徳島鉄道風景(新)

昔の徳島の蒸機が尽きて関東中心にしてましたが
戻って来たんで、これからは徳島起点でやってきます。

42年前の4月29日

2010-04-25 23:11:48 | 蒸機時代の徳島で撮ったん

天候不順が続いとんなぁ~「寒いのは今週まで、来週からは暖かくなるでしょう・・・」という予報に何遍か騙されたゎ。

最近どこにも出かけてないのでネタ切れ、困った時の昔の写真です。

今度の週末からいよいよ黄金週間が始まりますね。ひたちなか・関鉄・小湊で旧型気動車や上越線・中央線で115系を撮りに行こうと考えています。但し天気が良ければで、かつ家の雑用の合間を縫ってになるんでどんだけ撮れるやら・・・

昔、4月29日は「天皇誕生日」という休日でした。その42年前の天皇誕生日に撮った写真です。

S19680429_04

一枚目は徳島発17:21の牟岐行き521レが市役所前を過ぎて新町川鉄橋に駆け上がって来るところです。

この列車の牟岐着は20:33。現在ほぼ同じスジの573Dは17:26発で牟岐着は19:17、一時間以上短縮されています。

牽引機は68692。遠景でピンボケなのに何で機号まで分かるかというとこの後もう少し近づけた写真があるからです。

ただ寺島川埋立の様子が写ってるのでこっちにしました。

ハエたたき、と呼ばれた通信線の電柱もまだ現役です。

ハチロクが通過してる左手の建物は自治会館(=現・千秋閣)、その後方に市役所隣にあった東消防署の火の見櫓の先端が見えます。

右手、文化センター手前の建物は移転前の東警察署ですね。小生が上京した後、この写真手前の場所に移転してくるとは当時知る由もありませんでした。

S19680429_08

一枚目と撮影順が逆ですが小松島から徳島に向かう521レの回送です。

場所は園瀬川鉄橋を渡り終えて二軒屋に向かう所。左手の建物は園瀬川の土手から二軒屋方を撮るとよく写り込んだ島本製作所です。

徳島に着くと機廻しするのでこの回送は逆行運転です。ハチロクのように密閉キャブではない機関車は逆行運転すると冬場は寒くて大変だったそうです。

S19680429_10

こちらは徳島から池田行き423レとなる列車の回送が勝浦川の鉄橋を渡っているとこです。

正向しているハチロクが本務機で逆行のC58は徳島に出区する回送でこの列車によくくっついていました。

C58は徳島-小松島間では必ずこの向きだったので小松島の転車台に乗れなかったのでは、と思っています。

423レもいつの間にかC58牽引に替わります。521レもそのうちC58になるんだろうなぁ、と思っていたら逆にC58牽引列車が先にDE化され521レはハチロクのままで徳島最後の蒸機牽引客車列車となりました。

S19680429_06

黄色のフィルターでもかけて撮ったのかというような写真ですがスキャン時の調整が悪かったようです。そうでなくても警報機かカーブミラーの支柱が写り込んだ酷い写真ですが写っているのがC11の139号機なので載せてみました。

C11はずいぶん撮りましたが139号機はほとんどありません。この機は形式入りの立派なナンバープレートを着けています。

毎度引用しているRM付録、沖田祐作氏による「機関車表」によると、C11-137~140は戦前の’38年3月に汽車大阪で製造され広島区に配置された後、戦後の’55年8月に揃って徳島機関区(当時)に異動してきたようです。ここまで4両一緒でしたが138号機は’61年1月付けで廃車。

よって小生は138号機は一枚も撮っていません。140号機は’68年2月に小松島で廃車、この機の写真も無いかもしれません。

この139号機も’68年7月廃車となっています。7月というのは書類上の日付で実際にはもっと前に休車になっていたと思われるので、この写真は最後の活躍ではないかと思います。

