徳島鉄道風景(新)

昔の徳島の蒸機が尽きて関東中心にしてましたが
戻って来たんで、これからは徳島起点でやってきます。

去年の夏、長田第三踏切にて

2010-06-27 21:43:25 | 徳島で

ちょっと前の予報では本日雨とのことだったので、雨の方が良さそうな撮影を考えてダイヤの準備をしていました。

ところが雨は明け方で上がってしまい蒸し暑さだけが残りました。上手くいきません・・・ニュースによると四国は大雨、あっちは梅雨末期なのか。

去年の夏帰省時に撮った写真で実家のパソコンに入れっぱなしになっていたのを今年の春回収してきました。

Simg_0010_1

場所は高徳線吉野川鉄橋北岸、応神中学(たぶん)の裏手辺り。

ここに来たのはこの年の春、ごっさん様の「トレたび」に採用された写真を見て小生も眉山と吉野川鉄橋を組み合わせた構図で撮ってみたいと考えてたからです。

昼飯喰ってからのこのこ炎天下を出掛けてきたら結果はご覧通り逆光。しかも鉄橋に近づくと高速道に掛かる防護フェンスも邪魔をします。曇りの日なら良いようですが徳島の空は青くないと小生には意味がないのです。

午前中なら良いのか、あるいは季節によってもう少し光線状態が良くなる時があるんでしょうか。

この場所は吉野川の土手に続くスロープが終わりきって無くて線路がやや高い位置にあり列車そのものはスッキリ撮れる場所です。

徳島鉄の超人気ブログ「fromとくしま」で管理人のひうち様がこの辺と思しき場所で撮られた写真を見たような気がします。

Simg_0017_1

眉山や吉野川鉄橋に拘らなければ良い場所なんでキハ40・47をここで撮ろうと切り替えますがそう上手くやって来ない。この最新型車両、車内は素晴らしい造りですが外観は小生にはイマイチ。前面は小田急の古い通勤車(9000系だったか)によく似てるなという印象を持っています。窓割りのせいか、あるいは両端だけ着色された塗装のせいか20m車としての貫禄が無いような気がします。

Simg_0024_1

Simg_0029_1

国鉄型のキハ47系がいなくなると徳島もこれらステンレス車に統一されることになります。

上の2枚、同じ車体でも塗装の仕方で随分違った印象です。やはりJR四国色の方が断然良いですね。それと鉄道車両にはラインが引かれている方が似合うと思います。

かくいう1000系も登場時には「デザインに気を遣った」のが全く感じられず、ブサイクな車両やなぁと思っていましたが今となっては1500よりは鉄道車両らしいと感じます。

それにしても熱中症になるんじゃないかと思うくらい暑かったのに写真を見ると色づいた稲や空の高さに秋の気配の爽やか感。悔しいものの徳島ではお盆を過ぎれば秋です。

Simg_0037_1

諦め悪く吉成駅跨線橋から眉山を望んで一枚。中途半端な構図で優柔不断な性格が出てしまいました。どうやっても逆光ではありますが・・・

Simg_0039_1

その吉成駅のホームにて(こんな時に限ってキハ40が来る)。一目で嵩上げされているのが分かります。鳴門線にもこんな工事が、と心配しましたがあっちは土盛りじゃなくてコンクリート板張りのようなのでもう少しスマートでしょうね。 最近、JR東では「ホームには傾斜があるので注意」の旨テロップが時々流れます。あれは東急線で車椅子に乗った方が線路に転落する事故を受けてのことだそうですが、ここでは跨線橋が車椅子利用を阻んでいるのでその心配はありませんね・・・。 1500系の巨大なトイレもそうですが鉄道事業だけでなくバリヤフリーに対する難しさを感じます。ワンマンや無人化が進むのに設備だけで対応するのは限界があります。 ちょっと話が逸れてきたのでここらでお終い

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本が溜まってしまった

2010-06-27 00:31:39 | 本と雑誌

久々に本の話を。

ここ最近、本(というか雑誌)を買いすぎて読むのが追いつきません。

ついこの前「週刊東洋経済」4月3日号「鉄道 新世紀」を読み終えたばかり。

週刊東洋経済は年に一回くらい鉄道の特集があります。昨年同時期は「鉄道 進化論」でした。

今号の中で注目は梅原猛氏による私鉄を含めた全線の収支実態。’07年の営業係数でJR四国の最高は本四備讃線(児島以南)の116.4。最悪は予土線の189.9、続くは鳴門線の146.3と牟岐線の142.5。徳島県内最高は高徳線の127.9でした。

