もうすぐ帰省です、わくわくしますねぇ。今年も未乗区間を寄り道して帰ろうと思案中です。こういう時が一番楽しいです。全くの空想ではなく近く必ず実行される計画を練るというのが良いです、全くの空想では気合いが入りませんからね。
週間予報を見ると台風が過ぎた後、快晴ではなく曇りがち。もう決めてるんで雨が降っても帰りますが、やっぱり徳島はスカッと晴れた青空が見たいですね。
先日、下館に行く途中眼にした川島駅の引き込み線跡。この区間はもう3往復ぐらいしていますが今回初めて気付きました。
関鉄の元キハ30を撮った後、夕方の真岡鐵道DE10の回送列車までだいぶ時間があるので寄ってみました。写真奥が小山方、右手の引き込み線跡があります。
電化された引き込み線だったようで架線柱が残っているので気付きましたが、そうでなければ車内からは分からなかったと思います。
何やら工場らしき建物が見えたので先ず下館方に行ってみます。
ヒタチ・ケミカルと読めますね。ヒタチは日立か常陸かは不明です。
傍の踏切にはこんな看板が、、、
先の方はほんとうに通り抜け出来ないのか。左手はコンクリートパイルの置き場でケミカルとは関係なさそうです。
渡って行くと3本くらいの側線が草に隠れています。
渡りきって振り返ったところ。夏の夜なんて絶対来たくない場所ですね。通り抜け出来るかどうか確かめもせず駅前に戻り今度は小山方に行きます。
遠くにセメントサイロが見えました。引き込み線はあそこに繋がっているに違いないと勝手に結論づけます。
水戸線の踏切を渡って反対側に出ると、駅から分岐した引き込み線の踏切跡があります。
鉄道沿線によく見られる蔓系の繁殖力が強そうな植物に覆われています。このごっつい植物はなんというのでしょうか。昔はせいぜいセイタカアワダチかススキでこんなの無かったです。
道路の反対側には日本コンクリートの工場があります。
奥の方に架線が見えます。引き込み線の架線が残っているようで、ここだけ見ると現役のようです。
更に先に進みましたが、この会社の立派な社屋はありましたが引き込み線跡には行けそうもないんで引き返しましました。
帰ってからネットで調べると既に多くの方が記事にされており詳細はそちらをご覧頂くとして、かつて秩父鉄道からセメント専用列車が来ていたそうです。
ここで国土地理院HPより
http://archive.gsi.go.jp/airphoto/ViewPhotoServlet?workname=CKT804&courseno=C7&photono=7
1980年の写真です、200dpiで見ると川島駅から分岐した線路が左手の川(鬼怒川です)に沿って北に延びています。線路沿いに積まれているのはコンクリートパイルではないかと思います。この当時は建設ラッシュでビルの基礎工事に大量に使われていたと思います。
それとは別に河川敷の方に伸びる線路跡のようなものが見え、その先にはヤードの跡(あるいは造成中か)ではないかと思われる部分があると思いませんか・・・
他の年の写真も見てみましたが確認出来ませんでした。
駅に戻ってきました。右手の駐車場は昔側線が並んでいたんでしょう。
上の写真と反対側、下館方を望んでいます。左手にコンクリートパイルが積まれていますが、ここも日本コンクリートの用地でしょうか。
コンクリートパイル積載用貨車というとシキ900というのが「国鉄客車・貨車ガイドブック」(2代目)に載っています。ウィキで見ると1輌しか作られなかった様ですが、もし量産されていれば全長21m以上の貨車にパイルを満載してここの側線に並んでいたかもしれません。
実際にパイルが鉄道輸送されたかどうかは分かりませんが、あったとしたら2輌跨ぎするしかなかったと思います。
ホームで久々に琺瑯の表示板発見。
駅名表示はすっかり新しいJR仕様に変わっていますが、この手の表示板は未だあるんですね。
この後、下館に戻ってDE10牽引の客車列車を撮ったのです。