徳島鉄道風景(新)

昔の徳島の蒸機が尽きて関東中心にしてましたが
戻って来たんで、これからは徳島起点でやってきます。

夕方に吉成から池谷へ

2023-07-30 21:58:16 | 徳島で


全国的に狂った暑さ。エアコンの使用が推奨されて、節電・省エネはしばらくお休みやね。


炎天下、クーメリウドンバの重機が元・中央公民館をガツガツ食ってます。耐震補強もしてたのがわかりますね。



久々の撮り鉄記事。高徳線では夕方の方が40・47運用が多いので、蓮根の花にはちょっと早いですが夕焼け空を期待して行ってきました。先ずは定番の勝瑞ストレートから。


午後の40・47は15時発の968Dから始まりますが、その後間が開くので上の写真の1000×2の356Dから始めました。356Dと池谷で交換する973Dはこの日首都圏色編成。


この列車は吉成で970Dと交換です。


やっぱり四国色がええなぁ。特に夏はあの朱色は暑苦しいんであきません。


ここは最近平日でも撮り鉄がおると聞いてましたが、この日は見かけませんでした。


こんなクソ暑い日に西日がガンガン当たるとこで撮るんは恥ずかしいわ。


岡山直通の5022D。これを撮った後、勝瑞駅を通り越して旧吉野川鉄橋に向かいます。


旧吉野川鉄橋南岸で3021D。光線状態は向こう側の方がエエんですが通信線が邪魔するんです。


私は幌の付いた徳島方の顔が好きです。


3021Dを吉成で待避していた972D。さっきの973Dの編成が折り返して来ました。


この色が西日を浴びると暑さ倍増。


こちらは975D。このくらいなら通信線も気にならんか。


北岸に渡って、踏切横で4349D。偶然、あんまり目立たんところで信号炎管が掛かりました。狙ってもあんなとこでは止められませんわ。


974Dは市場駅跡の踏切まで来て撮りましたが、鉄橋にしとけばよかったなぁと後悔。


列車が通過してる辺りに旧・市場駅の小さなホーム跡があります。


そろそろ夕焼けの頃で、池谷方に進みます。朱色編成が鳴門で折り返して来た977D。


松茂に降りる飛行機が上空を通過。


ニーロク編成の3026D。期待していた様な夕焼け空にはならんなぁ。


キレイな夕焼けが発生するメカニズムを勉強しとかないかんな。


この日撮影の目玉となる三連の368D。


まだ夏休み前の平日なんにガラガラみたいです。


大坂峠を越えて引田まで行く列車です。


こちらは板野発の351D。


なかなか良い感じの空になりました。


空をキレイに出そうとすると側面が潰れる。


側面の表情を出すと空は白けるし・・・


なんかワザがあると思うんで勉強せんと。


6月下旬に入った頃で、花はやはり7月に入ってからですね。


3025Dを撮ってから引き上げです。


この写真で19時20分過ぎ。ちょうど日没のころだと思います。


ホームで三度目の朱色の976D。


撮影中にハイビームにされた「仕返し」に埼京線電車に妨害した高校生がニュースになってましたが、困ったもんです。。。


交換の979Dに乗って帰宅です。

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府中から宍道へ、後編

2023-07-23 23:38:52 | 乗り鉄と帰省の道中


関東や近畿に先を越されましたが、四国もやっと梅雨明けで夏休みとほぼ同じに夏が始まりました。


ウチの庭からも毎日蝉(全部クマゼミ)が巣立ってますが、今年は少ないなと思います。18切符の1回目はどこ行こか。



備後落合駅の続きから。駅舎を出て国道に下る坂の途中に立派な家があります。


普通の民家ではなさそうですね。


ガラス戸・ガラス障子、ガラスが平滑でないとこが古さを感じます。


たばこを売ってたみたいですね。この陳列棚は素晴らしい造りです。


この建物の先に小鳥原(ひととばら、超難読!)川に架かる小さな橋があって、向こう岸はR314。


国道にある駅入り口標識。さっきの立派の家もそうですが、屋根が赤っぽいのは石州瓦か?


