徳島鉄道風景(新)

昔の徳島の蒸機が尽きて関東中心にしてましたが
戻って来たんで、これからは徳島起点でやってきます。

関鉄、元キハ30その2←間違い「ひたちなかの元キハ22準同車」でした・・・

2010-05-30 21:31:54 | 関東近郊、JR特定線区外と私鉄

初夏だというのに涼しい、というより朝晩寒い。

火山噴火のせい?かもしれないので米の確保をした方が良いらしい・・・

そんなわけで5月も終わろうとしてるのでGW撮り鉄報告を急ぎます。

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去年の秋、ひたちなか海浜鉄道を初訪して中根駅付近の風景に感動し「田植えの時期にまた来よう」と考えていました。

やっとその季節が到来、GW中にメイド列車が走るらしいのでその日を避けて行って来ました。

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今年は寒いせいかちょっと田植えには早すぎたようです。

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本日の主役はキハ22×2の北海道コンビ。何れも元・留萌鉄道の車両のようです。国鉄譲渡車ではなく同鉄道が独自発注し羽幌まで国鉄線への乗り入れに使用していたらしい。

それにしても背景の里山には桜が残ってるようでとてもGWの光景とは思えません。

この日、常磐線からの接続が良くて切符買ったり便所に寄ったりしてると発車間際に2両編成の最後尾に乗ってしまいました。

車内はGWとあって海浜公園に向かう普通のお客さんで超満員。ワンマンが前降りだと言うことを失念しておりました。

最後部にいたボランティアと思われる方に中根で降りたいと申し出ると立ち客を掻き分け降車口まで案内していただきました。

この列車から中根で降りた鉄は私を含め2名。

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この日の対運用はこの車両。後ろの車両の塗色は地方鉄道や三セクのなかでは秀逸です。やたら線を引くだけの塗色とは大違いです。

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これから田植えを始めようかという田圃でやっと初期の目的を達しました。

急行色は時々見かけますが準急色はここだけではないでしょうか。定年間近な小生ではありますがさすがにこの塗色を見たのはホンの少し。

一時、高徳線の急行に一等車(当時)が繋がれていたことがあって、その一等車はキロハ25だったんですがそいつがこの塗色だったことだけは憶えています(たしか「むろと」だったかな)。

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キハ22は準急色にも急行色にも塗られたことは無かったと思いますが

こうやって遠目に見ればキハ55やキハ26に見えないこともナイか、な。やっぱり小さい側窓でお里が知れる。

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ここは列車が来なくても絵になる風景が広がっています。

田圃の風景は日本人のDNAに流れる原風景を呼び出します。

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やっぱり架線や電柱の無いほうが撮りやすい。気動車や蒸機はこういう所でないといけません。制約の多い中で電車の写真をきめるのもそれはそれで達成感があるんでしょうが・・・

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しかもきわめてゆっくり走ってるので電車では追いつけなかったシャッターもここではきめることが出来ました。

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右上の木の所も撮影名所のようで、ここに着いた時には10人近く群がっていました。

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帰りの列車が勝田に着いたところ。

木張りの床や扇風機さえ無いところが寒冷地仕様です。国鉄キハ22は二重窓ですが、やはり私鉄仕様は一枚ガラスです。

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最後に勝田駅ホームで外観。この角度で見るとキハ26そっくりです。往年の徳島駅0番線みたいです。

というところで今回お終い。

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甲州路でスカ色115系、叶わず

2010-05-23 21:27:36 | 関東近郊、JR特定線区外と私鉄

GWの一日、中央東線に行って来ました。

目的は置き換えが取り沙汰されてるスカ色115系を撮ること、でした(最初は)。

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大宮からホリデー快速河口湖号で大月まで。GWとあってハイカーやトレッカーで立ち客が出る盛況です。

写真は大月で。先頭車は確か501だったと思います。良く言えばオリジナルの状態が保たれた、実際は手を入れられていない有料列車には使えないなぁという車両。ギッタンバッタンで背面テーブルのない名ばかりリクライニングシート、通勤電車と同一仕様のパイプ製荷物棚。国鉄末期の一番悪い時代の名残を良く残しています。

酷評しましたが大宮方面から乗換なしで中央線に出られるこの列車は大好きです。

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最初に降りたのは甲斐大和駅。この駅に来た目的は奥に見える笹子トンネルです。

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笹子トンネル下り線山梨側出口。ポータルには右から左に「代・天・工」と書いた額があります。wikiによると明治の元勲、山県有朋の揮毫で「天に代わって工事する」という意味だそうです。で、明治に工事されたトンネルが今も現役です。感動しますねぇ。

トンネルを出て直ぐに小さな渓谷を渡る鉄橋があります。線路脇から鉄橋とトンネルを絡めて撮ろうと考えていたんですが行ってみると両脇は民家。河原に降りようとしても民家が続いていて降りられませんでした。

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この駅は大月-塩山間で唯一の待避可能駅として主に上り列車の待避が結構あります。

