夏に初訪した時、紅葉になったらDE-10の牽くトロッコ列車撮りに来ようと考えていました。
紅葉情報をチェックしていましたが急に寒くなったと思ったらいきなり「見頃」の表示、慌てて出掛けて来ました。
夏に行った時から下りは沢入、上りは神戸で撮ろうと決めていたので先ずはお気に入りの足尾駅へ。
鄙びた山間の駅、のはずが団体さんが下車。実はこの日桐生からずっと混んでいて更に途中駅でバスから乗り換えてくる大手エージェント主催旅行の団体で超満員。
それでも団体さんがバスに乗って行ってしまうと静寂が戻ってテツだけが残ります。
夏の深緑も良かったんですが紅葉はそれ以上に似合います。
夏と同じくこの日も保存会?の方が車両の手入れをされていました。
夏はカバーが掛かっていた移動機にはエンジンに火が入っていて数メートル動かしていました。
この手の車両(正確には移動機は「機械」扱いか?)には詳しくありませんが協三の10t機のようです。
このD805は、やまてつ様の「鉄道保存車両のページ」によると安積永盛駅の太平洋セメントに居たそうです。国鉄の貨物が元気だった頃、扱い量の多い駅でよく見かけました。
以前に紹介済みですが佐古駅に居た移動機。よく似ていますがこちらはニチユ製です。協三とはキャブの屋根の傾きで識別出来ます。
綺麗に化粧直しされたロッド機。前述のやまてつ様のHPによるとこちらは矢板駅に居た15t機だそうです。
編集中にやまてつ様から引用の承諾と同時に下記のような詳細を頂戴しました、ありがとうゴザイマス。
・古河鉱業 協三工業製DL 《動態》
車歴…不明
・古河鉱業 日輸製DL 《動態》
車歴…1970年7月製造
・矢板駅 貨物移動機 《動態》
車歴: 1964年製造 日立製作所
・太平洋セメント・安積永盛サービスステーション D805
車歴…1970年製造 協三工業
大好きなこの駅の側線群も秋の風情。
仕切り板は裏から見ると古い時刻表でした。
良いですねぇ。昔、TMSでローカル線駅の製作記事にこういうのが載っていてバルサの薄板で朽ちた枕木を表現していました。いつか作ってみたいです。
先の方に見えるポイント小屋も何とも言えない趣があります。
保線関係の小屋でしょうか、必須アイテムですね。エコーモデルでこういうの出ていました。
トロッコ列車にあわせて沢入駅に移動。このアングルで待ち構えます。
来ました。。。
ちょっと押し遅れですが、今では貴重なDE-10が牽く季節臨ではありますが旅客列車です。
折返しの上りは神戸で撮る予定ですが時間があるので花輪駅至近の旧・花輪小学校に寄りました。
映画のセットではありません。
校長室は入り口脇が定番です。
小生、小学校は木造校舎だったのでこういう「渡り廊下」も無茶苦茶懐かしいです。
神戸駅は趣のある駅が多いこの沿線でもひときわ人気のある駅で、ここでも団体さんがホームを埋め尽くします。
眺めの良い区間だけ列車に乗って再びバスで移動というツアーが多いようです。
神戸駅の桐生方。ここで下りを狙うのも良さそうです。
が、今回はこの足尾方のアングルで上りトロッコ列車を待ちます。
トロッコ列車に乗るのでしょうか、また別な団体がバスで到着。
汽笛カバーに旋回窓、窓上はツララ切りでしょうか、酷寒地仕様。
進入時の順光側では曇っていたのに逆光側では陽が差す・・・DE-10はこういう2エンド側を先頭にした状態が好みです。
普段は無人駅ですが今日は臨時に駅員が配置されています。
来年の新緑の頃に今度はこの駅で下りを撮ることにします。