UMAMI BURGERの味は

2020-09-04 00:00:42 | あじ
LAで生まれた『UMAMI BURGER』。UMAMIは「うま味」のこと。通常のハンバーガーよりだいぶ大きい。体積で言うと2倍かな。見た目は本格的なハンバーグのように見える。

近年、日本に上陸して、都内と神奈川に集中出店しているようだ。行ったのは、南町田のグランベリーパークの中の店舗。町田と言えば、東京の先に川崎があって、その先に横浜があって、その先に東京(町田)があるという不思議なマチダ。

バーガーの話の前に、南町田グランベリーパークだが、コロナ禍の中、改装オープンしていたので、改装後、初めて行ったわけだ。以前は、小さなアウトレットモールという感じだったが、かなり本格的なモールに変貌していた。ただ、出店はほとんどが海外ブランド店でスポーツ用品でもミズノもないし、改装前にはあったアシックスも見当たらない。アシックスも好調だった時に、「オニヅカタイガー」という復古主義ブランドを立ち上げ、バラバラになってしまった。


それで、UMAMI BURGERに戻って、注文の列に並ぶ。列に並んでから食べ始めるまでは約30分かな。



メニューの写真とは違い、少ししんなりしている。店内の定員オーバーなので、店外のベンチを探すあいだに、紙ボックスの中で蒸されたようだ。たいした問題じゃない。



一応、最初なのでベーシックメニューとして、「UMAMI BURGER」を食べる。ビーフパテの他にトマトとチーズとシイタケ・オニオンなどがバンズに挟まれている。たしかに濃厚な味ではあるが・・・すべての食材の味が同じ方向に向いているという感じがあって、手作り感はないが量はたっぷりある。価格は1000円を少し上回るが、いまどき驚くほどのことはない。ついでにポテトを注文したが、多すぎる感じだ。もしかしたらUSAサイズなのだろうか。

なんとなく思うのだが、マックのように、代わり映えしないメニューでも何度も何度も来店するというようなことがあるのだろうかと、思った。

後日、味の秘密を調べると、「グルタミン酸」だそうだ。だから「UMAMI」という単純な話らしい。ケチャップにもチーズにもシイタケにもトマトにもオニオンにまでグルタミン酸が大量に含まれているそうだ。つまり、味の素の味だ。中国は、今や味の素の大量投与が当たり前だが、日本では「味の素大量投与」は過去の話になっていて、現在は素材の固有の味を活かすことをもって上としている。

もっとも、知人の中には偏食家もいて、揚物ばかり好んで食べていて、友達に敬遠されている感じだが、彼なら大好物なのではないかと思う。(しばらく循環器系の治療で入院していたけど)