今夏の18切符も最終回、天気が持ち直したんで日本海沿いで撮り鉄に出掛けました。いや、予定していた貨物が来なかったんでほとんど乗り鉄でしたが。
今夜のメニュー。先日徳島から送られて来たチリメンコにオネバを混ぜてスダチを掛けたもんです。全部徳島産、これでどんぶり飯が喰えます。チリメンコがキレイになりましたね、昔は蛸の子供やシャコみたいなんも混じっていて楽しかったんですが「不純物」としていちいち取り除いてるそうですね。
ダラダラ続けてる北海道乗り鉄も今回で終われます。
名寄も時間が来るまで改札が始まりません。ここから先はしばらく各停が途切れるんで稚内まで特急利用です。明日、逆に名寄りまで各停で上りここから特急で旭川に出る予定です。
音威子府、塩狩峠越えに補機が付いた駅ですね。
撮り鉄の方が居ました。宗谷本線260㎞約5時間を往復するのは勿体ないので空路稚内に入る案も検討しましたが、飛行機代がバカ高く断念しました。
海が見てきました。間違いなくオホーツク海です。何も見えませんが・・・
夕方5時半過ぎ、稚内に到着。樺太航路が出ていた桟橋に延びていた線路がモニュメントとして残されています。
駅の方を振り返るとこんな感じです。駅舎は超近代的です。
時間が遅いので宗谷岬は諦め、夕陽が美しいというノシャップ岬に来ました。
ノシャップ岬のバス回転場。背後は自衛隊のレーダーサイトだと思います。
「本日の日の入りは7時27分」と出ています。この写真で18時18分、夕陽は見えそうもないわ。
同じバスで乗り鉄風のオヤジ3人がやって来ました。
まあ穏やかな海よりは雰囲気は出ますが・・・片平なぎささんが「犯人はあなたよっ!」と言いたくなるに違いない雰囲気。
夕陽どころか小雨混じりの強風。寒いし乗ってきたバスの折返しで早々に引き上げました。
季節も時間もハズレだったんでしょうか。やっていたとしてもこの食堂は小生の嫌いなもんばっかりで入らなかったでしょう。
バス停に戻る途中で野良鹿に遭遇。駅近くの住宅街ではキタキツネも見かけました。
泊まったホテルの近くはコンビニが無いので駅のセイコーマートでお買い物。ちゃんとスイカも使えます。
翌朝は一番列車でどこも店は開いてないのでパンも買い込んで置いたんですが、アホなことにホテルの冷蔵庫に置き忘れて来ました。前夜に写真が記録として残りました。
翌朝は風雨ともに強し。昨日行けなかった稚泊航路桟橋跡に行くのは諦めました。
一番列車は5時20分、5時前に駅に着いたら未だホームには入れず。
5時を過ぎないと入れない様です。
ホームの線路終端から表の稚泊航路記念館まで線路の跡が残されています。横川駅と碓氷鉄道文化村の間や大宮鉄道博物館にも似たような線路がありますが、どちらも使用可能なのがこことは違いますね。
やっとホームに入れましたが土砂降りですよ。
発車直前になって南稚内から車輌が回送されて来ました。
40+54ですが54の方は締切扱いです。
各ボックスに一人くらいの程よい乗車率。
発車して直ぐに市街地が途切れると後は延々と続くクマザサが生い茂った丘陵地帯。
そんなクマザサ平原の中、防風林(防雪林?)と通信線の電柱はずっと線路に寄り添っています。よく敷設したモンだと感心します。維持保守も大変だと思います。やはり鉄道路線はそこそこの需要がないと維持コストが見合いませんね。
この駅の名前はC55が牽く急行「利尻」の写真でよく見たので覚えています。
昨日、根室本線でも見ましたがヨ利用駅舎も更新されながら健在です。ここは一角に汲み取り式のようですが便所を設けてありますね。
バシバシと枝が窓ガラスを叩きます。まあ、こんなのは四国各線では当たり前ですが・・・
ここもつい最近、隣駅が消滅したようです。
駅ごとにジャージ姿の学生や通勤と思われる方がチラホラ乗ってきます。
これも北海道の国道沿いでちょくちょく見かけました。雪除けか風除けでしょうね。
あれっマニ60だろ。
貨物駅の様に見えますがORSでしょう。
これも昨日からよく見かけます。刈り取った牧草を丸めて置いてあるんだと思います。
音威子府。北海道らしい駅名にも惹かれますが構内も寂れて良いカンジです。降りて見たい駅です。
素敵な駅が多くて、その全部を降りて廻っていたらどれくらい日数掛かるかわかりません。
ここの跨線橋もシブイ。
かつては広いヤードがあったんでしょう。
駅名も北海道らしいですが、木製電柱に取り付けられた琺瑯引きの駅名標もたまりません。
毛織物。そう言えば昨日ヒツジの町がありました。
約3時間半掛かって名寄着。
今日はここから特急です。
再び近代的な旭川駅に。この後は富良野線に初乗します。
初めて乗るタイプの気動車。混んでいて車内は撮れませんでした。アジア系外国人も多数。
富良野線は両端駅と臨時のラベンダー畑駅を含め18駅ありますが、この駅前後4駅は「西」が付く駅名が連続しています。他に西中駅もあるんです。東側に開拓時の街道でも平行してるんでしょうか。
ん、農業用の車輌には見えませんが何故あんなとこに。
美瑛駅に到着。観光地なんで小綺麗にまとめられています。
洋館風の立派な駅舎です。
内外とも古いのか、それとも昔風に造られたのか不明。
子供の頃、時刻表の地図よく見ていて、北海道の駅は変わった名前が多いので結構記憶に残っています。
これは中富良野駅の農業倉庫。倉庫前まで引き込み線があったはずです。くどいですが、降りて見てみたい。
富良野に到着。
臨時特急に使用された車輌が休憩中。遠目には何か書き殴ったカンジがします。
ここからはまた根室本線で滝川に抜けます。トロッコ列車も運転されていたんで乗りたかったですが、飛行機の時間との兼ね合いで断念しました。
ここは芦別駅。前日と同じ区間を通っています。
「星の降る里」とあります。昔、雲と間違えるくらい良く見えた天の川が懐かしく、空気が澄んでるであろうお盆期間中の会社帰りに秩父鉄道の先の方まで寄り道して見てみようかと考えていましたが、期間中一度も晴れませんでした・・・
滝川でライラックを待って居ると通過列車の案内放送が。今度来るときは撮り鉄したい。
帰りは久々の穴、それに徳島線には決して入らない大型機。客室乗務員も格好ええわ。
長かった北海道乗り鉄記も今回でやっと終了です。