入れ替わりに31号機や320号機が小松島に転入してきたこと、137号機が徳島蒸機終焉の’70年3月まで牟岐線・鳴門線の貨物牽引に活躍し続けてたことを考えると138~140号機はあまり調子が良い機関車ではなかったのでしょうか・・・

S19680430_11

で、139号機をもう一枚。但しこちらは4月30日の撮影です。場所は寺島川埋め立て地から、後ろは一枚目の写真にも写ってる自治会館(=千秋閣)と東消防署の火の見櫓です。

S20100425_015

おまけ、本日ウォーキング中に撮りました。

満天星躑躅

(ドウダンツツジ)です、たぶん。「満天星」だけでもドウダンツツジと読むそうですが、

この満点星という字が気に入っています。由来はわかりませんが・・・

今年は寒いので桜もまだ少し残っていて蒲公英、菜の花にツツジが一緒に咲いて北国の初夏のようです。

寒くてもちゃんと新緑が始まっています。いよいよ小生の大好きな季節です。

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宇高航路で徳島帰省

2010-04-18 21:45:35 | 乗り鉄と帰省の道中

きのうも出勤やったんやけど、何え~この寒さは。いかれとんとちゃうんでぇ・・・と愚痴りたくなる異常気象。

どうにか繁忙期を乗り越えたと思ったらブービートラップがいくつかあるし疲れました。

いつまで経っても春にならないし、新しいカメラ買ったのに全然撮りに行けんし・・・

宇高航路のフェリーが二社とも撤退、というニュースが流れ(その後暫し存続になりましたが)これはいかんとうことでお彼岸の墓参に託け帰省しました。数日前に届いたFINEPIX-S2500での初撮影となりました。