Simg_0048

その後に買ったのがこれ↑。ごっさん様の情報により購入、値段も手頃でした。内容はそこそこでしたが今夏帰省時には鳴門線を撮る、という思いが増しました。

先月文庫本を探しに寄った本屋で眼にして衝動買いしたのが↓

Simg_0056

鉄道×地図の本はたくさん出てて迷いますが、これは地図の専門社が出した本で引きつけられました。暇があるときに眺めています。

Simg_0050

今読んでるのがこれです↑。読むと言っても晩飯の時、新聞の後にチョコッと読むだけなんであまり進みません。しかしこのノストレは我々の世代には読ませる本です。

いつも覗いている「客車倶楽部」様の掲示板に常連さんが”鉄道ジャーナル最新号に糸崎駅の記事が出ている”と紹介されていました。もちろん早速購入。

Simg_0052

RJ誌購入するのは数年ぶりです。ずっとタイトルに出ている特集だけで判断して購入しませんでした。今号も件の掲示板で見なかったらこんな後ろの方のシリーズ物の記事には気が付かなかったでしょう。

変わり果てたものの一部には「糸崎な夜」と撮った当時の面影があります。またまた今夏帰省時に寄り道したくなり目下検討中です。

トドメがこれ↓

Simg_0054

上のRJ誌買いに行った時、奇しくもノストレ「山陽路」特集を発見。今読んでる東海道特集号の次号予告で買おうと決めていましたが発売日失念していました。

幸運に感謝しつつ、ゆっくり読んでいきます。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大宮工場公開に行って来ました

2010-06-20 21:16:14 | 鉄道施設

梅雨に入って蒸し暑くなってきました。季節感は大切にしたいですがやっぱり鬱陶しい。

前々回の関鉄元キハ30撮った後、大宮鉄道フェスティバルに寄ってきました。

下館で乗り換える時、一服してるとDE10が居るのに気づきました。真岡鐵道の車両だったようです。下館構内も今は使われなくなった側線がいっぱいあって3線が交わるジャンクションとして栄えた昔を偲ばせます。撮りたかったんですが水戸線の本数が少なく大宮の公開が終わってしまうのでまた今度です。

S2010_05220066

入ったときには終了まで一時間を切っていましたがまだまだ混んでいます。こういう構内に敷かれた線路が好きです。

S2010_05220059

良いですねぇ、この線路。昔々、徳島駅南側で貨物扱いしてた頃こういう線路がありました。

奥にチラッと見えているのは301系か103系1000番台か?

この右手奥にはED61が、ずっと先の新幹線高架下には青大将塗装のEF58やボロボロになったガスタービン気動車が保管されているのを高崎線車内から見ているので楽しみにしていたんですが公開対象外でした。

S2010_05220064

代わりに良い場所で展示されてた65。赤ナンバーは新鶴見の増圧装置装備車でしょうね。最近は65も廃車が相次いでるようで更新車といえ安心出来ません。

S2010_05220058

AU72でしょうか、集中型クーラーがゴロゴロ。全検中の車両から外したものか廃車発生品でしょうか、工場らしい光景。

S2010_05220071

S2010_05220074

JR貨物の工場内部では全検中と思しきDE10が公開されていました。ボンネットだけ見れば組立中の模型のようです。

S2010_05220069

S2010_05220075

桃太郎に金太郎も台検の状態で展示されていました。この両機はここの取扱機種ではないと思いますがわざわざ台車外して展示してくれています。

S2010_05220081

台車といえばこれ。砂箱や大きいブレーキシューが機関車用。コイルバネなので65か64でしょう。

S2010_05220085

たぶんこいつの台車だと思います。最近、高崎線でさっぱり見かけなくなりました。

S2010_05220060

S2010_05220061

片隅では部品販売。終了間際だったのでいわゆる売れ残り。五能線のサボは人気が無いようで。

S2010_05220062

この運転席の椅子は人間工学的に作られていて背もたれはなくても体が安定するそうです。

ここに来る途中、これを買って持ち帰る方に何組か出会いました。ちゃんとキャリアーを用意してる方が大方でしたが衝動買い?した方は運ぶのに苦労されてました。

S2010_05220092

S2010_05220094

65P型と元祖ピンクロコ。庇があるだけでずいぶん表情が引き締まります。65の方は保存のための署名集めやってました。

S2010_05220100

今回展示の目玉はこれでしょう。使い込まれた貨物機も格好いいですが青もよく似合ってます。全く同じではなく側面ルーバーに若干違いが見られます。

S2010_05220103

ひっそりと隠れていた暴走エクスプレス。眼はつり上がってるし額にサングラス乗せてるようで強面です。

S2010_05220105

S2010_05220106

乗ってみたかったトラバーサーの体験乗車。終了までに順番が回ってこないくらい並んでいたので諦めました。随分段差がありますが車両を載せるときは何か仕掛けがあるんでょうね。