振り返ってさっきの建物。後でボランティアガイドの方から、元は旅館で松本清張が砂の器の取材時にここに泊まったと聞きました。


案内図によると、ここは広島県庄原市で、北は島根県、更には鳥取県とも接する県境の地です。広島と鳥取が接してるのを初めて知りました。


たぶんボランティアの方が用意されたと思われる乗換案内と言うか撮影ガイド?14時台に芸備線三次と新見双方から来た列車がここで折返。更に木次線列車も同じ頃に折り返すので、一時3列車が揃う様です。この時は芸備線新見方は不通でした。


列車ダイヤもありました、本物の様です。備後落合の電略はチイ。


駅舎脇の空き地、ボランティアの方の説明では昔官舎が並んでいたそうです。立派なNゲージのジオラマもあったんですが、話しを聞いていて写真撮り忘れました。やっぱり元機関士の方の話しは惹かれます。


木次線の列車が到着。これの折返に乗ります。


1450D木次行き。


木次線も初乗です。


これまで乗った福塩線や芸備線に勝るとも劣らないスリリングな線路。


ちょっと洒落た駅やなと思ったら三井野原。昔は広島からスキー臨が出てました。


見所のひとつ、おろちループが右手に見え隠れし始めます。三井野原を出ると直ぐに見え始めます。


さっき備後落合駅の横を通っていた国道314号だそうですが、随分立派で高速道の様です。


こちら木次線はバラストも怪しい路盤。


これは確かにトロッコ列車ならスリルありそうです。


福塩線や芸備線の今日乗った区間ではトンネル見かけなかったんですが、木次線では多数。


なにか出そうな雰囲気。


トロッコ列車は今年で終わりらしいですが、いっぺん乗りたくなりました。


下に線路が見えるなと思ったら、今日のお目当て二つ目の出雲坂根。


スイッチバックの引上げ線。ポイント部は雪除け?の覆いがあります。


昔はここをC56が行ったり来たりしてたんでしょうね。


名所のせいか石州瓦の立派な駅舎。


車で来てると思われる撮影者多数。半分くらいはスマホで撮ってる非鉄系の様です。


山間の両渡りポイントと言うのがスイッチバック駅らしい。


ここは降りて蕎麦を食べたかった亀嵩駅。木次-出雲横田の臨時列車が運転されることもあるようですが、それでも蕎麦食うだけで一日費やしそうです。


出雲三成では4分停車。


仁多米はいっぺん買ってみようかと思ってます。


観光列車と交換です。この日はトロッコの代わりにこの気動車が運転されてました。ダイヤはほぼ同じで、来年からはコイツに代わるんかな?


相変わらず25キロ制限が時々現れます。


備後落合から乗った列車は木次止まり。


構内にはトロッコ列車が留置されてました。


ここで乗り換える宍道行きには26分の時間があります。貴重な時間で、駅前のスーパーで弁当購入。


弁当食べながら半時間ほどで宍道に到着・左側の線路の無いホームはかつて木次線専用だったんでしょうね。


右側の電化されてるのが山陰線。


観光地だと思いますが、さっぱりした造りです。


各停はここでも黄色い115。ここからは特急やくもに乗って岡山へ。初代振り子車両は居住性よりスピード重視か、車内が狭く3時間弱の乗車は苦痛でした。足元とか窓回りを比べると、四国の振り子気動車は進化しとんなと思います。


最後は児島駅で見かけたあんパンマントロッコ。これがグリーン車とは驚きですわ。








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府中から宍道へ、前編

2023-07-16 21:41:43 | 乗り鉄と帰省の道中


今夏の予定を狂わせる事態が発生。18切符利用者が溢れる前に宇部線・小野田線系統を岩徳線と併せ乗りに行こうと目論んでましたが、大雨で本線共々不通です。


更に、18切符を使って瀬田川や山崎付近で撮り鉄したいなと思ってましたが、山陽本線の不通で主力の東タ-福タ間列車にも影響が!これでまた鉄道貨物から荷主が離れていかないか心配です。
大雨で毎年どこかの区間で不通が発生。各地で過去の被害がまだ復旧してない区間もあるのに国土強靱化は進んでるのかな?