岡山まで新幹線に乗るんもえっとぶり、瀬戸大橋線はともかく茶屋町からの宇野線に乗るんは何年ぶりかいなぁ。

この前乗ったんは家族で寝台特急瀬戸号に乗って宇高連絡船経由で帰省した時やけんもう20年以上前でえなぁ。

ウチの子供達には最初で最後の連絡船でした。

その宇野線で懐かしの宇野駅に到着。

S2010_03190003

かろうじて面影は残っていますが昔は15両対応のホームでした。

小生の記憶では左側に本屋に続く1面1線があって連絡船桟橋に続いていたと思います。

S2010_03190005

同じ場所から反対側を見たところ。改札口の向こうに海が見えています。

S2010_03190007

駅舎外観。この新駅舎は初めて見ました。

S2010_03190011

振り返って海の方、フェリーが頻繁に行き交います。

出港時間が近い四国フェリーに乗ります。

S2010_03190014

船内客席。クルマ無しの乗客は極僅か、カメラ持った記念乗船らしき方も二三人いました。

S2010_03190070

船尾方には入浴設備も完備。

S2010_03190021

一層上の展望デッキには四国フェリーの赤いファンネル。これはダミーの煙突で本物の煙突は船尾にあります。

写真ではわかりませんが風が強くて寒く長くはいられません。

S2010_03190020

後進をかけて出航。トラックは結構乗ってました。

S2010_03190028

直島からのフェリー「なおしま」が本船の出航を待っています。

Ss2010_03190030

「なおしま」を避けS字のウェーキを引いて高松に向け出港。

S2010_03190039

出港すると直ぐに右手に三井玉野が見えてきます。そういえば鉄道駅は宇野ですが行政上は玉野市。

S2010_03190040

左のフネは潜水艦救難艦のようですが右の建造中は護衛艦でしょうか。

S2010_03190042

噂でここにいると聞いていたテクノスーパーライナー。運行コストがバカ高いらしく今の時代に合わないのはわかりますが、なんかもったいないなぁ。

S2010_03190050

たぶん直島です。昔はもっと禿げていましたが精錬所が無くなってだいぶ回復したようです。

S2010_03190047

直島まで来ると早遠くに高松市街が望めます。新カメラの18倍ズーム使用。

S2010_03190052

直島に向かってると思われる小型貨物船隊。精錬技術を応用して金属回収・リサイクルをやってるそうですがそれを運び込んでるのでしょうか。

Ss2010_03190067

家内がおむすび島と呼んだ大槌島です。右手遠方は南・北の備讃瀬戸大橋、左手は番ノ州の工業地帯。

この島の中央が岡山・香川の県境です。

S2010_03190073

大槌島を過ぎれば高松はもうすぐ。

S2010_03190053

上りフェリーが続航しています。前が四国フェリーで後ろが国道フェリー。それほど需要があるんなら良いんですが共同運行で等間隔化しないと共倒れしないかと心配です。

遠方、ペチャパイの乳首のような山は八栗山だと思います。

S2010_03190076

鬼ヶ島がお出迎え、島名の看板が見えますか。春らしく芽吹きの様子。

S2010_03190084

高松港に到着、後ろは玉藻城址の公園。

連絡船時代もそうでしたが一時間の航路は備讃瀬戸の風光を愉しむのに丁度良い時間です。

せっかくなので乗り継ぎ割引になる特急を利用しました。

久々にN2000系の豪快な走りを堪能。

とはいえ高徳線でさえ特急停車駅に無人駅が増えたのが寂しい。

ついでに定員1名の喫煙室を利用してみました。わずか一時間の距離でも喫煙室を用意する営業努力に敬服。健康増進法を逆手にとって手抜きしてるJR東にも見習って欲しい。

S2010_03190088

駅から実家に歩く途中、FINEPIX-S2500の最大ズームで試し撮り。

S2010_03190089

裁判所の桜も咲き出してました。

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その後の東北縦貫線工事

2010-04-11 22:02:42 | 鉄道施設

先に掲載した記事は去年の12月、写真を撮ったのは11月下旬でした。

あれから4ヶ月、毎日直ぐ横を通勤で通っているんですがあまりに近すぎて上の方はよく見えません。

あらためて見てみるとずいぶん進捗してる様なので報告を。

まずはおさらいと言うことでJR東の公式リリースを。

http://www.jreast.co.jp/press/2001_2/20020310/

ずいぶん昔の記事で当初予定通りなら去年には供用開始になっています。

今回は2013年予定なので4年遅れです。

で、再度出されたリリースがこちら

http://www.jreast.co.jp/press/2007_2/20080318.pdf

S20100403_001

前回の記事ではまだ電車が留置されてた秋葉原駅ホーム横も旧秋葉原貨物駅跡に整備された電留線に任を譲ってレールが剥がされています。

S20100403_000

旧電留線の先端部分でも工事が進んでいます。右側は京浜東北南行です。

S20100403_003

神田駅東京方ホームより。橋脚がずいぶん立ち上がって来ました。

S20100403_005

ちょっとアップで。前の記事でも紹介しましたが、新幹線高架を作った時に既にこの東北縦貫線工事を予定して橋脚は継ぎ足し出来るようになっていましたが、まさにそこに継ぎ足されています。