S2010_05220109

S2010_05220110

国鉄書体もいっぱいあります。トタ(=豊田)にスカ色115系がいるのはいつまでか。この車両はドア開閉体験車になっていました。

S2010_05220113

鎌倉車セは現在工場機能が無くなったのでこの表記も貴重です。それよりも東北縦貫線工事に伴い田町電車区も線路が剥がされつつあるそうです。伝統のチタ区表記もいずれは無くなるかもしれません。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

22年前の6月帰省

2010-06-13 22:45:44 | 徳島で

昨日新しい眼鏡を注文してきました。「中近両用」というヤツです。

元々の近眼に老眼がミックスされて来て遠くも近場も見辛くなっています。そんな時に新聞で見かけた「中近両用」、遠近両用は前からありましたがこれは室内専用の例えばテレビを見ながら新聞を読むというような時に使う眼鏡です。

会社で仕事は主にパソコン画面見てますが手許の書類から壁の時計までこれひとつで見えるんじゃないかと期待しています。

本日のお題

S19880603

前回、関鉄の元キハ30の塗色がタラコにしては変だと書きましたが、考えてみれば関鉄はタラコとは言っていません。自分で勝手にタラコ擬きだと思っていました。

どちらかと言えば交直機EF80・81や400番台の近郊型電車の登場時の色、ローズピンクに近かった気がします。

上の写真は1988(昭和63)年6月に帰省の途中、池田で撮ったキハ45+20です。正統タラコではないでしょうか。

何度も言ってきましたが好きな色ではありません。タラコと呼ばれるようになったのはもっと後のことでこの当時趣味誌では首都圏色(稀に合理化色)と記されていたと思います。

このころは写真と言えば子供ばっかり、カメラもコンパクトカメラを使っていてこの帰省でも車両を撮ったのは数枚です。

鉄から離れていたので「首都圏色」がまさか四国にも居るとは思って無かったので撮ったのだろうと思います。

1988年=昭和63年は色々の端境にあたる年でした。前年には国鉄民営化でJR発足、この年の4月には瀬戸大橋開通、そして翌年は昭和最後の年。

で、この6月になぜ帰省したかは不明。ただ下りは瀬戸大橋を通らず児島から下津井電鉄に乗って下津井からフェリーで丸亀に渡り、そこから土讃線・徳島線経由で徳島に帰ったのでした

Skippu051_2

下津井電鉄線も丸亀-下津井間のフェリーも今はありません。廃止の噂でも聞きつけたんでしょうか。

丸亀-池田間もこの時が初乗でした。実は予讃線の多度津以西と土讃線の高知以西の四国の西半分は未だ行ったことがありません。灯台元暗しです・・・

S19880601

下電下津井駅です。左の緑はフジカラー号、右の赤いのはメリーベル号という名前が付いていてメリーベル号のステッカーを買ってまだどこかに保存してるはずなんですが見つかりません。

メリーベル号は赤字に喘いでいた下電が瀬戸大橋開業と瀬戸大橋博や岡山に当時開業が予定されていたデンマークの公園にちなんだテーマパーク人気を当て込んで起死回生・乾坤一擲の思いで新造した特別車両です。

一時、瀬戸大橋人気で賑わったようですがブームが去ると同時に’90年一杯で廃止になったようです。

S19880602

たこ焼きの屋台があって田舎の学校の学園祭のようにも見えますが、実は下津井駅からフェリー乗り場に続く連絡通路です。下津井-丸亀航路は四国連絡の主要ルートのひとつとして歴史があることを感じさせます。

フェリーの乗り場も木造二階建ての建物でしたが残念ながら撮っていません。乗船券にあるように「関西急行フェリー」という壮大な名前の会社が運行していました。宇高航路同様、瀬戸大橋通行料が高いのでその後も運行を続けて居たようですが’99年8月に廃止されたそうです。

フェリーの写真もフェリーから見えたはずの瀬戸大橋の写真も撮っていません。ほぼ瀬戸大橋に平行した航路で橋が見えはしたんですがコンパクトカメラで撮れるような距離ではなかったと思います。

