10月末とは思えない陽射し。私は超寒がりで暖冬は歓迎です。
DJ誌は本文記事ではなく、この付録目当てで買いました。山陽本線の岡山から西とは大変シブい。間もなく広島公開ですからあっちに撮りに行く人達には歓迎されるやろなぁ。いっぺん行ってみたいです。
RJ誌の先月号は特集の地方私鉄もよかったんですが、ウリの紀行文「凋落のメインライン」シリーズが今回は何度か行った室蘭本線で懐かしかった。
「秘境駅が一番賑やか」・・・シーズンならそうでしょうね。
和歌山から大阪にかけて中小私鉄や南海の支線が散在し、前からいっぺん行きたいと思ってはいたんです。
その時には使おうと思っていてた南海フェリーと南海電車のセット切符「好きっぷ」が10月から値上げになると言うのに後押しされて9月末に行ってきました。
徳島港から「フェリーあい」に乗船。2019年就航のこの航路最新鋭船で私は初めての乗船です。
直ぐに展望デッキに上がって撮りまくり。徳島港は右の新町川と中央の園瀬川の合流地点にあります。
中央に園瀬川に掛かる津田橋。右手は昔は造船所だったんですが今は船は造ってなさそう。津田橋の遠方に尖った山頂の山が見え、ひょとして剣山かと思っていましたが、検索すると12番札所がある神山の焼山寺山ではないかと思います。「遍路ころがし」と呼ばれる最大の難所らしい。
河口に掛かる高速道路の橋。まだ一車線部分的に出来てないのか?出来てから何年か経ちますが、取付部が未完成でせっかくの投資も活かされてないカンジです。
左舷に赤の灯台。灯台の向こうに薄らと淡路島が見えます。
左舷は大神子の方。
左舷遠方には和田島の海自ヘリ基地。右は赤石埠頭のガントリークレーンだろうけど、荷役中の船は居ませんね。
このくらい沖に出ると眉山がその名の通り眉の形に見えます。見えづらいですが、眉山の裾で中央付近の茶色の四角い建物が県庁。徳島は高い建物が少ないんで、その右手にある市役所と共に存在感あります。右の眉山と同じぐらいの長さの橋は吉野川の一番河口にある高速道のサンライズ大橋。これもまだあんまり活かされてなさそう。
うっすら大鳴門橋も見えます。左の取付部は大毛島で左端に小鳴門海峡がチラッと写ってます。
淡路島の手前にある沼島。沼島の前は海の色が違ってますが、鳴門海峡からの流れだろうと思います。
出航後1時間10分で反航する「フェリーかつらぎ」。大きさはほぼ同じですが20年も先輩。向こうの主機は新潟で、こちらの「あい」は珍しくダイハツだそうです。
典型的な内航用タンカー。満載時は甲板を波が洗う様なカンジの船は瀬戸内海でよく見かけます。
コンテナ船が漂泊してるような。
南の方、紀伊水道の先は太平洋。
紀伊半島の山が重なって見えます。こう言う風景は大好きです。
わずかに動いてる?コンテナ船がクレーン装備してるのは珍しいと思います。コンテナ以外の荷物も扱うのか、あるいはコンテナ荷役設備のない港に対応するためか?
紀伊水道は阪神と太平洋を結ぶ航路ですから交通量が多い。
さっきの船は水先案内人を待っていた様です。この時は和歌山港から来たんかと思ってましたが、先日このパイロットと書かれた船が洲本港にいるを見ました。
とにかくこの日は天気が良く、波も穏やかで写真撮りまくってました。海の上で撮れるのはめったにありませんからね。
瀬戸内海も良いですが、この辺もキレイです。
あっちは有田の方か?
そろそろ和歌山入港。
元・住友金属だった製鉄所。縮小されながらも高炉は一基残ってるみたいです。
和歌山港入港。沖に鉱石運搬船が居ますね、ここではいつも見かけます。
さて、連絡通路を通って和歌山港駅ホームへ。~港と付く駅で今も船車連絡を行ってる貴重な駅です。屋根の木造部分が短くなったような気がします。
「好きっぷ」は南海線が難波まで乗れるんで、この日予定していた一番遠い水間鉄道の貝塚駅へ。
貝塚と言えば私らの世代にはニチボー貝塚で有名ですが、なんとサザンは停まらないので泉佐野で急行に乗り換えて来ました。南海の駅と屋根付きで繋がった通路の先で待っていたのは元・東急7000形。
この電車もステンレスの車体が丈夫なのか、あちこちで使われてますね。18mと言う長さも手頃なんやと思います。
座席のモケットは替えてるようですがほぼ東急時代のままの様なカンジです。
東急時代のまま、と言えばこれも!関西には縁の無い店ですよね。
改造を担当した会社は初めて知りましたが、南海に関係が深い会社の様です。
途中駅ではお座敷レイアウト並の急曲線。
終点の水間観音には車庫もあります。左の旧型車は何かのロケに使ったヤツ?
ここで後編に続きます。