最近、JR東の事故対応が変わった様な気がします。高崎線で人身事故なんかで「一部区間で上下とも運転見合わせ」となると側線や待避線の無い上野~新都心間で高崎線の電車が詰まると宇都宮線の電車も支障するんで高崎線電車だけ全区間運転見合わせになっていました。人身事故だとだいたい一時間くらい止められますから事故区間の先では上下とも電車が来ず復旧後の折返し電車が無くて車輌や乗務員のやり繰りが出来ない状態が続くことになっていました。
今年になってからだと思うんですが、事故区間手前で抑止されている電車の一部を折返し可能駅で打ち切りにし、反対方向へ折返し出発させる方法がとられようになったと思います。これで復旧後の回復がだいぶ早くなったんじゃないかと思います。当該列車に乗っていた人、特に座れていた方には気の毒ですが、全体の事を考えれば良い方法だと思います。昔なら車輌はともかく乗務員の運用が乱れるんでくみあいから反対されてとても実行できなかったと思います。30年経ちましたが民営化の成果が出たと思います。ちなみに、高崎線の大宮ー熊谷間では大半の駅が2面3線構造で上下共用の待避線である中線が両方方向に出発可能であるというのも大きな要素ですね。
【注意】今回の記事も列車番号や時刻は改正前のものです。
東海道や東北に比べると貨物の本数が格段に少ない高崎線ですが、冬場は石油輸送が活発化して8千台や休日ウヤの復活運転等で一番本数が多い時期です。
この日も寒かったです。最初は6:47に神保原で3097レ。コキ200が僅か3両、しかも載ってるのはたった一個だけ。こうやって見るとロクゴーはホントにコンパクトな車体やなと思います。なんかコンテナの方が大きく見える。
続いて6:53には大館からの2090レ。この列車、今改正ではほぼ同じ時刻ながら6千台に格下げされてしまいました。ドーワエクスプレスという名称が定着しつつあったんですが。
2090レは岡部で30分ほど停車し各停4本を先行させます。下って来た桃太郎は7:15に来た3095レの様です。
以前にも別記事の冒頭で紹介したホーム「改良」工事。検索すると色々深い洞察をしているサイトもありました。15両で高崎まで入ると車輌が足りなくなる?いえいえ10両×3列車と15両×2列車なら時間当たり輸送力は変わらず、おまけに乗務員の人件費が減らせてJR的には好都合・・・いやぁ鋭い読みをする方も居るモンです。
さて2090レが待避中に深谷に先行して再び撮ります。背景は浅間山なんですが見えるかな。
続いて8:04に同じアングルで8760レ。トリミングしましたがやっぱり見えんわ。この列車も岡部で20分以上停まって各停二本を先行させます。
新町に移動して8:31に2086レ。EH200はどの機もホントにキレイにされてますね。
2086レを後追いしてると8877レがもう来ていました。車中から沿線で構えてる方を何人か見ましたが理由が判明。
その後、当日の目的地である倉賀野に到着。ええ天気ぢゃ。
8:56に3090レが発車。時刻表では土日ウヤになってますがシーズンには運転されることがあるんで来た甲斐がありました。高崎方ホームにはマスタードイエローに塗られた65目当てと思われる方が数人いましたが、この列車は全く人気なし。
この日の目的は高崎操に初めて行くことにありました。天気が良かったこともプラス要因ですが素晴らしい場所です。左端にチラッと浅間山。
とにかく広い(と言うか長い)ので機関士さんも自転車で移動。
停車中の列車は彼の秋田操発2092レです。
機関車次位の活性白土用コンテナが良いアクセントです。右遠方に〒マークの付いた建物が見えます。地図を見るとこんなところに郵便局はありませんが、検索の結果5月開局予定の地域区分郵便局「群馬南郵便局」の様です。
車軸輸送用のコンテナが載っていました。東海道の1060レ等で良く見かけますが羽越・奥羽沿線で貨車の検修やる所はどこなんでしょう。
後半は同列車名物の化学系タンクコンテナがズラリ。またとないチャンスなんで写真撮りまくりです。
高崎方に進む途中で地面から機関車が出て来ました。上下本線の間に機関区への入出区線があるようです。9:50、この時は偶然でしたが今度機会があったら待ち構えて撮りたい。
ラスク会社の巨大建物横を66百単機が通過中。
10:06だったんで4057レを倉賀野まで牽いて来た機関車でしょう。下駄履きの白い建物が高操駅舎のようです。これは橋上駅ではないですね。
倉賀野駅に戻ると北関ロジのデーテンが入れ換え中。4057レの荷を持って帰るところか?
