ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

排気洩れも・・・

2007年12月05日 | メンテナンス

人気blogランキングへ  今日はこれから伊香保で会議。

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TCエンジンになってからは、このヘリテイジソフィテルなどはリアタイヤを外すためには、アクスルシャフトの邪魔になるため、マフラーの後ろだけでも外さなくてはなりません。

矢印はクロスオーバーパイプ(連結管)と一体になった特異な構造のマフラーステー。

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マフラーを外す時はサクサクと簡単にいきますが、取り付けるときはチョット注意する必要があります。

矢印のガスケットは勿論新品に越したことはありませんけれど、ワタシの経験上は何回かの脱着に耐えます。

それには、これから紹介する方法をやってみてください。

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まず、マフラーを外すと必ずといってイイほど、ガスケットはマフラー側に残りますから、これを痛めないように外します。

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ガスケットをクロスオーバーパイプの連結部に取り付けて・・・・

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サイレンサーとエキパイが一体になったままヘッドにエキパイを差し込んでから、注意深くココを差し込みます。

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この固定ネジは視線をこれくらいにして取り付けたほうが、結局のところ早く作業が済むでしょう。

TCエンジンモデルがでたての頃の話ですが、当時居たアルバイト君にこの作業をやらせたところ、新品ガスケットを使って何回やってもガス洩れを起こしていたことを思い出します。

つまり、簡単な事でも正しい作業の方法をみつけないと、何もならないという例でした。

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見えないところの・・・・・

2007年12月02日 | メンテナンス

人気blogランキングへ  今日も晴れて、チョット暖かい。

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ヘリテイジソフィテルは標準で立派なバッグが付いていますが・・・

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分かりにくいかもしれませんが、リアタイヤの前部のインナーフェンダーを外したところです。

2003年モデルとそれほど古いわけでもないのに、結構錆びが出ていますね。

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アクスルシャフトの矢印の部分も、ベルトカバーも錆が出ています。

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メッキ部品に赤錆がでていたら、スチールウールとラスペネが定番です。

錆びていないメッキには、細かい磨き傷が付きますから使わないほうが良いでしょう。

アクスルシャフトは錆を取ってから、ベアリンググリスを塗っておけばよいでしょう。もちろんメーカー指定のアンチシーズ剤に越したことはありません。

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マメな方なら、時々サイドバッグを外して掃除するのが良いでしょうね。

この車両はそうしたメンテがなされてしませんでしたから、外した部品を付ける前に錆を取り・・・磨いて・・・・、かなりの時間が掛かりました。

錆びている部品を、そのまま付けるわけには行きません。

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メンテナンスに気をつけろ!

2007年11月11日 | メンテナンス

人気blogランキングへ 曇りのち晴れのち激しい雨のち晴れのち雨。 

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リジッドフリーは見送りになりましたが、このチョイノリは最初から後輪リジッドです。後輪が動かなければ軸間距離が変化しませんから、ドライブチェーンは通常のバイクより張っていても不都合はありません。

しかし、やけに弛んでいるように見えませんか?

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チョイノリは4ストエンジンですから、クランクケースにオイルフィラーがあります。

それにしてもオイルまみれです。

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異変がお分かりでしょうか?

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洗浄してフィラーキャップを外してみました。

割れてます。

どうもドライブスプロケットからチェーンが外れかかって、すぐ下の部分を押して割れてしまったようです。製造技術の向上で肉が薄くなっているのも災い?

オイル量が300ccとはエコなのですが、クランクケース交換には多大な費用が掛かりますから、車両価格から鑑みると廃棄になる公算が高いですね。

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走行距離はこの通り。しかしモッタイナイ。

たぶん初回点検も受けずにいた(弊社の販売ではない)ので、チェーンの調整を1回も行わなかったのでしょう。

ココでチョイノリユーザーに呼びかけても、届くことは期待できませんけれど「チェーンの調整をやってくださいな」と声を大にして・・・・言いたいです。

普通のスクーターはベルトドライブですから調整する必要がありませんので、チェーン調整が死語になりつつあるのでしょうか。

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Fフォークオイル交換

2007年10月15日 | メンテナンス

人気blogランキングへ 日没の時間が早まり、あっという間に暗くなる。

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フロントフォークのドレンスクリューを外すとオイルを抜くことができます。

画像は、固く締まっているためにソケットのドライバーを使って緩めるところです。

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’78年以降のフォークは密閉されているため、上端部のボルトを外さなければチョロチョロとしかオイルは出てこないはずです。

オイルの汚れ具合は必ずしも左右が同じではありませんが、エンジンオイルのようにカーボンによる汚れではないとすると、ずい分黒くなっています。

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トップボルトを外すと、下のドレンからは勢い良くオイルが出てきます。

