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放射能汚染が未来世代に及ぼすもの 著者のお一人である綿貫礼子さんのお名前を私は知りませんでした。「ほくと未来ネットワーク」で2012-03-24記事、3・11福島県民大集会」に山梨から参加して に目を通している時に初めて知りました。
検索してヒットした中に2012年1月30日に逝去された綿貫礼子さんの死を悼む を見付けて開きました。その掲載画像の版元らしい文字を判読して 『放射能汚染が未来世代に及ぼすもの』(新評論:図書目録) にたどり着きましたので、ここから画像をいただき掲載しました。

『本書ではチェルノブイリの未来世代への放射線の健康影響について、女性の視点で追及し研究を重ね、フクシマ事故の起きたその年にたどりついたひとつの「仮説」を紹介する。同時に、チェルノブイリ事故による子どもたちの健康被害はなぜ世界に伝わらないのか、「国際原子力村」の科学者たちによる健康被害過小評価の歴史を検証し、「公式見解」=「科学」を問うている。』(紹介文から)

「ほくと未来ネットワーク」記事の前段はおいといて、後半の瓦礫処理と低線量被曝については整理された分かりやすい内容です。
8000Bq/kg の問題、バグフィルターの問題が書かれています。そして低線量であっても全国に拡散する施策を低線量被曝の問題として提示されています。このように国が主導して地方自治体が尻尾を振る事業のいかがわしさを批判すると、マスコミ扇動に乗った人々から非国民だと言われそうですが、未来の国民から見たらどっちが非国民だよ!と私は言っときます。
先日、震災がれき処理、トンあたり6万円と記事にメモしましたが、この記事からも2点をメモしておきます。どこかで読んだ記憶はありますが後日ソースを確認したいと思います。

1.東京都は、瓦礫処理を「東京臨海サイクルパワー」と契約した。この会社は東電の95、5パーセント子会社だ。さらに応募条件を満たす会社はその1社というやらせ受注だそうだ。東京都はこの契約をしただけで1億手にし、企業には140憶入るという。費用はすべて税金である。
2.鹿島建設を中心とする大手ゼネコン9社が瓦礫処理を2000憶円で受注した。鹿島は東北電力女川原発の1号機~3号機までの建設を請け負った企業だ。

3月23日に記事にした山梨県議会の決議は県議会サイトに掲載されたら確認して検討する予定です。政務調査費など無い私と資金が潤沢な議員さんとでは調査・考察のハンディキャップが大き過ぎますけど・・・・

 統計を取っている方から聞いたのですが?、行政から「これくらいの数字にしてくれ」と指示されるようです?ね。お上の言う通りのことを書かないと報奨金がもらえない。20?10年の統計には癌患者はほとんど含まれませんでした。若くない?人は皆、老衰で亡くなったということになってしまうのです。癌患?者の中には他の原因で亡くなる人もいますし。ですから、ベラルー?シやウクライナのような独裁的な国の統計は当てになりません。病?気の原因を被曝以外のものにした方が国にとっては安く済みます。?原子力ロビーと独裁政治は相性が良い。どちらにとっても、チェル?ノブイリは終わったものとした方が都合がよいのです。しかし、人?々はこう言います。「チェルノブイリは私達の人生そのものだ、と?ね」
(ソースは上記、「京都から東日本大地震被災者を支援する会」 「綿貫礼子さんの死を悼む」記事からリンクされています。まるで日本の現状を示しているようですね)

追記・いつもながらこれまで無関心ゆえの不勉強なのですが、今、多くの人々はオオヤケが決めてくる**基準値というようなものに大きな疑問を抱いていることはネット記事に多数あります。震災瓦礫の広域処理や給食などの食材汚染と子供たちの低線量被曝の問題は、福島の方々だけでなく全国の子供たちに影響していく懸念があります。
私が関心をもったリニア中央新幹線や新山梨環状道路北部区間の環境影響調査についても、おそらく同じような疑問を感じて当然な部分が隠れていると考えるに至りました。今回の山梨県議会の決議に至る経緯と内容を理解したいと思います。



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