一方、我が家の塀際に雨が続いたせいか変なキノコが出現。検索すると大白唐傘茸と言うヤツらしいです。案の定、毒キノコで、これはサマージャンボを買えというお告げかいな?



日曜の朝五時前の府中駅前。夜中に降った様ですが、幸い上がってました。


跨線橋からこれから進む方向を見ています。地図で見ると西の方角になるようです。これから向かうのは北の方ですが、福塩線はこの先ずっと芦田川に沿って行くんで一旦南下したのちに北上します。


向こうのホームのキレイに改装された105系は福山行きの始発。


こちらがこれから乗る三次行きのキハ120。


キハ120はずっと前に姫新線や因美線で乗った記憶がありますが、改装されてて別車両の様です。左手は後付けの便所です。16m級の短い車体によう付けたなと感心します。


四国の32と同クラスですが、照明や運賃表のデジタル化等各部に格差を感じます。


山に入って行くと時々雨も降りました。各地で水害が報じられてますが、ここらも怖いなぁと思います。


上下(じょうげ)駅で三次発の上り一番列車と交換。


25キロ制限が散在。


ここは吉舎(きさ)駅。上空を横切ってるのは尾道自動車道・尾道松江線の様です。今日鉄道で辿ろうとしてるルートとほぼ同じみたいです。


ここでは12分停車して、上り二番列車1722Dと交換です。1722Dはさっき上下で交換した一番列車のちょうど1時間後に三次を出た列車です。


時間があるんで駅外に出てみましたが何も無い。


吉舎を出れば20分ほどで乗換駅の塩町に到着。乗り換える芸備線備後落合行きは既に到着して居ます。


接続駅にして福塩線の正式な終点となる駅ですが、細い島式ホーム一本だけ。


福塩線で府中から乗ったのは小生と地元の女性1名のみ。途中から1~2名乗車がありましたが、塩町で降りたのは小生だけでした。一方、乗り換えた芸備線列車は一目で乗り鉄と分かる方も数名居ました。


塩町7時5分発ですが、芸備線備後落合・新見方面への一番列車になります。乗車時、備後落合-東城間は不通になっていました。JR西のHPでは7月下旬再開見込みとなってます。


山ノ内を出た辺り。うねった線路と遠くの山並みが良い感じです。


三線もある広い構内の駅は備後庄原。


ここで三分停車して、備後落合発の下り一番列車と交換です。左手の建物は何だろう?


芸備線も25キロ制限と細い線路が続いてます。


ここらも雨が降ってたら怖いだろなぁ。


高駅付近の立派なお宅。6月初旬で田植え直後と言うことは徳島より一ヶ月以上遅い。


ここは高駅。交換設備撤去して棒線駅化するのはローカル線で良く見ます。


ステーションルナ・・・備後西城は昔々「夜行ちどり」で新見から広島に抜けたとき、ずっと寝てた中で東城・備後落合と並んで記憶に残ってる駅名です。


ほとんど廃線跡みたいな線路です。25キロ制限がこの先8百メートル以上続くという表示。R200はお座敷レイアウト並の急曲線。


左下にこちらより少し草が少ない線路が見えてきました。


左下から寄ってきたのは木次線。こちらの芸備線は引上げ線みたいなカンジですわ。


並んで進入。


備後落合駅に到着です。


新見方。ネットで構内の写真みて楽しみにしてました。


昔は機関区もあったそうですから側線も多数。


乗ってきた車両は約1時間後に三次に折り返して行きます。


転車台に給炭台も残ってます。


昔は芸備線も木次線も急行の本数も結構ありましたからジャンクションとして賑わった様です。


転車台の先が気になるなぁ。


これは保線関係の建物か?あまりにキレイで、レイアウトに既製品のストラクチャをポンッと置いたようなカンジ。


これから乗り換える木次線の列車には1時間以上あるんで駅外に出てみます。


駅外から見たホーム。1時間どうないしょうかと思ってましたが、元機関士の方がボランティアで駅の案内をされており、話しを聞きながら楽しく過ごせました。以下次号。











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多度津から府中へ、後編

2023-07-09 22:53:53 | 乗り鉄と帰省の道中


先日、散歩の途中で猛烈な夕立に遭遇。半時間近く雨宿りしてやっと歩けるようになりました。大気の状態が非常に不安定って言うのは最近の流行語か?


一見カステラに見えるこのお菓子はプリンです。家内の推しのスケーターが某番組出演時に食したフォークで食べる固いプリンだそうで、ねだられて早速通販で申し込んだら案の定一ヶ月待ちでした。ジジイには胸焼けしそうで、私はモロゾフのがエエです。

岡山県に入って真鍋島に着くところからです。


真鍋島が見えてきました。


土曜限定のこの便で県境を越えて真鍋島に来た方も数人いました。


左側がここまで乗って来た「つむぎ」、右はこれから乗る笠岡行き「ニューかさおか」。ほぼ同型に見えます。


「ニューかさおか」も独法「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」が援助してる様です。


接続良く出航。


暴露甲板。私は船に乗るとたいがい船室には入らず甲板で過ごします。欠点は、この時もそうでしたが風向き等で排気ガスを浴びることになります。船室は土曜の夕方で笠岡や福山に行くと思われる方で結構埋まってました。


左の白っぽい建物は教会かと思ったんですが、地図で確認すると集会所の様でした。しかし、ここでもストリートビューが少し見られます。グーグル恐るべしです。


ここは最初の寄港地、北木島。一名乗船して直ぐに出発。桟橋を戻る方は形ばかりの舫を取りに来た方です。


地図で見ても名前が分からなかった岩礁。人工的に石組みしたようにも見えます。


遠方に白いフェリーが続行。この船は後で出て来ますが、笠岡と北木島や白石島間は今乗ってる三洋汽船の他に二社が運航していると言う海の幹線?そう言えば、三洋汽船は同名の会社が中洲にもありました。県が違うんでええんでしょうね。


この灯台のある岩礁は白石島と高島の間にある「沖の白石」の様です。遠方に前編で見かけた黒隆丸が福山に入港するところです。


福山の製鉄所。元・日本鋼管で、確か専用線があったと思うんですが、今も健在かな?


白石島には小型フェリーが接岸中。「さんよう」は検索すると、やはり三洋汽船の笠岡-白石島航路用で150トン。元は備後商船の「フェリーびんご」だそうです。これも芸予型フェリーですね。


白石島でも数名の乗船あり。


ここも1分掛からないくらいで出港。


北木島のところで見かけた白いフェリーは船体のFUJI LINEから検索すると、瀬戸内海中央観光汽船の「第二十一金風呂丸」の様です。笠岡-白石島-北木島の運航で、金風呂(かなふろ)は北木島にいくつかある港のひとつですが、名前の由来は分かりませんでした。


白石島と高島の間は東西を結ぶ主要航路のひとつみたいです。


笠岡港に向かっています。川を遡行してる様なカンジですが、地図を見ると右側は埋立地の様です。


この橋は神島(こうのしま)大橋だと思います。ウィキによるとやはり笠岡湾干拓で島が一体となった様です。


奥の橋のところは狭くなってますが、その後は広い入り江の雰囲気。


また小型フェリー。笠岡フェリー「第拾八大福丸」とあります。


反対側には似たようなフェリーが航行中。こっちは「第弐拾八大福丸」198トン。これも芸予型になるんでしょうか?船尾が独特の形状です。ネットによると「第拾八」の方は現在チャーター用だそうです。