S19880604

最後はキハ65+58(車端屋根に水タンクがあるので28ではない)です。冒頭の写真と同じく池田で撮ったものです。

左端にチラッと写っているかずら橋のミニチュアはこんな昔からあったんだと今回気がつきました。

’88年のが無いので’87年4月の時刻表を見ると徳島線には朝夕2往復の急行よしの川の他に昼間2往復の快速があり時間差は10分だったようです。

この時の帰省では日和佐の薬王寺にもお参りした記憶がありますが、なぜこんな時期に行ったかは思い出せません。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

改めて関鉄の元キハ30

2010-06-06 21:26:28 | 関東近郊、JR特定線区外と私鉄

前回はタイトル間違えてしまいました・・・

今回はちゃんと名実一致、

ですがその前にちょっと。先月オープンした銀座「阿波おどり」に行って来ました。

Sml_ts290101_4

Sml_ts290102_2

場所はかろうじて銀座の「コリドー街」にあります。↑店舗外観、ケータイの写真なので分かりにくいんですが2階の店で踊っているのが見えるでしょうか。

Sawaodori

先月、徳新ウェブ版で知って早速ぐ●なびで確認して見たところ以外に勤務先に近い。親会社の県人を誘って行ってみました。

だいぶ全国区になった阿波尾鶏に鳴門鯛・なるとわかめ・阿波牛はもちろん竹輪(ちっかですね)やフィッシュカツもあります。最大のウリは一晩二回のショウタイムでの阿波踊り。

当日は高円寺の連が出るというのでどんなモンかと思っていましたが、踊りはもちろんですが三味線こそ無いもののお囃子がしっかりしていて特に笛の音に郷愁を誘われました。

残念なのは接客の方々がいまいちでした。全員踊り子の格好をしてるのは良いんですが、開業後そろそろ一ヶ月でほぼ満席だったこともあってか混乱してました。

追加の飲み物頼むと毎回15分経っても出てこない(隣の席では30分待ってると憤慨してました)、既に出ている料理がダブって届けられることも2回ありました。オーダーエントリーシステムの端末を使用してるし全員インカムまで着けていますが役に立ってないようです。こんなどんくさいのが徳島人だと思われると困ります。

それでも徳島ラーメンはおいしかったです。

ここから本題です。

ひたちなかで田植えにちょっと早すぎたので今回は関東鉄道で元キハ30を撮って来ました。

2回目になりますが前回は同社オススメの三妻-南石下間、今回は午後から大宮鉄道フェスに行く予定があったので、お立ち台通信に出ていた下妻-大宝間にしました。

S2010_05220020_2

踏切の先が大宝駅です。田植えはGW頃だったのでしょうか、稲が伸びています。

S2010_05220012_2

下妻方はこんな感じで家が建て込んでいます。

S2010_05220017_2

主力の気動車。京成グループだなぁと思わせる塗色。

線路左側遠景にも家が建ってますが小川に掛かる鉄橋に続く緩い土手が遮ってくれます。

S2010_05220021

ひたちなか海浜鉄道と同じく上下とも一時間に2本の列車があるので丁度良い間隔で列車がやって来ます。

S2010_05220024

中継信号機に表示された「2」は大宝駅の番線を示しているのだと思います。この春、一線スルーになって信号機も改良されたと駅に貼ってありました。

S2010_05220054

一線スルー化に伴い快速列車は上下に関係なく駅舎側の直線を通過するそうです。この手の改良工事は投資額の割に時間短縮は僅かなんですが中小私鉄で努力を怠らないのには感心します。

徳島線だとY字分岐を有料特急がノロノロと通過してるんですがやはり費用対効果を考えるとなかなか出来ないでしょうね。

S2010_05220048

本命登場。FINEPIX-S2500の18倍ズームを一杯に伸ばした写真です。ここまで長くなるとしっかり構えているつもりでもファインダーを覗いているとグラグラ揺れているのがよく分かります、やっぱり三脚が必要なんでしょうね。

S2010_05220029

水田の定番アングル。ここは午前中、筑波山を背景に入れようとすると逆光になります(上の写真の反対側)。もっともこの日は薄曇りだったのでボンヤリとしか見えませんでしたが。

S2010_05220049

S2010_05220050

旧国鉄のいわゆるタラコ色とはちょっと違うような感じです。正直あまり好きな色ではありませんが緑の中では良く映えます。

次はやはりもっと天気の良い日に三妻-南石下で撮ってみたいデス。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする