徳島鉄道風景(新)

昔の徳島の蒸機が尽きて関東中心にしてましたが
戻って来たんで、これからは徳島起点でやってきます。

おやじ向けだった「てっぱく」

2010-02-28 22:52:55 | 鉄道施設

今日は「ひたちなか海浜鉄道」に行く予定だったんです。

日中運行される2両とも旧型気動車で

且つそのうち1両は先頃急行色に塗り替えられた車両で運転されることが同社HPに公開されていました。

残念ながら午前中雨、日曜は早く帰りたいので現地を15時くらいに出ないといけない、

おまけにチリ地震津波の影響で運転見合わせの線区もあるようだし・・・

ということで次の機会にしました。

さて、2006年5月開業というのでまもなく4年になろうという鉄道博物館に

先日初めて行ってきました。

開業当初はその人気が随分報道されていたので1年位して落ち着いたら行ってみよう

なんて思っていましたがいっこうに衰えず。

土日は横を走る高崎線車内からも混んでる様子を時たま見かけていました。

行くんなら平日が良いだろうなと考えていましたが

昨年末出勤したので正月休暇が余っていてその消化を兼ね思い立って行ってきました。

昼食を家で摂ってから出発。

入場料が千円と聞いていたので朝からたっぷり楽しもうというのは予定だけ。

結果的には幼稚園の遠足なんかは昼過ぎまでが多いらしいので

昼過ぎから閉館までの方が空いていて良かったようです。

大宮工場の中が見えるかもしれないと期待して

大宮駅から歩いて行きました。

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入り口にカットされた旧型電機の運転台があるだけで

塀に囲まれて中は見えません。

元の大宮工場もJR東と貨物に分かれてしまいましたが入り口は今でも一緒のようです。

電車・電機から蒸機も扱う伝統のある工場で、ここも一度中を見たいもんです。

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さいたま新都市交通大成駅からてっぱく入り口に繋がる通路。

車輪やらタイルで時刻表を表現したり盛り上げています。

全館が6エリアに区分されていますが

小生のような年配者にお勧めが「ヒストリーゾーン」の展示車両。

若い人や子供が列を作るミニ列車運転や

運転シミュレータは無視します。

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ヒストリーゾーンの俯瞰。

中央のターンテーブルに載るC57-135を挟んで車両が展示されています。

手前の方は戦前の車両でちょっと古すぎますが

楽しくなったのは奥の方の車両達です。

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昭和40~50年代の花形達が美しい状態で並んでいます。

あんまりきれいなんでレプリカかと思ったくらいです。

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車両はみんなレールの上に載っており、レールの蓋を取れば

ターンテーブルを介して入れ換えが出来るようです。

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ヒストリーゾーンから伸びたレールは食堂を貫き屋外の展示場へと繋がっています。

一番驚いたのは

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EF66に繋がれたレムフ10000です。

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実物を見るのは初めてでした。確か築地市場の引き込み線まで入っていたはずです。

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しかも極めて美しい状態です。どこに置いてあったんでしょうか。

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自家用で一両所有して貨物列車に併結してもらって日本中を廻るのが夢です。

次に懐かしい車両、20系です。

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小生はカシオペヤや北斗星よりもう一度20系に乗ってみたいです。

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昼・夜の状態が一区画ずつ再現されています。

この昼間の状態、やはり特急車両で10系に比べると

背スリのクッションが別にある(10系は中段ベッドを下に向けて代用。分厚いので座面の奥行きが狭くなり座りづらい)、しかも白いカバー付き。

通路側にも回転式の小机、窓下に折り畳み式の補助椅子、と

10系の急行に乗り慣れた後で初めて20系に乗った時は感動したものです。

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たぶん本物の青15号だと思います。良い色ですねぇ。

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最後尾の半室展望室。

車掌室が半室なので残りは誰でも使える区画でした。

ここから流れ去るレールや夜景を眺めるのは最高です。

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特急電車。JR東だからか「とき」と「ひばり」です。

「しおじ」とか「つばめ」だともっとよかったんですが181系が残ってるだけでも凄いと思います。

しかも、ここが今回感心した点のひとつですが

「とき」は新潟駅、「ひばり」は上野駅の様子が再現されています。

列車案内表示機やホームに掛けられた列車別の乗車位置表示板まで。

ただ車両を並べるだけでなく、こうした演出が心憎いです。

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車内もほんとうにきれいで現用の営業列車のようです。

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随所にある「国鉄」仕様。最近こういうのに感動します。

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こちら急行型455系。これも良い配色ですがほとんど見られなくなりました。

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車内は残念ながら普通列車用に車端部がロングシート化されていますが