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’78年以降のフォークには必ず使用されているはずのゴム製シール。変な形は使用済みのために変形しているからです。

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左側が使用済みで、右が新品のシールです。

密封式の油圧フォークではオイルの量を調整することにより空気室の容積を変化させ、反発力をセッティングする方法は広く知られるところですが、サービスマニュアルにはこの部品の交換は推奨もされていません。

ワタシは以前この小さい部品の存在をナメて、危うく大転倒する寸前(幸い立ち直りました)の経験をいたしました。2つが均等に不具合になることは考えられませんが、急ブレーキ時に片方が不具合を起こすとフォークの沈み量が異なってしまい、フロントホイールが傾いてしまったのです。

お気を付け下さい。

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ココにも給油

2007年10月07日 | メンテナンス

人気blogランキングへ 日本は秋晴れ、上海は台風?F1はまたウエットレースか。 

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手に持っているのはスピードメータードライブケーブル。

油っけはなく、このままでは直に切れてしまいます。しかし、この部品も死語になりつつありますね。

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ケーブルを使っているメーターは、ご覧のようにeクリップで固定してあります。ガソリンタンクが邪魔になり、この先の作業は困難ですから、このクリップを外してメーターを浮かします。

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左右2個のクリップを外せば、このようにメーターを浮かして作業が簡単になりますが、クリップを亡くさないように慎重にやらなければなりません。

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ケーブルをメーターに固定しているナットを外すと、そのまま下に落ちてしまい余計な仕事が増えますから、矢印のようにタイラップをナット下落防止に取り付けておくと良いでしょう。

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グリスを充分にすり込んでおけば、あと3万キロくらいはもちそうです。

アチコチが電子化されていない古きよき時代の車両は、こまめなメンテさえしていれば壊れず長持ちいたしますから、皆様大事にしてくださいな。

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フォークステムベアリング(2)

2007年10月05日 | メンテナンス

人気blogランキングへ 昨晩の雨が信じられない秋晴れ。 

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通常はベアリングは対で交換します。

アウターレースを抜き取るには、ご覧の構造では当て棒を使って叩き出す方法は使えません。SSTがない昔にはやったことがありますが、大変な苦労をした思いがあります。

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手に持ったSSTを使うと1分もあれば外れます。

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2分割のピースが赤矢印のようにレースの淵に引っ掛かります。画像左のように同サイズで2種類ありますが、青矢印緑矢印のように”アゴ”の幅が異なりますので、今回は”アゴ”の薄いほうを使用いたしました。

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組み立て終わったフォークステムはベアリングの調整が必要です。調整には矢印のステムボルトの締め具合によります。年式やモデルによっては上のベアリングのすぐ上に薄いナットがあり、その場合の調整にはナットの締め具合で調整します。

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サービスマニュアルによるソフィテルフレームのベアリング調整には画像のような準備をします。更にはクラッチやアクセルのワイヤーがステアリングの動きを僅かでも阻害するようであれば、それらを外すような指示もあります。

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車両を垂直に立つように、フロントタイヤが自由に動くまでジャッキアップします。

調整ボルトが緩ければ、ステアリングは自身の重さでストッパーに止まるまで動くはずです。

逆に締め具合が強ければベアリングは渋くなりますから、そのままの位置に止まり続けます。

画像のように貼ったシールテープに目盛りがしるしてありますが、画像の状態でフェンダーの左側(向かって)を軽く叩いてステアリングが動き出せば良い調整になります。

ボルトの僅かな締め具合で変化するのは、実際に行えば分かります。

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フォークステムベアリング

2007年10月04日 | メンテナンス

人気blogランキングへ 日が高いときは暑いぐらいの秋晴れ。 

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’91年のファットボーイは走行距離が約3万kmと少ないのですが、登録後16年も経っていますからメンテナンスはアチコチに至ります。

この際ですから、フォークステムのベアリンググリースアップとフォークオイル交換です。

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ベアリングのアウターレースにはローラーの跡が付いているので、要交換ということにになります。

パーツカタログによる確認では、’88年モデルまでは4速フレームのようなベアリングカップを用いていますが、’89年以降はアウターレースは画像のようにフレームに直接固定されます。

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この後の年式には万全とは言えないものの、フレームにグリースニップルが装備されていますから、分解しなくてもグリースアップが可能です。

ベアリングはアウターレースのみ交換というわけにいきませんから、ステム側も外さなければなりません。時折、掲示板などで外し方をお聞きになる方もいますが、SSTを使わないと結構な苦労があります。

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ワタシが使うのはHASCOという特殊工具の専門メーカーによるもので、あっけないほど簡単に外すことができます。

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ベアリングを固定する部分は画像のように3ピースになっています。

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コチラの部分が更に3ピース構造になって、矢印の段付がベアリングローラーに引っ掛かります。