清笠丸68トン。笠岡市所有のフェリーで、各島のし尿やゴミ収集パッカー車専用だそうです。


更に凄いのがこの「みたけ」で、救急艇だそうです。時速34ノットの高速艇内部に救急車と同じ設備を備え、搬送航海中に医療行為が行えるとのこと。以前は一般の高速艇で運んで救急車に移送していたそうですから著しく向上です。市内の離島に対する公共サービスが充実してるなと感じます。


コーナンは大阪市、マルナカは高松市に本社がある会社で、どっちも徳島市内にも店舗がありますね。徳島の大型店舗はほぼ県外組ですよ。


笠岡港の桟橋に到着。


他にも似たような高速船が数隻繋船中。


待合室のパネル。市内になる島々に小まめな航路が設定されてます。


これは各島の学校給食運搬用コンテナだと思います。後には冷蔵ロッカーもありました。


いよいよ列車に乗ります。笠岡駅の北口になるのか、山側の入り口です。


港からは国道2号線を越えれば直ぐに駅が見えてくるんですが、海側の入り口がない・・・港との往来があるはずやしと思ったら地下道がありました。右の商業施設手前にあるんですが、表示がなくて気付きませんでした。


こっちは福山方。地図で見ると、先の陸橋右辺りから旧・井笠鉄道本線跡通りと言うのがそれらしいカーブで山の方に続いてます。


一本見送って、和気始発の福塩線直通に乗ります。105系かなと思っていたら115でした。土曜の夕方で中高生で満員。福山で入れ替わって、やっと座れました。


岡山の115は凄く近代化された車両もよく見ますが、この日乗ったのはほぼ原型のまま。昔、高崎線で乗っていた300番台を思い出しました。300番台と400番台の違いは入り口脇手摺りの天井取付部がこの車両のようにペンキ塗りかメッキかで判断してました。


府中駅ホームから塩町方向を見たところ。ここから非電化となる線路が緩い坂を上ってます。


福山からもずっと混んでいて車内は撮れませんでした。途中、随分乗り降りあるなと思ったら井原鉄道との接続駅の神辺でした。井原鉄道はここに繋がっとんかと今頃知りました。


狭いながらも2面4線。模型のレイアウトみたいです。


車庫と留置線もあります。昔は府中電車区があったそうなんですが、いまは岡山区に統合されたようです。


立派な貨物ホーム跡が残ってます。貨物を牽引していた電機は何だったんだろ?


最後に駅前。市の中心駅にしては寂しい。この後コンビニで食料調達して宿泊先に向かいました。
次回から二日目。府中から備後落合を経由して宍道に抜けます。

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多度津から府中へ、前編

2023-07-02 21:46:53 | 乗り鉄と帰省の道中


ホンマに梅雨らしい天気が続いてますね。そろそろレンコン畑に花が咲く頃やなとは思うんですが、出撃見合わせ中。7月に入ると梅雨明けはいつかいなと気になります。
今回は去年ハーフサイズのネガからスキャンした古いヤツで、ネガの記録がなくて場所不明。たぶん、富田小学校から二軒屋の間くらいか?同じネガにC12が牽く貨物が写ってるんで、これは小松島から来たヤツではないかと想像。と言うことで富田付近としたんですが・・・気動車だけでは線区は特定出来ませんね。