10:40に4074レの発車です。牽引はやはりさっき地面から出て来た5号機。メタノールのタンクコンテナに返空タキも併結した高崎線の名物列車ですね。
入れ替わりに10:44には65が出て来ました。手前の空コキを牽いていく様です。
隅田川行きですね。
一旦熊谷方に前進、転線して配8790レの組成完了。
この後は時間が空くので先ずは食料調達。コンビニが無かったんで旧中山道?沿いのスーパーでお握り購入。そして初めて倉賀野貨物駅に来ました。
いや入口付近をちょっとだけですが。陸のコキにタンクコンテナが載っています。信越線沿いにある信越化学の工場に運ばれるんじゃないかと想像しています。
この日は烏川の鉄橋にも初めて行って見ようと予定していたんですが、行って見ると鉄橋袂付近は事業所敷地で近づけませんでした。で、次の予定地がこの踏切。倉賀野駅から上り方二つ目の踏切で前から気になっていたんです。
ここで13:24に3093レ。本来土日ウヤですがシーズンに来た甲斐がありました。場所はイマイチですが・・・
駅の高崎方に移動。3093レを牽いて来た167号機が機関区に引き上げるところです。左のタキ編成はこの後8876レになるんでしょう。
上の写真を撮った場所です。明らかに以前は左の敷地に引き込み線が伸びていたんでしょうね。
駅を背にして撮ったところ。道がクランク状になっていて、昔はここに踏切があったんでしょう。
14:39に朝見た貫通扉特異塗装機が出区して来ました。
かなりの人が待ち構えています。小生は元々このJR貨物色が好きではありませんが、特にこの機は色が一段と淡く「どこがエエんじゃ」ってカンジですが。
機回しも終わって13:55には8876レの組成完了ですが、発車は14:39なんで暫し撮影会状態でした。
14:19に2071レ。倉賀野駅を通過する貨物は貴重です。ほんとは上りホーム端で撮りたかったんですが、この日のホームは撮り鉄がいっぱいいたんで断念。
金沢行きのこの列車は日産化学のタンクコンテが常連。
時間があるんで更に高崎方に進むと、また引き込み線の名残らしいのがありました。一見、引き上げ線の終端のように見えますが線路端は僅かに道路側に曲がっているようです。しかも道路がここでもS字状に曲がっていて線路が横切っていたと想像出来ます。
反対側の柵もいかにも敷地内に線路が引き込まれていた様な感じがします。残念ながら敷地内には跡形もありませんが。ウィキによると嘗て日本たばことキリンビールの引き込み線があったそうですからその何れかでしょう。
14:43に貨物駅からコキが引き出されて来ました。この後3096レとなる編成です。
3096レはさっきの踏切で撮ることにしました。前照灯も点いて今にも発車しそうですがまだ15分くらいあります。
ところで、この日お借りしたのは高崎市の二号車。けっして上等ではありませんが何と無料です。おかげで操車場や鉄橋の方まで行けたんです、ありがとうございました。
時刻表では15:29発。機関車右側は倉賀野駅の引き上げ線です。今は使われてないようですが、昔はさっきの引き込み線に出入りする貨車で賑わっていたんでしょうね。
ここは上り列車なら使えそうです。この日はこれにて終了です。
最新の画像[もっと見る]