三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

『慶北新聞』の記事にたいするあらたな公開質問

2014年10月28日 | 木本事件
 9月1日の韓国の『경북신문』(『慶北新聞』)に、「木本事件」に関する事実と大きく異なることがいくつも書かれている「91년 전 관동 조선인 대학살, 그 참혹한 역사와 마주하다(91年前 関東朝鮮人大虐殺、その残酷な歴史と向き合う)」と題する김희동記者の記事が掲載されました(その原文全文は、9月2日にこのブログに掲載してあります)。
 この記事は、『경북신문』(『慶北新聞』)のウェブサイトに、9月1日17時21分にアップされ、それを三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(李基允氏・裵相度氏)の追悼碑を建立する会が発見したのは、9月2日朝でした
 三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(李基允氏・裵相度氏)の追悼碑を建立する会は、直ちに9月3日に、この『慶北新聞』の誤った記事にたいし、公開質問するとともに記事訂正を求めました(このブログの9月3日の「『慶北新聞』にたいする記事訂正要求」、および9月4日の「『慶北新聞』にたいする記事訂正要求(日本語訳文)」をみてください)。
 『경북신문』(『慶北新聞』)からは、いつまでたっても応答がないので、三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(李基允氏・裵相度氏)の追悼碑を建立する会は。9月21日に、「訂正要求に直ちに応じてもらいたい」と、再度応答を求めました。

 「91년 전 관동 조선인 대학살, 그 참혹한 역사와 마주하다(91年前 関東朝鮮人大虐殺、その残酷な歴史と向き合う)」と題する記事の他に、『慶北新聞』には、9月14日までの間に、「木本事件」にかんする虚偽に満ちた記事が4個掲載されました(そのうちの2個については、このブログの9月5日の「『慶北新聞』のあらたな偽りの記事」と9月6日の「『慶北新聞』のあらたな偽りの記事 続」をみてください)。

 『慶北新聞』に、「木本事件」に関する偽りの記事が何度も掲載され、そのままになっている事態を放置しておくことはできません。
 なぜ、どのような経緯で日本と韓国の民衆運動にかかわる重大な虚偽にみちた記事が掲載されたのかを明らかにしたいと思います。
 そのため、三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(李基允氏・裵相度氏)の追悼碑を建立する会は、今朝(9月28日未明)、慶北新聞社に、公開質問書を送りました、
 以下は、その全文と日本語訳文全文です。

       三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(李基允氏・裵相度氏)の追悼碑を建立する会  佐藤正人
  



 경북신문사 귀중

 공개로 질문하겠습니다

        미에현 기노모또에서 학살된 조선인 노동자(이기윤씨・배상도씨)의 추도비 건립회
                           http://www5a.biglobe.ne.jp/~kinomoto/
 2014年10月28日

■(一)■
 미에현 기노모또에서 학살된 조선인 노동자(이기윤씨・배상도씨)의 추도비 건립회에서는 경북신문의 잘 못 된 기사에 대해 9월3일에 질문과 정정요구를 했습니다만 회답이 없어 다시 9월 21일에 회답을 독촉하는 메일을 보냈습니다.
“경북신문”의 이러한 틀린 기사는 역사적 사실을 밝히고 일본의 침략책임을 따지려는 일본과 한국의 민중운동을 방해하는 것입니다.
속히 정정해 주시기 바랍니다.

 9월 3일의 질문 및 정정요구는 2014년 9월 1일 “경북신문”에 게재된 「91년 전 관동 조선인 대학살, 그 참혹한 역사와 마주하다」라는 제목을 붙인 기사(입력: 2014年9月1日17:21)에 대해서였습니다.
이 기사 이외에도 9월 14일 까지 “경북신문”에는 '기노모토사건'에 관한 허위 기사가 게재되었습니다.
그것은 다음과 같은 4개 기사입니다.

■(B)『경북신문』(掲載:2014년 09월 01일。입력 : 09월 01일 17:22)
   "일본내 독립운동 뿌리 뽑기 위해 유언비어 퍼트려 조선인 학살"
  김문길 한일문화연구소 소장 인터뷰
■(C)『경북신문』(입력 : 2014년 09월 01일 21:06)
  "경주군 내동면이 고향인 이기윤씨 유족을 찾습니다"
  김문길 한일문화연구소장
  1923년 관동 대지진 이후 '기모도쵸 조선인 학살 사건'
  '배상도•이기윤'비문•무덤
  日 기모도쵸 현지에서 발견
  일제만행 규탄위해 유족 찾아
■(D)『경북신문』(입력 : 2014년 09월 02일 20:05)
  정부, 일본 관동대학살 책임 강력히 대응할 때
■(E)『경북신문』(입력 : 2014년 09월 14일 17:12)
  일제감정기 억울하게 죽은 이기윤씨, 경주서 유족 찾는데 희망적
  김문길 한일문제연구소장
  당시 주소 배반동 위치 확인

       ※註 2014년 9월1일에 “경북신문”에 게재된 「91년 전 관동 조선인 대학살, 그 참혹한 역사와
          마주하다」라는 제목을 붙인 기사를(A)로 합니다.

■(二)■
 “경북신문”에 왜 어떤 경위로 허위 기사가 게재되게 됐는지를 알고 싶습니다.
다음 질문에 대답해 주시기 바랍니다.

 (1)9월1일의 “경북신문”기사(「91년 전 관동 조선인 대학살, 그 참혹한 역사와 마주하다 」)에서 '기사는 김문길 한일문화연구소 소장의 증언을 바탕으로 정리했음을 밝힙니다'라고 주기가 붙여져 있는데 김희동기자는 김문길씨에게 직접적으로 취재하고 기사를 썼습니까?