そこそこ乗り鉄はしてるつもりですが、中国地方には因美・境港・木次・福塩・美祢・岩徳・宇部・小野田とJR線だけでも多数あり。九州よりも行きやすいので日の長い時期に少しずつ乗ろうと計画し、最近赤字額公表で話題の備後落合前後を最優先にしました。三江線は結局乗れませんでしたからね。
福塩線の府中-塩町間や芸備線の三次-新見間、それに木次線も含め手強い線が揃ってます。今回は福塩線から備後落合を経由して木次線を乗ることにしました。府中から先の福塩線は朝晩くらいしか列車が無く、木次線との接続を考え府中に前泊して宍道まで抜け、伯備線経由で帰徳するプランです。一日目は因美線も廻ることを検討しましたが無理で、代わりに船で瀬戸内海を渡る計画にしました。


↑四国旅客船協会HPより借用。宇高のフェリーが無くなってから香川と岡山を直行する航路は無くなり、今は小豆島や直島経由が一般的。以前、児島から(塩飽)本島経由で丸亀に渡るコースは使ったことがあり、他にはないかと探したのが多度津から島伝いに笠岡へ渡るコースです。


佐柳島はネコ写真家が跳びネコを撮ってから有名になった島ですね。上のたどつ汽船の時刻表で佐柳島までは香川県で、真鍋島は岡山県のせいか土曜しか便がありません。で、出発は土曜限定となり、更に木次線は第2木曜と第3日曜に運休があって要注意。おまけに府中はビジネスホテルが一軒しかなくて天気の良い日を選んでるような余裕はありませんでした。


たどつ汽船から佐柳島本浦港で↑三洋汽船の土曜日限定運航便に乗り換えて真鍋島の本浦港へ。ここで更に笠岡行きに乗り換えると言う航路です。多度津港を14時に出て、笠岡港に高速船で16時19分着ですから所要2時間19分と結構速かったです。
久々の瀬戸内海航路でアホみたいに写真撮ったんで二回にわけて載せます。


今回、船を挟むんで一筆切符は笠岡からにして、高松までは高速バスに初乗車。土曜ですから高徳線の早得切符も考えましたが、直前の値上げでバスと変わらなくなくなり却下です。


徳島-高松は三社の共同運行で、私が乗った便は大川バスの担当。この前に松山行きと高知行きが続けて発車しましたが、どちらもそこそこ利用があります。徳島からだと松山も高知も乗換が無いし速いし断然バスですね。


高松市内の渋滞も無く、定刻で高松駅に到着しマリンライナーと各停を乗り継いで多度津駅に至り、歩15分ほどで港に到着。ちょうど昼時で、前回下見していた大衆食堂に期待していたんですがナンと休み・・・


近くにコンビニも無いんで、やむなく手前のセルフうどん店で肉うどん。


食後はさっき大衆食堂の先の倉庫の向こうに見えていたピンクの船体を確認しに行きました。デカいです。


日本の海運三社連合となるONEのワン・インフィニティ号。検索すると20ftコンテナ(コキに三個積めるヤツ)換算で2万4千個も載せられると言う大型船。同型数隻がここら辺で造られてるらしいです。


一方、右手の岸壁には「しわく丸」と言う名の小型フェリーが係船されてました。これも検索すると、丸亀の備讃フェリーが丸亀-(さぬき)広島・手島・小手島航路に運航していたのが、今年2月に後継の「ひろておん」が就航して今は使われてなさそう。


この突堤は日本遺産。江戸時代、讃岐の港は多度津が一番でしょうか。坂本龍馬なんかもここから渡ったと昔大河ドラマで観たような気がします。


沖には自動車運搬船?これも後でファンネルマークから検索するとトヨフジ海運のRO/RO船の様でした。トヨタグループの会社なんで自動車部品運んでるんでしょうね。


左側、ジブクレーンが林立する一帯は今治造船関連ですね。


いやあ何度撮ってもデカい。船籍港のモンロビアはリベリアの首都らしい。


桟橋に向かうとこれから乗る「新なぎさ2」が既に着いてました。


出向まではまだ半時間以上あるせいか人影無し。左の小屋?が乗船券発売所ですが、ここも未だ人は来てない。


この浮桟橋では船首の扉が使えず車は積めない様ですが、リヤカーの横の渡り板を開けば軽四くらいは乗船出来そうか?