AU13型クーラーや上段下降・下段上昇のユニットサッシなど当時の急行型の一般的な仕様は残っています。

それにしても、車内を撮り比べて見るとやはり急行は暗かったんですね。

だらだら書いてると随分長くなったので続きは次回にします。

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1969年7月繋がり

2010-02-21 21:40:00 | 蒸機時代の徳島で撮ったん

先日コメントを頂いた「銀河鉄道」様のブログ「鉄道と旅、1970s」↓を拝見してびっくり。

http://steam-locomotive.blog.so-net.ne.jp/2010-02-13-2

1969年7月25日から周遊券を使って徳島の蒸機を撮影されています。

当時としては有名撮影地だった大坂峠(小生は行かずじまいでしたが)はもちろん

無名な地蔵橋での蒸機牽引客車列車の交換まで。

ダイヤも良く研究されていたようです。

さらに驚きは動画(8ミリ)と録音。シングル8(かな?)はともかく

当時、カセットテープは未だなくオープンリールの大きなデッキしかありません。

これらの機材を携え周遊券を駆使して島内を終日駆け巡る、

いやはや恐れ入りました。

写真もきれいだし、特に動画は貴重だと思います。

播但線の記事で、

同じ日に同じ列車の写真を撮っていた方のコメントがありましたが

夏休み期間中なので小生も同様なケースがないか探してみました。

ネガの記録が大雑把で日にちまで特定出来ない写真が多いんですが

いくつか見つかりました。

S1969072503

↑C58-351。1969年7月25日、佐古駅吉成方で撮影。

銀河鉄道さんの記事では

板野駅で徳島に向かう347D(キハユニ15 12、記録が凄いです)より撮影された同機が載っています。

この列車が386レでと言うこともわかりました。佐古でコンテナ車を増結して高松に向かいます。

S1969072511

↑C11-31.1969年7月25日、園瀬川を渡って犬山踏切に向かうところで撮影。

銀河鉄道さんの記事では

425レを牽引して地蔵橋で牟岐行き521レと交換するところを撮影されています。

小生の写真は午後に徳島から小松島に向かう回送列車で、たぶん池田からの428レの回送だと思います。

428レは一度も撮ったことはおろか見たこともありませんでしたが

銀河鉄道さんの記事でC58牽引だったことが分かりました。

小生の写真では機号が読めないと思いますが

小松島のC11で大型前照灯を付けていたのは31号機だけです。

同機はこの後10月には米子に異動しており

’70年3月まで残っていたのは66、137の2機でした。

1969072621

↑C11-31.1969年7月26日、前日と同じ園瀬川を渡ったところ。

銀河鉄道さんの記事では

前日の425レの明け、穴吹発の424レを蔵本-佐古間で撮られています。

小生の写真はこの数時間後、回送同然の同列車を引いて小松島に向かうところです。

銀河鉄道さんはその後高徳線方面に向かわれています。

S1969072616

↑C58-110。1969年7月26日、吉野川鉄橋へ向かうところです。

銀河鉄道さんの記事では

同日、板野でこの110号機牽引の386レと121号機の引く387レの交換風景を撮られています。

両列車とも日中見られるC58貨物として小生もこの夏佐古で良く撮っていました。

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↑こちらは121号機。同機と先の110号機は共に天鉄局からの異動組で、四国で最後を迎えたC58の中では最後の入島機ではないでしょうか。