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ハヤブサ

2007年05月05日 | メンテナンス

人気blogランキングへ  今日暑いが明日からはまた崩れるらしい。

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ここのところずっと、このハヤブサと格闘しています。

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ガソリンタンクをリフトアップしても巨大なエアクリーナーが存在し、イグニッションプラグにアクセスするのには外さなければなりません。

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エアクリーナーボックスを外すのは見た目より簡単で、1つの固定ボルトと、スロットルボディにジョイントしているクランプを緩めるのは外側だけで済む構造になっています。

あとはホース類とインジェクションシステムのセンサー類のコネクターを外すだけですね。

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今ではそう珍しくもありませんが、ハイテンションコードが見当たらずダイレクトイグニッションになっています。

今回強く感じたのはヒューエルインジェクションの利点で、このハヤブサは2年以上もエンジンを掛けなかったにも関わらず、バッテリーを交換しただけで1発始動ができたことです。

キャブレターは構造上ガソリンが大気開放してあるために、2年も放置してあるとガソリンの揮発成分はとんでいってしまいますから、いわゆるガソリンが腐った状態になり、キャブレターは完全にオーバーホールしなければエンジン始動が不可能です。

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ヘッドカバーはマグネシウム製です。

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約1万キロ走行で初めてのプラグ交換になります。

せっかくですのでイリジウムプラグに・・・。

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エアクリーナボックスの中を覗いてみると、ファンネル形状になっています。

市販車が安定して300km/h以上を出せる性能が確保されたのは、走行風圧を有効利用したことにあると思います。初期のインダクションシステムはエアインテークとダクトが装置されていても、完全にエアクリーナーボックスと接続されていなかったのを思い出します。

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2年以上も放置されていると思いもよらぬ事が起き、メーターガラスの内側に汚れが・・・。

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裏側のスクリューを外すとこのように分解することができ・・・・。

それにしても針は使っていますが電子部品ですね。

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スポーツスターオイル交換

2007年05月02日 | メンテナンス

人気blogランキングへ  予報より回復が早い?

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昨日は投稿ページを開くことができず、とうとう更新ができませんでした。こんなことは初めてで他のブログではたまにあるようですが、さすがにOCNと思っていましたけれど連休の谷間でよほど集中したのでしょうか。

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オイル交換にはまず古いオイルを抜きます。1994年モデル(ハッキリしませんが)から2003年まで、エンジン最後部下のホースをマフラーブラケット裏側の矢印の部分から、ホースクランプを緩めて外します。

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これはワタシだけの方法かもしれませんが、タンクに新しいオイルを入れてから(入れるときはホースは差し込む)、一旦ホースを再度抜き新しいオイルが出てくるのを確認してからホースを固定します。

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ホースはこのような配置になっていますが・・・

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別の角度から撮影すると、ホースがTピースを介して三又になっているのが分かります。

つまり、今回のようにホース内のエア抜きを行わないと、場合によってはエア噛みでエンジン始動をしても油圧が上がらないこともあるわけです。

この構造になる前はドレンのホースはバッテリートレーの下に差し込んでいて、オイルポンプへのフィードは別になっていました。実際に三又になってからオイル交換を行った際に、通常の手順でエア抜きなどやらないで済ませたらハイドロユニットから異音発生で、ポンプの手前のホースを外し苦労して(結構やりずらい)エア抜きを行った事があります。

以来ずっとこの手順が標準になっていますが、掲示板などでは問題になったことを見かけたこともありませんから、問題は起きないのかもしれませんが、敢えて手順を省いて試したいとは思いませんね。

サービスマニュアルにはこの事は触れていませんが、オイルフィルターの交換時には油圧が途切れないように、新しいオイルを満たすような注意はあります。

2004年モデルからは、以前のようにドレンホースが独立しているのは安心できますが、エア噛みを防ぐためか他の理由なのかはもちろん不明です。

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グリースアップ

2007年04月29日 | メンテナンス

人気blogランキングへ  昨日の強風はアチコチに被害をもたらしたのですね。

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ハッキリ憶えていませんが、恐らく1997年モデルあたりから矢印のグリースアップポイントがあります。

近年はクルマもバイクもメンテナンスフリーの方向にきており、他では中々みられないものです。

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使用するのは画像のグリースポンプと専用グリースです。

グリースポイントが設けられたモデルイヤーを推定した根拠は、グリースの部品番号です。

品番は99857-97で、日本での小売価格は1.510円。

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マニュアルでの指定は72ヶ月/48.000km毎となっています。

グリースアップは矢印が示すように、古いグリースがはみ出てくるまでポンプで供給します。

新車組み立て時には大した量が入っていないらしく、グリースカートリッジの半分くらい入ってしまいます。まあ2回目からは少量で済みますが。

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