ホームで撮っている時に丁度ブル・サンが特急を待避する場面に出くわしました。

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ここ中央線はもちろん地元高崎線でもすっかり主役になりました。小生の好きな64-1000番台はどこ行ったんでしょうか。

「まもなく発車時刻です」と女性の声で運転台にアナウンスが流れていました。最新の機関車は凄いですねえ。

甲斐大和へは11:47着~11:56発、3008Mの待避だったようです。

配置区札の「高」の字体が昔のままで良いですな。

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ここで一番まともに撮れた115系の写真がこれです。

残念ながらスカ色ではありません。

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この駅で感動したのが喫煙場所に設けられた屋根。。。最近ホームの端っこで「これでも吸うんかぁ」と言わんばかりに設置してる駅が多いんですが久しぶりに正しい設置方法を見ました。JR東さん、たばこ税の恩恵受けてるんだから少しは還元してクダサイ。

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これ以上居ても特急と長野色しか来そうもないのでやってきた各停で一駅先の勝沼ぶどう郷に移動します(また切れてるし)

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豊田の115系はスカ色で良いんですが車両そのものは古い300番台の内装改善車、一方松本の車両は10年くらい新しい1000番台車です。

車端のロングシートは1000番台の証し。張り替えだけは施工済み。

115系は地元・高崎線の主役だったので2000番台以外の各形式に乗れましたがやはり1000番台が一番良かった。何と言ってもシートピッチが拡大されてる点。逆に最悪だったのは冷房化初代の300番台でした。0番台と同じ狭ピッチなのに背ズリが厚くなって圧迫感が増してしまいました。サービス向上が裏目に出てたと思います。

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勝沼ぶどう郷に着いて乗ってきた115系を撮ろうとしてると狭いホームの反対側をスーパーあずさが高速で通過、ちょっと怖かったです。

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ぶどう郷らしい撮影場所を求めて暑い中歩き回りましたが結果はこんなもんで・・・

ぶどう棚はありますがぶどうの葉が茂って無くて雰囲気出ません。しかも特急のほうが本数多い気がします。

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諦めて駅横の旧勝沼駅ホームを利用した公園で一服してるとこんな時にスカ色が来ます。

手前の金網がレベル、新ホームが勾配の途中に設けられてるのがよく分かります。

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前回ちょっと書いた旧・大日陰トンネルを利用した遊歩道の内部。この日は30度近い暑さでしたが内部は半袖では寒いくらいです。

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脇にある導水トンネル。説明板によると大日陰トンネル工事の際に同じ煉瓦を使って施工されたそうです。実に美しい煉瓦組のアーチです。

ここにはEF64・0番台も露天ですがキレイな状態で保存されています。

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帰りの電車を待っているとやって来たのは皮肉にもスカ色。豊田の電車は朝下って夕方帰って来るのでしょうか。

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大月で見かけた富士急の「フジサン特急」。元は165系改造のパノマラ・エクスプレス・アルプスですね。対になっていたもう3両もここに居るんでしょうか。それにしてもこの塗色は賛否分かれそうです。

というわけで時間と金をかけた撮影行はお粗末な結果になってしまいました。

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中央東線で失敗

2010-05-16 21:52:15 | 関東近郊、JR特定線区外と私鉄

この前のGW、新型機FINEPIX-S2500を携え中央東線にスカ色115系を撮るべく出掛けてきました。その折の失敗談。

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先ずは快速ビューやまなし号。当日の珍しい列車できちんと押さえたいところですが結果はご覧の通り。

前のPowerShot A610が広角側は35㎜相当までだったんですが今回は28㎜相当まであって随分新鮮に感じます。

で、ギリギリまで入れようとしたものの「今だっ」と思ってシャッターを押したら写るまでホンの少し間があります。

初めてのデジカメだったA610も最初は似たような失敗が随分ありました。今回も慣れるしか無いようです。

だいたい前のカメラでは走ってる電車なんてほとんど撮らなかったし。やっぱり電車は速い。

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同じ手の失敗作。広角で端の方に来ると一層早くなって難しい。

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電車撮影の難しいのは架線や架線柱の処理もありますね。ネットで見てて何気なく撮られたような写真でもいざ自分で撮ろうとするとなかなか簡単にはいかんもんじゃだと痛感します。

上の2枚は甲斐大和駅です。奥のトンネルは有名な笹子トンネルの山梨側出口。出た直ぐに小さな鉄橋があって、あそこの脇に行きたかったんですけどね・・・

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今度の二枚は一駅進んで勝沼ぶどう郷です。以前、身延線走破に向かう途中、一面の葡萄畑の眺めが素晴らしくここで115系を撮ろうと考えたんですが

まだ葉が出て無くて全然葡萄畑と分かりません。

こうして架線柱や信号機に「当たる」あるいは「被る」のは気にしなければ良いんでしょうが、それじゃただのスナップ写真になってしまうしやはり気をつけたいものです。

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スーパーあずさが鼻毛を伸ばしてるように見えます。架線柱を支える張り線に蔓性植物が絡むのを防ぐ物が丁度当たっています。こんなの狙ったって撮れるモンでもないのに・・・