 (2)9월1일의 “경북신문”기사(부제:「김문길한일문화연구소소장인터뷰」.김문길씨의 사진도 게재되어 있다)는 기자가 실제로 김문길씨에게 인터뷰를 해서 쓴 기사입니까?

 기사(A)에는 '기사는 김문길 한일문화연구소 소장의 증언을 바탕으로 정리했음을 밝힙니다' 라고 주기가 붙여져 있고 인터뷰기사(B)에는 김문길씨의 약력과 사진이 첨부되어 있습니다.

 이 기사에 대해 김문길씨는 일본에 있는 지인에게
    '직접적인 인터뷰는 없었고 건네 준 작년의 활동보고를 참고로 기자가 정리한 기사이다'
    '9월1일까지 김희동기자에게서 취재를 받은 적이 없고 자료를 몇장 건네 주었을 뿐이다'
라는 이야기를 했습니다.

 만일 기자가 김문길씨에게 실제로 증언을 듣지 않는데 '기사는 김문길 한일문화연구소 소장의 증언을 바탕으로 정리했음을 밝힙니다'라고 주기한 기사, 및 인터뷰를 하지않는데 '김문길한일문화연구소소장인터뷰' 라는 부제를 붙인 기사를 “경북신문”이 게재했다면 앞으로 “경북신문”이 사회적으로 사죄하고 기사를 철회하지 않는 한 사실을 전한다는 언론기관으로서 그 책임을 포기하는 것이 되지 않겠습니까.

 회신을 주시기 바랍니다.




 慶北新聞社 貴中
 
 公開で質問します

       三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(李基允氏・裵相度氏)の追悼碑を建立する会
                          http://www5a.biglobe.ne.jp/~kinomoto/
 2014年10月28日

■(一)■
 三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者(李基允氏・裵相度氏)の追悼碑を建立する会では、『慶北新聞』の誤った記事にたいし、9月3日に質問および訂正要求をしましたが、回答がなく、再度9月21日に回答を催促するメールを送りました。しかし、それにも回答がありません。
『慶北新聞』の誤った記事は、歴史事実を明らかにし、日本の侵略責任を問う日本と韓国の民衆運動の深まりを妨げる記事です。
速やかに、訂正してください。

 9月3日の質問および訂正要求は、2014年9月1日の『慶北新聞』に掲載された「91年前 関東朝鮮人大虐殺、その残酷な歴史と向き合う」と題する記事(入力: 2014年9月1日17:21)にたいしてでした。
 この記事の他に『慶北新聞』には、9月14日までの間に、「木本事件」にかんする虚偽に満ちた記事が掲載されました。
 それは、つぎの4個の記事です。

■(B)『慶北新聞』(掲載:2014年9月1日。入力 : 9月 1日 17:22)
  "日本の朝鮮独立運動の根を断つため 流言飛語をひろめ朝鮮人虐殺"
  金文吉韓日文化研究所所長インタビュー
■(C)『慶北新聞』(入力:2014年9月1日21:06)
   "慶州郡内東面が故郷である李基允さんの遺族を探します"
  金文吉韓日本文化研究所長
  1923年関東大震災以後 ‘木本町朝鮮人虐殺事件'
  ‘相度・李基允'碑文・墓
  日本 木本町現地で発見
  日帝蛮行糾弾のために遺族を探して
■(D)『慶北新聞』(入力: 2014年9月2日 20:05)
  政府、日本の関東大虐殺の責任に強く対応すべき
■(E)『慶北新聞』(入力 : 2014年9月14日 17:12)
  日帝強占期、無念に死んだ李基允氏、慶州で遺族探しに希望
  金文吉韓日問題研究所長
  当時の住所、排盤洞の位置を確認

     ※註 2014年9月1日の『慶北新聞』に掲載された「91年前 関東朝鮮人大虐殺、その残酷な歴史と向き
       合う」と題する記事を(A)とします。

■(二)■
 『慶北新聞』になぜ、どのような経緯で、虚偽にみちた記事が掲載されたかを明らかにしたいと思います。
 次の質問に答えてください。
 
 (1)9月1日の『慶北新聞』の記事(「91年前 関東朝鮮人大虐殺、その残酷な歴史と向き合う」)に、「記事は金文吉日本文化研究所所長の証言を基に整理した」という注記がつけられていますが、記者は、金文吉씨に直接取材して記事を書きましたか。
 (2)9月1日の『慶北新聞』の記事(副題:「金文吉韓日文化研究所所長インタビュー」。金文吉氏の写真も掲載されている)は、記者が実際に金文吉氏にインタビューして書いた記事なのですか。
 記事(A)には、「記事は金文吉日本文化研究所所長の証言を基に整理した」という注記がつけられており、インタビュー記事(B)には、金文吉氏の略歴と写真が添付されています。

 この記事について、金文吉氏は、日本の知人に、
   「直接インタビューはなく、手渡した昨年の活動報告を参考にして記者がまとめた記事である」、
   「9月1日までにキムヒドン記者に取材を受けたことはなく、何枚かの資料を渡しただけだ」
という意味のことを述べています。

 万一、記者が、金文吉氏から実際に証言を聞くことなく「記事は金文吉日本文化研究所所長の証言を基に整理した」と注記した記事、および、インタビューすることなしに「金文吉韓日文化研究所所長インタビュー」という副題をつけた記事を『慶北新聞』が掲載したのなら、『慶北新聞』が社会的に謝罪し記事を撤回しないかぎり、事実を伝えるという言論機関としての責任を放棄することになりませんか。

 返信を待っています。
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