今日は「ひたちなか海浜鉄道」に行く予定だったんです。
日中運行される2両とも旧型気動車で
且つそのうち1両は先頃急行色に塗り替えられた車両で運転されることが同社HPに公開されていました。
残念ながら午前中雨、日曜は早く帰りたいので現地を15時くらいに出ないといけない、
おまけにチリ地震津波の影響で運転見合わせの線区もあるようだし・・・
ということで次の機会にしました。
・
さて、2006年5月開業というのでまもなく4年になろうという鉄道博物館に
先日初めて行ってきました。
開業当初はその人気が随分報道されていたので1年位して落ち着いたら行ってみよう
なんて思っていましたがいっこうに衰えず。
土日は横を走る高崎線車内からも混んでる様子を時たま見かけていました。
行くんなら平日が良いだろうなと考えていましたが
昨年末出勤したので正月休暇が余っていてその消化を兼ね思い立って行ってきました。
・
昼食を家で摂ってから出発。
入場料が千円と聞いていたので朝からたっぷり楽しもうというのは予定だけ。
結果的には幼稚園の遠足なんかは昼過ぎまでが多いらしいので
昼過ぎから閉館までの方が空いていて良かったようです。
大宮工場の中が見えるかもしれないと期待して
大宮駅から歩いて行きました。
入り口にカットされた旧型電機の運転台があるだけで
塀に囲まれて中は見えません。
元の大宮工場もJR東と貨物に分かれてしまいましたが入り口は今でも一緒のようです。
電車・電機から蒸機も扱う伝統のある工場で、ここも一度中を見たいもんです。
さいたま新都市交通大成駅からてっぱく入り口に繋がる通路。
車輪やらタイルで時刻表を表現したり盛り上げています。
全館が6エリアに区分されていますが
小生のような年配者にお勧めが「ヒストリーゾーン」の展示車両。
若い人や子供が列を作るミニ列車運転や
運転シミュレータは無視します。
ヒストリーゾーンの俯瞰。
中央のターンテーブルに載るC57-135を挟んで車両が展示されています。
手前の方は戦前の車両でちょっと古すぎますが
楽しくなったのは奥の方の車両達です。
昭和40~50年代の花形達が美しい状態で並んでいます。
あんまりきれいなんでレプリカかと思ったくらいです。
車両はみんなレールの上に載っており、レールの蓋を取れば
ターンテーブルを介して入れ換えが出来るようです。
ヒストリーゾーンから伸びたレールは食堂を貫き屋外の展示場へと繋がっています。
・
一番驚いたのは
EF66に繋がれたレムフ10000です。
実物を見るのは初めてでした。確か築地市場の引き込み線まで入っていたはずです。
しかも極めて美しい状態です。どこに置いてあったんでしょうか。
自家用で一両所有して貨物列車に併結してもらって日本中を廻るのが夢です。
・
次に懐かしい車両、20系です。
小生はカシオペヤや北斗星よりもう一度20系に乗ってみたいです。
昼・夜の状態が一区画ずつ再現されています。
この昼間の状態、やはり特急車両で10系に比べると
背スリのクッションが別にある(10系は中段ベッドを下に向けて代用。分厚いので座面の奥行きが狭くなり座りづらい)、しかも白いカバー付き。
通路側にも回転式の小机、窓下に折り畳み式の補助椅子、と
10系の急行に乗り慣れた後で初めて20系に乗った時は感動したものです。
たぶん本物の青15号だと思います。良い色ですねぇ。
最後尾の半室展望室。
車掌室が半室なので残りは誰でも使える区画でした。
ここから流れ去るレールや夜景を眺めるのは最高です。
・
特急電車。JR東だからか「とき」と「ひばり」です。
「しおじ」とか「つばめ」だともっとよかったんですが181系が残ってるだけでも凄いと思います。
しかも、ここが今回感心した点のひとつですが
「とき」は新潟駅、「ひばり」は上野駅の様子が再現されています。
列車案内表示機やホームに掛けられた列車別の乗車位置表示板まで。
ただ車両を並べるだけでなく、こうした演出が心憎いです。
車内もほんとうにきれいで現用の営業列車のようです。
随所にある「国鉄」仕様。最近こういうのに感動します。
こちら急行型455系。これも良い配色ですがほとんど見られなくなりました。
車内は残念ながら普通列車用に車端部がロングシート化されていますが
AU13型クーラーや上段下降・下段上昇のユニットサッシなど当時の急行型の一般的な仕様は残っています。
それにしても、車内を撮り比べて見るとやはり急行は暗かったんですね。
・
だらだら書いてると随分長くなったので続きは次回にします。