人気blogランキングへ 今日は怒涛の3連発更新。
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ここでもう一度”3拍子”(条件:点火時期 多少遅め、500rpm)の映像を見てください。
同じ映像に”失火分”を音の合成で補ってみました。
3拍子には聞こえませんね。
このことからも、Rシリンダーが1回おきに失火して”3拍子”のリズムになることが分かります。
最初は500rpmを1倍速で再生し、途中から1/8倍速になり排気炎から失火状態を示します。
これも最初は650rpmを1倍速で再生し、途中から1/8倍速になり排気炎から失火状態を示します。ところどころ失火はなくなり、それとともに”3拍子”のリズムは崩れます。
これこれは更に回転を上げ、最初は800rpmを1倍速で再生し、途中から1/8倍速になります。このくらいの回転速度になると失火はなくなり”3拍子”のリズムは見られません。
今回の記事では”3拍子”のリズムはRシリンダーの1回おきの失火によるものを、反対の方向から検証し、後半では失火はごく低い回転速度において発生することを実験してみました。
*以上の検証実験はハーレーダビッドソンショベルヘッド74cu,in(1200cc)モデルを使って行いましたが、サンプルはこの一台でありますので、すべての状況に当てはまるとは言えませんからご了承ください。
*”3拍子”は誰が”命名?”それとも”発明”したのか分かりませんが、ハーレーダビッドソンの魅力をアップしたことに異議はありません。ところが地球温暖化が危惧され始めて、様々な環境問題が浮上して、日本ではバイクにも21世紀になってから排ガス規制が施行されました。
それだけではなく騒音問題は騒音規制の強化までをもたらし、とうとう政府認証マフラー制度まで始まると思います。
ところがハーレーダビッドソンの近年のモデルにおいて”3拍子”を実現するためには、触媒取り外しに始まり、空冷エンジンを排ガス規制に適合させるためのインジェクションマップの書き換え、あるいはコントロールユニットの交換まで必要になりますが、それらの行為が規制強化につながったとも言えます。
何回も言うようですけれど、空冷エンジンが生き残っているのは素晴しいことで、次世代エネルギーの実用が近くなった現在、ピストン(レシプロ)エンジンを行く末まで楽しめる環境を保つためには、これ以上規制が強まらないためにも、違法行為は慎むべきだと思わざるを得ない状況だと感じます。
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話しは変わるのですが、一つお聞きします。国産K社1300のエンジンをバラしているのですが、シリンダーが外れません!直6でブロックが長く、ベースガスケットが張り付いています。いくらプラハンでたたいても浮いてきません。何か良い方法はありませんでしょうか?水冷なのでブロックは「つるん」としており、フィンを損傷する心配は無いのですが、上向きに叩ける所が少なく困っています。
なかなか面白い記事3連発でした。
あとは、これがエンジンにもたらす影響(善悪両方)などについてレポートされるとうまくまとまるんじゃないかと一人期待しています。
前後同時に点火しているときがあるみたいですが、あれはミスファイアですか?
それとも前後とも同時に点火するシステムになっているのですかね。
頭が下がります。
質問ですが、圧縮の判定は寒冷時、セル圧縮ですよね?
花園でお話した環境問題をついにやんわりと書きましたね^^
益々絵簿とかショベル~古めのモデルが人気が出るのでしょうか?
今私が整備している車両の持ち主のbito君も実はツインカムからの
乗り換え組みなんですよ。^^
走りも対して変わらない・・と言っていましたね。巡航速度は劣るでしょうが、
ツインカムでも(ノーマルの話)キチンと整備されたショベルと通常域では
走りは見劣りしないと私も思いますね。
>Eureka No1 さん
シリンダースタッドはどういう方式でしょうか?
ケースからの貫通スタッドを上から長いボルトで止めている方式なら良い方法があります。
早速の反応、ありがとうございます。
シリンダブロックは、シリンダヘッドと共にクランクケースからの貫通スタッドボルト(その数なんと16本!)をナットで締めることで固定されます。現在は、シリンダヘッドは外れ、シリンダ上にスタッドボルトが16本突き出た状態(8本は短め、8本は長め)です。
上から長いボルトで止める方式では有りませんが、どのような方法があるのでしょう?
ブログ主を抜きにしての質問で申し訳有りませんが、何卒よろしくお願いいたします。
御大ピストンさんの意見は後でお伺うとして・・
短いスタッドはシリンダーより引っ込んでいるのならですが、良い方法があります。
その穴に少しばかり大きめのタップをねじ込んで行き(ネジヤマも当然切れてしまいますが)
引っ込んだスタッドボルトを利用して固着したシリンダーを少しずつ浮かすのです。
八本引っ込んでいるなら全体的に平均に浮かせて行きます。
kz1300は部品は思うように出るのでしょうか?
シリンダースタッドは錆び付いていて交換は必須ですね。
もしこの方法がつかえない場合はシリンダーを良く見てください。
z系なんかは叩くところがあります。
ないとするとCRCなんかを旨く染み込ませて気長に少しずつ叩くしかないのかなぁ・・。
”3拍子”のお引越しhttp://next.blog.ocn.ne.jp/piston/2008/02/blo_7f8e_4.htmlで触れたように2年前にHPで発表した内容の焼き直しです。
ハーレーはキャブが横を向いていますから、バックファイアは危険ですね。
低回転はスロットルバルブが閉まっていますから、流速が遅いので逆火が起きやすくなります。
Eureka No1さん、
KZ1300ですね。ワタシもむか~し乗ったことがありますよ。
プラハンよりも大き目のハンマーを使い、硬い木を当てて叩いたほうが効果があります。ダウエルピンが錆びついているのと、ガスケットが張り付いていますから、必ずしも上方向に叩かなくても、横方向でもコツコツと叩けば緩んできます。
楽しみに水をさすようですけれど、
http://www.enjoy-bike.jp/CONSIDERATION%20PAGE.htm
前述のように発表済みの焼き直しです。ココに結果はあります。
TCエンジンになって独立点火ですが、エボ以前は両方のプラグに同時に放電しているのですね。
big_boyさんこそ、bito号にはご苦労様です。
シリンダースタッドはタブン、ヘッドの分まで長いと思います。
6~8mmのボルト・ナットを使って押すタブが付いているのもありましたね。
そうですね・・^^;ピストンさんの言うとおりで。
何も無ければオーソドックスに堅木を丈夫な部位のマフラー取り付けの
エクゾーストポートに当てて根気良く叩くんですね。
しかし貫通スタッドはそのような状態だとスタッド自体がさび付いていて一回り太っています。
六気筒ゆえ、面積も広いから、それはそれは手強いでしょうね。
頑張ってください!^^
スタッドボルトは、16本全てシリンダからかなり出ているので、教えて頂いた方法は出来そうもありません。スタッドボルトの見えている部分はピカピカです。自分のは、比較的新しいZG1300(インジェクションモデル)ですが、それでもパーツの欠品は多いです。本来の愛機である同世代のS社の2ストの方がパーツは出るようです。
ピストン様
以前乗ってらっしゃったのですか?自分は水冷エンジンが好き(変わり者?)で、つるんとした長いシリンダーブロックに惚れて入手しましたが、その「つるん」がこんな形で仇になるとは・・・
皆さん、ありがとうございます。
アマチュアの強み「いくらでも時間がかけられる」で、こつこつ頑張ってみます。
プラハンの振り過ぎで、右手が筋肉痛ですが・・・