
9月になって、市長の異常なる熱意で、市の関係の施設でのカルチャーとかスポーツ教室が再開になった。

将棋教室も2月までの1/4の人数で再開。一か所は体育会系中心のスクールだが、先に始まっていた体育系の先生たちの最大の不安は、「自分がうつされること」のようだ。

なにしろ、こどもにうつさないような話ばかりで、フェースシールドとかマウスシールドを勧められているのだが、あれはうつされないように自分をまもる効果は非常に少ない。息が楽と言うことは、呼吸の妨げにはならないということ。マスクとフェースシールドをしたら声が通らない。

しかも当市の感染状況の公表は、まったく具体性を伴わないので、結局は口コミ情報になる。どこの病院に何人入院しているとか、どこの学校で陽性者が出たとか、特に小中高での陽性にスクールの先生方は敏感だ。カルチャーの先生たちも、マスクかフェース(マウス)シールドのどちらかを使うことになっていたが、みんなビビっていてマスクにフェースシールドの二重装備で教えている。結局、大声を出さないといけない。

将棋の話だが、休会中の6か月間のことを聞いたところ、自宅でネットやゲームソフトやアプリで練習していた子が多かった。それと、父親に勝てるようになったという子ばかりだ。といっても、自分が強いのか、父親が弱いのか、父親がわざと負けたのかよくわからない。これが母親だと、絶対にわざと負けたりはしないようだ。

そして、意外だったのは、指で駒を正しく扱えない子が多いわけだ。特に駒を取る時の手順が悪く自分の駒を取るべき駒の上に重ねてから取るようなことになる。テレビドラマでタイトル戦で下手な役者が一本指タイプみたいな指し方をするのと同じだ。まあ、駒も盤もなくても将棋は強くなるということだろうか。詰将棋もそうだが。

そういえば藤井聡太二冠(現在)も、駒が成る時に時計回りで駒を回すという特技を使っているのだが、どうしてなのだろう。すごく難しい技だ。


さて、8月22日出題作の解答。






筋っぽいのは2二に銀を捨て、4四角成という展開だが、正解は、▲3一角成△同玉と捨て▲5一飛成から、3二にも飛を置き、上部に玉を追い出して、最後はソッポ銀という趣向。

動く将棋盤は、こちら(flash版)。

gif版。



今週の問題。



5手目に方針を決定する重要な手がある。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。