前にこの船の船名について書いたことがありましたが、正解は「なぎさ」→「新なぎさ」そして「新なぎさ2」の順だと多度津町観光協会のHPに出ていました。「新なぎさ」に愛着があって親しまれてたんで後継には2を付けて新を残したらしいです。しかし88トンとは意外に小さい。


出向してさっきのコンテナ船の横を通過。実はどっちが船首か迷ってたんですが、今まで見てたんは船尾やったと判明。


真正面に来たんでこれも一枚。随分高いところに船橋がありますが、あそこまでコンテナが積み上げられるんでしょうね。


今治造船のドックが遠ざかって行きます。右は讃岐富士でしょう。天気は雨が降らんだけマシ。土曜に宿がやっと取れたんで天気は妥協しました。


遠方に霞んで見えるのは南備讃瀬戸大橋。東西を結ぶ重要航路で船が多いです。


またRO/RO船に遭遇。日通の「ひまわり5」の様で、検索すると同型5隻。一万トン以上あり航海速力23ノットとありました。海上は目的地までほぼ一直線ですからコンスタントに時速40キロで走れば貨物列車やトラックより速いかもです。やはり長距離貨物は設備が整ってれば船が一番ですね。


最初の寄港地、高見島を出るところです。多度津をガラガラで出帆するんかなぁと思っていたら、10分くらい前から若いカップルやハイカー姿の年配グループなど20人くらい乗ったと思います。高見島では半分くらいが下船。


薄らと一際高い山が見えますが、あれはどこだろう。方角からすると三好のほうかなぁ?


変わった船形の船が横切りました。検索するとJFE物流のRO/RO船「黒隆丸」5195トンの様です。鋼材運搬専用かな?それにしても階段の上に付いてるイオンの買い物籠は何に使うんだろう・・・


高見島が遠ざかって行きます。島の左手遠方にはまだかすかに多度津の造船所が見えます。


佐柳島・本浦港に到着。


振り返ると右手遠方が高見島で、左の目の前のは小島。


桟橋に停まってるのがこれから乗り換える三洋汽船の「つむぎ」。


車両用ランプを通って下船。


ほとんどの方がここで降りた様です。


直ぐに北端にある長崎港に向けて出港です。


こうやって見ると高見島は目と鼻の先。拡大すると貨物船の向こうに多度津の造船所も見えます。


さて乗り換えた「つむぎ」は高速船なんで、あっさりと「新なぎさ2」を追い越します。色々フェリーの船名調べてて分かったんですが、この「新なぎさ2」みたいに車両乗降用ランプが船首1カ所の小型フェリーを芸予型フェリーと言うそうです。小型フェリーは二点間を単純に往復する場合は両方から乗り降りでき、船橋も中央にあってどちら向きにも操船出来る、ちょうど凸型の入換用機関車みたいなタイプもありますね。あれだと車は前向きに乗船して、下船もそのまま前向きに降りられます。芸予型は途中の寄港地が多く、乗り降りが多い場合は構造が単純で良いらしい。欠点は乗船時後ろ向きに入らなアカンことだそうです。


これは「つむぎ」の後部甲板。水?の入ったポリタンクがロープで繋がれてました。最初は減揺タンクか?なんて思ってたんですが、港に着いたときに見たら側面の渡り板開閉用の釣瓶みたいなもんでした。


この船も瀬戸内海でよく見る19トン型の客船。独法「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」と言うのは赤字ローカル線問題の記事によく出て来ますが、離島航路の船も対象なんですね。


佐柳島が遠ざかって行きます。ここら辺から岡山県に入ったんじゃないかと思います。
と言うところで後編に続きます。
















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