110号など小松島に転入したときは未だ集煙装置が付いていませんでした。

この夏の午後、やる気があったときは徳島駅か佐古で386レを撮り、佐古でコキ車増結中に吉野川に先行。

387レの場合はこの逆で、やはり佐古でコキ車解放があるので吉野川で撮ってから佐古に急いで入れ換えを撮れました。

S1969072828

↑C58-333。1969年7月28日、26日の110号機とほぼ同じ場所です。

銀河鉄道さんは同日、

地蔵橋の中田方、勝浦川鉄橋手前辺りで撮った後に大坂峠へ向かわれたようです。

333号機は朝、回321レと大坂峠、そして追い越して三本松と3回も撮られています。

ところで

26日もそうですが小生が吉野川で撮った386レは機関車次位がいきなりコキ車ですが、

銀河鉄道さんが撮った板野以遠ではトラやワムが繋がっています。

ということは、勝瑞か板野で増結した可能性大です。

こういう事や列車番号、また連続して撮られているので機号を追いかけるとある程度機関車運用も分かるんじゃないかと思います。

改めて銀河鉄道様にお礼申し上げます。

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昼休みの500系、その3

2010-02-14 22:06:22 | 関東近郊、JR特定線区外と私鉄

去年はちょうど今日、2月14日に春一番が吹いたんですが

今年はとんでもなく寒く、昨日なんて最高気温が6度弱。

梅はだいぶ咲き出しましたが

気温でなく日照時間で開花するそうで寒そうです。

新しいカメラの選択に悩んでいますが地元から宇高航路廃止の情報が。

お彼岸に帰るかカメラを買うか困ったことになってきました。

やはり橋が千円で渡れるようになった影響でしょうか、

南海フェリーは援助を受けながら続けると以前出ていましたが心配になってきました。

さてダラダラ続けている500系ですが今回は500系との併走写真です。

有楽町の山手線ホームでのぞみ6号を待ち構えていると

上りの湘南電車に被られて撮るのを諦めたことがありました。

本数の多い山手・京浜東北はクリア出来たのに

あんまり来ない湘南電車は想定外でした。

で、思い直してこの電車に乗れば併走写真が撮れるんじゃないかと。

土休ダイヤで新橋12:10発、東京着はのぞみと同着12:13の電車があります。

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新橋駅東海道線ホームの品川方。

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ここでは東海道下り線の直ぐ先が新幹線で手が届きそうです。

12:10発の電車は231系の15両です。

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新橋は湘南電車の方が先行していますが、やがて500系が追いついてきます。

東京駅はダイヤ通りなら同着ですから。

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しばし併走。電柱やら看板やらなかなか思い通り行きませんが。

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このまま先行してくれれば最後尾も撮れそうな気がしますがなかなかそうはいかない。

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ちょうど同じ時間に東京駅をでる下り(回送?)があってポイント開通待ちで足踏み。

S20100130_002

みるみる引き離して行きます。東京駅直前では両者の線路は大きく離れる上に

間に工事用の建物が入って撮れなくなります。

実は3回試してまともに併走したのは1度だけでした。

一度などまるっきり並んでくれずがっかりしたものです。

やはり前回書きましたが、併走狙いなら

下り29号と同時発車するリゾート踊り子が良いみたいです。

のぞみと言えど品川停車するのでそんなに速くないし

田町くらいまで併走しているのを何度かみました。

但し、新幹線は踊り子の倍位長いので先頭部分が撮れるのは一瞬かもしれませんが。

S20100124_024

おまけ。山手線から撮った東北新幹線。500系でも出来ないかと時刻を調べ

1103Gが良さそうなので試してみましたが

新橋を出たところで追いついてきて田町停車中にあっさり追い越されてしまい

併走は叶いませんでした。

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続・昼休みの500系

2010-02-07 22:38:05 | 関東近郊、JR特定線区外と私鉄

立春過ぎたのになんだこの寒さは・・・、梅の花見て春を待っています。

昨日も出勤したのでカメラを持って昼休みに500系を撮りに行ったんですが

雪で遅れていて6Aが20分遅れだったのに

ネットで確認すると折返しとなる29Aは定時発だそうで

たぶん段落としで他の車両が充当されたようです。

以下は昨日の事ではありませんが

新幹線は都心で撮るなら上から撮るのが一番だと思い

自由に出入り出来る場所で新幹線が見える場所はないものか

と探しておりました。

目を付けたのが有楽町の東京国際フォーラム。

ここに勤務する知人がいるので聞いてみると

”ガラス棟7階にラウンジがあって東京駅がよく見える。

夜はアベックが夜景を見ている”とのことでした。

ネットで見てみるとちゃんと先達がいました、かないません。

S20100130_005

線路沿いにあるガラス棟を下から見上げたところ。

名前の通りガラスを多用した巨大な建物です。

帆船をイメージしたそうですがどうでしょうか。

中央の案内所の後ろにエレベーターがあります。

S20100130_007

7階に上って下を見たところです。

新宿に移転する前は、昔ここに都庁があったなんて知ってる人も少なくなってきました。

S20100130_006

で、これがラウンジです。先客2名。

ラウンジとは名ばかりで何もありません。イベントに使われることもあるようです。

全長に渡って外が見えるのかと思ったら丸の内側の一角だけでした。

中央部は本来の用途の会議室が並んでいます。

確かにここなら夜景もきれいでしょう。

S20100130_010

一番端から東京駅を望んだ写真。

左端ガード下ははとバス乗り場で、ピンクのバスはハローキティ号です。

S20100130_011

小生のコンデジで最大の4倍ズームして見た写真。

八重洲側で屋根に黒い覆いの掛かった建物は丸の内側まで全ホームを跨ぐ大連絡橋「グランルーフ」の足場になるところだと思います。

完成予定は2013年。東北縦貫線の完成予定と一致します。

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時間になって同時発車のリゾート踊り子が先に出て来ました。

S20100130_015

来ました。左端のプレハブの工事事務所に遮られて見えなかっただけでした。

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追い越しにかかります。

真横の写真は撮れませんでした。1秒は長い。

S20100130_017

しばし併走。この踊り子に乗れば併走写真が撮れると思いますがそこまで投資はできないです。

右上のビックカメラ別館は宝塚が建て替え中に使っていた千日劇場の再利用です。

S20100130_018

やっぱり新幹線は長い。逆光で分厚いガラス越しなので斜めにすると写り込んでしまいます。

このシリーズは後一回だけ続けます。

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