場所は勝沼ぶどう郷駅東京方にある大日陰トンネルの出口。

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下り列車がトンネルを抜けたところ。これはかろうじて走り去る電車の最後部が画面に残ってくれました。

手前に見える線路は

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よく雑誌に紹介されている旧トンネルを整備した遊歩道に続いています。

次回に改めて紹介しますが素晴らしい遺産です。中央線に低屋根車が必要だった理由が良くわかる断面の小さなトンネルですがポータルの造りは芸術品のようです。

とは言え30分かかるとあったのでこの日は通りませんでした。

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41年前のGW、吉野川鉄橋付近

2010-05-09 21:29:14 | 蒸機時代の徳島で撮ったん

楽しみにしていた黄金週間も終わって「普通の日」の連続が始まりました。

6月は祝日すら無いし当分は夏休みを待ち焦がれることになりますね。

そのGWは新鋭機FINEPIX-S2500を持って二日間撮り鉄してきました。その失敗報告は次回にして今回は1969年のGWに高徳線・吉野川鉄橋南岸で撮った写真を。

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C58の牽く上り貨物列車が吉野川鉄橋に差し掛かったところ。

以前に掲載したような気がして調べて見ましたがモノクロの方だったようです。

ネガにキズや汚れがあって酷い状態ですがカラー写真の中では気に入ってる一枚です。

集煙装置の他に重油タンクも付けたC58の均整のとれた姿が最高です。

この付近は今もあまり変わってないようですが、当時は土手で牛が放牧されていました。

11号線の吉野川橋から海の方にかけても結構放牧されていました。

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一枚目の列車が鉄橋を渡りだしたところです。

汚れているせいか自慢の鳶色に見えませんが右から3両目はワム80000だと思います。ワフには前年のヨンサントウから施行された島内専用の黄帯が巻かれています。いつの間にか無くなっていたので2段リンク改造が施工されたんでしょう。

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暫くするとやってくる下り貨物。以前に紹介した銀河鉄道さんの記事によるとこの列車が387レで先の上りは386レ、大宮で交換していたようです。

場所は吉野川と鮎喰川の間を流れる放水路?に掛かる鉄橋の北岸です。一昨年、阿讃山脈をバックに撮ろうと同じ場所に行ってみましたが木が茂って無理でした。

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最後は眉山をバックに鮎喰川鉄橋を渡る翌日の386レ、牽引機は295号機のようです。

ネガカバーの記録は5月4日となっていましたがどちらの日が4日なのかはわかりません。

フィルムはフジカラーN100の12枚撮りで、カメラはキャノンVLⅡ+コムラー135㎜とキャノン50㎜です。

右側に通信線があるので反対側から撮りたいところですがそうすると逆光になるんでこっち側にしたのか、あるいは反対側では眉山の頂が写り込まなかったからか・・・

吉野川鉄橋を渡る列車を眉山をバックに撮ろうとすると光線状態にはかなり悩まされます。

とはいえこの組み合わせは徳島を象徴する構図だと思うので次回帰省の際また挑戦してみます。

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八木原駅の引き込み線跡

2010-05-02 22:33:21 | JRの高崎・上信越、宇都宮方面

晴天でしたね、残念ながら家事に忙殺されまた写真はお預けです。

例年ならGWにストーブやこたつをしまうんですが今年はもう少し様子を見ることにしました。

寒い寒いと言っていても新緑が爆発しています。明日こそは撮りに行こう。

で、今回も間に合わせの記事。

冬は空気が澄んでいるので赤城をバックに湘南色115系を撮ろうと八木原に行ったんですが、上手くいかなかったのでこちらを。

側線とか引き込み線が好きで、乗り鉄で上越線を通るときここにセメントサイロがあるのが眼に入っていました。

今回、行く前に地図を確認すると未だ引き込み線が残ってるようだったので期待してたんですが無くなっていました。

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八木原駅渋川方です。正面は子持山(たぶん)、写っていませんが右手に赤城、左手に榛名を望む素晴らしい所です。

中央左寄りにセメントサイロに伸びてたと思われる引き込み線の名残があります。

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これが八木原のランドマーク、デンカセメントのサイロです。デンカセメントといえば軍配マークのホッパーを見かけなくなりました。

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一枚目の引き込み線名残を駅外から撮ったところ。手前の柵は出来たばかりのピカピカです。

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上の写真の場所から道路の反対側、工場内部を望んだところです。上の写真の線路と繋がっていたであろう線路が残っています。

この道路沿いの柵も出来たばかりのようです。

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2枚とも柵越しに構内を望んだ写真です。だいぶ剥がされてますが昔は何本も線路があったようです。

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線路を剥がしてるだけなのか、それとも事業所自体が無くなるのか。上の写真の背景が赤城山です。

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サイロと線路挟んで反対側にはセメントタンクローリー。鉄道の代わりにこのタンクローリーが運んで来てるんでしょうか。

今回の写真は2月下旬の撮影なのでまだPowerShot-A610です。

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