S20100403_008

隣のホームに移ってちょっと横から。先の方に青緑色の巨大な構造物が見えます。

S20100403_009

さらにアップにしたところ。あれはたぶん↓

http://www.jreast.co.jp/press/2001_2/20020310/pdf/20020310_3.pdf

にある橋桁を送り出すトラベラークレーンの架台部分だと思います。

これで新幹線を止めずに工事が出来るんでしょうか。

S20100403_015

ホームの反対側から秋葉原方を望んだところ。

分かりにくい、というかほとんど見えませんがこっちも工事は進んでいます。この辺のところは電車の窓からはよく見えるんですが。

S20100403_019

場所を移して東京駅のホームから神田方を望んで見ました。

これもよくわかりませんが、かろうじて例のクレーンの架台だけは確認出来ます。

次はまた数ヶ月後に報告シマス。

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大宮操駅の桜

2010-04-11 21:19:38 | まち歩き

先週あたりは鉄道系ブログでも桜の写真が溢れています。

春は桜、なんでしょうが小生は桜があまり好きではないんです。

それでもこの季節、春の象徴として否定は出来ません。

中でも高崎沿線に越して以来気になっていたのがタイトルの大宮操駅の桜です。

S20100403_022

分かりにくいかとは思いますが、写真左側にある桜の木です。

鉄道用地の中央にあるので近づくことが出来ませんが右手を走る高崎・宇都宮線電車からはよく見えます。

通勤時に20年以上、この桜に春を感じてきました。花が終わった後、葉が茂っても立派な一本木です。

S20100403_025

上の写真はここから撮りました。

さいたまスーパーアリーナに渡る歩行者専用の跨線橋です。

角度を変えてもう一枚。

S20100403_026

中央の鉄塔は昔、24時間操業だった操車場を照らしていたであろう照明灯です。

更にもう一枚。

S20100403_029

写真奥、新幹線の高架が吸い込まれてるのが大宮駅。

中央、緑の屋根の建物が大宮操駅本屋で、手前の電車は東北貨物線を行く湘南新宿ライン下りです。

なんとか近づこうとグルッと一回り。

S20100403_034

ここが大宮操駅入り口で

ここより先は立ち入り禁止。桜の時期ぐらい公開してくれないのか。

S20100403_036

もう90度移動して京浜東北線の線路越しに見たところ。

結局これしか撮れませんでした。

来年は車窓から狙おう。

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関鉄、元キハ30と筑波山

2010-04-04 21:22:16 | 関東近郊、JR特定線区外と私鉄

今年は空が澄んでる冬の間に赤城山をバックに115系湘南色、筑波山をバックに関鉄の元キハ30、

あるいは八ヶ岳をバックにスカ色115系、等を撮ろうと考えていました。

実際には思うように行かず今回の関東鉄道も3月中旬、天気は良いんですがちょっと霞んでいます。

関東鉄道には元国鉄キハ30・キハ35が在籍しておりワンマン改造された元キハ30の運用が同社HPに紹介されています。

それによると水海道-下館間で一日一往復。

これを撮るべくアキバからTXで守谷乗換、これも関鉄HPオススメの撮影地と紹介されていた三妻-南石下に向かいました。

ところが

始発でなくてもゆっくり間に合うという気の緩みで撮るはずだった列車に水海道から乗るハメになってしまいました。

S20100314_004

色が好きになれないタラコだ、前照灯が2灯化されてる、なんて文句を言ってはいけません。外板にべこべこ感はありますがキレイに化粧されて側面にはサボまで掲出されています。

混んでいたので撮れませんでしたが天井の扇風機にはちゃんと「JNR]のエンブレムが残っていました。大事にされている車両です。

S20100314_008

三妻駅を出て下館に向かうところ。

S20100314_016

ここが撮影場所です。今回はFINEPIX-S2500購入前なのでPowerShot-A610で35ミリ相当の広角でもこの広さが出せます。

写真には見えていませんが、隣には麦の植わった一角もあり揚げヒバリが盛んに鳴いていました。

関東平野らしい風景ではないでしょうか。田植えのや刈り入れの時期にまた来てみたいです。

S20100314_018

ほとんどの列車はこういった新型気動車なんですが

S20100314_011

まったく予期せずもう一両のキハ30型(102号車)が来ました。こちらは昔の常総筑波鉄道の塗色を再現してるそうです。

S20100314_023

こちらは運行が公開されている101号車。筑波山を入れるのに拘りすぎてちょっと引きすぎですね。

関東にはここの他にひたちなか海浜鉄道や小湊鉄道、JR久留里線など旧型気動車をのどかな風景の中で日常的に運用されている鉄道があります。

この日もここまで来たからにはひたちなか海浜鉄道にも寄ろうかと計画しましたが残念ながら旧型気動車が運転されない日だったのでここで引き上げです。

つぎは田植え時期にそれぞれ廻ってみようと考えています。一面に水が張られた田んぼの中をいく懐かしい気動車、今から楽しみです。

コメント (2)
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