ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
  だからネットの使い方も 工夫 したい こうふ のブログ




2011年4月8日15:30更新 の情報により、東京電力が計画停電は中止すると発表しました。『当面の需給見通しより、今後の計画停電については、原則実施いたしません。また、計画停電の「原則不実施」を、夏期においても継続することを目指してまいります。』 東京電力ホームページ
「2011.04.06 計画停電中止、横内正明山梨県知事の功績も」 に書いたように、横内知事のプッシュもあってやっと経済産業省が主導した節電施策が実施される見込みとなりましたので、私は関連情報を調べていたのですが、ヒットした中に次の記事がありました・・・
Wikipedia パチンコチェーンストア協会、ご存じのように Wikipedia は常時更新されます。以下の引用は 2011.04.08 18:00 に私が確認した内容ですから、今後に更新されることは予想されることをご承知おきください。


当団体のホームページのトップページでは、『一般財団法人「パチンコ・チェーンストア協会」(PCSA)は、チェーン化を志向するパチンコ・パチスロホール企業が結束し、協力する会であり、責任を持って社会的な役割を果たしていく事を目的とします。』と謳っている。

東日本大震災における対応として、2011年3月18日にパチンコパチスロホール関連事業者の組織5団体(当団体および、「全日本遊技事業協同組合連合会」「社団法人日本遊戯関連事業協会」「一般財団法人日本遊技産業経営者同友会」「一般社団法人余暇環境整備推進協議会」の4団体)では、被災県および計画停電実施県において「ネオンや屋外広告塔などの終日消灯」「広告宣伝」「営業時間短縮」「各都道府県警察の業務を鑑みての遊技機入替申請等の自粛」といった対応を行う事を2011年3月15日に決議したが、そのわずか13日後となる2011年3月28日には、当団体だけが、他4団体とは異なる対応を取ることとなった。その理由は下記との事。

    「今回の「計画停電」は、前日の夜に計画が発表されたり、当日になって中止が告げられるなど、必ずしも秩序正しく統制が取れた形で行われていない。さらに、パチンコ遊技とホール営業の特性から、「計画停電」時間帯の前後には準備作業に要する一定の時間が必要である。」
    「実施日をあらかじめ曜日をもって定めるなど「計画停電」の実施方法の詳細について、ホール関連5団体が東京電力と交渉の機会を持つことも重要である。」

なお、この計画停電は東京電力、東北電力の管轄下地域全体(東京23区など一部の地域で例外あり)で実施されているため「パチンコチェーンストア協会」に限った話ではなく、他の事業者や家庭では計画停電の趣旨や状況を踏まえて自主的な協力を行っている。また、経済産業省からも2011年3月15日に「省エネルギーに向けた協力依頼」が出されており、2011年4月3日時点でもその依頼は撤回されていない。


PCSA パチンコチェーンストア協会から、『3月28日付「平成23年東北地方太平洋沖地震に伴うホール5団体合意に関連して(その2)」を抄録し、PCSAを除くホール関連4団体の合意文書に対するPCSAの意見を改めて表明するものです。』と記されているPDFファイルを確認しました。

全日本遊技事業協同組合連合会サイトからは、「平成23年東北地方太平洋沖地震に伴うホール団体合意の改定について」 (PDFファイル)で、『さる、平成23年3月15日に合意した、平成23年東北地方太平洋沖地震に伴うホール5団体合意の各合意事項については、3月28日開催のホール5団体代表者会議の協議の結果、ホール4団体は、以下の内容に改定することとし、全国のホール経営者に協力を要請することといたしました。』 に続くテキストを確認しました。

この問題に関するメディア記事も2件出ていることに気が付きました。
パチンコ・パチスロ業界、4月以降もネオン消灯などで節電に協力・・・対応に差も 2011年4月3日(日) 17時37分
『一方合意から離脱を決定したパチンコ・チェーンストア協会は公式サイトにおいて協会としての主張を明らかにしています。それによれば、計画停電の実施地域では本来の営業時間に対する営業休止率は35%にも達し営業は大きな打撃を受け、既に東北の一部ホールでは従業員の整理解雇が始まっているとのこと。同協会は合意で掲げられた営業時間の短縮や営業自体の自粛は事態を一層悪化させるもので、復興に向けては被災地以外の経済活動はむしろ活発にさせる必要があるのではないかと主張しています。 同協会では「パチンコは、国民大衆に深く根付いた大衆娯楽である。パチンコは、地域に灯りをともし、人々に安心感を与え、地域のインフラとして被災地に復興への活力をもたらすものである。ホール営業者は、いまこそ、ホール営業者に託された社会的使命を全うしなければならない」としています。』

パチンコ店の営業停止求める虚偽文書 2011年4月5日16時9分
『全日遊連では警察庁に報告。警察庁は刑罰法令に触れる恐れがあるとして捜査を開始した。  東日本大震災以降、店舗や各業界団体に対してパチンコ店の営業に対する批判的な意見が相当数寄せられ、中にはいわれなき誹謗中傷も多く含まれており、心を痛めている関係者も多いが、今回の件も悪質ないたずらと思われる。』 ということです。無計画停電に対する市民の憤りが、こんな形で現われてしまったのでしょうか。

私はPDFファイルを読んでみて、パチンコ・チェーンストア協会の意見には同意できません。葉隠聞書にある言葉ですが、「人は生きるほうが好きだ、好きな方に理屈がつく」と。すなわち、二つの道があれば自分が生き延びる有利な方にもっともらしい理屈をつけて自分を守る道に進むものだが、武士道というものは自分が死ぬ方を選ぶものなのだと言うのです。(「葉隠」の冒頭に書かれているので、本屋の店頭で開けば立ち読みできます)
私の判断、行動はいつも「武士道とは死ぬこととみつけたり」にのっとりたいと思っていますので感じるのですが、、みんなが「社会的使命を全う・・」などという理屈を言うならば、今次大戦、非常時国難を乗り越えようとする時の節電、新潟県が(おそらく山梨県も)進めようとする「ピークカット15%」、日本の産業界が考慮中の「輪番操業」などは成り立たないでしょう。
被災地の避難所におられる方々が、ボランティアの方々に対して、自分はいいからもっと困っている人に・・・とおっしゃる話を聞いて涙が出ます。日本人なら日頃は気付かなくても心の奥底に抱いているサムライ心の発現だと思います。

パチンコ・チェーンストア協会の政治分野アドバイザーになっていると書かれていたのでビックリしたのですが、山梨県選出のお二人の政治家から、国難に対処するパチンコ業界のあるべき姿についてご見解を伺いたいものです。お二人とも菅直人政権を未だに温存している民主党です。カンケイナイとは言えませんね。
小沢鋭仁さん
坂口岳洋さん
私はパチンコは全く趣味では無いので山梨県内のパチンコ店が何処に、何か所くらいあるのか知りませんが、パチンコがお好きな方はサムライ心を保ってお店を選択なさるでしょう。誹謗中傷とか風評とかいうものではなく、目の前にある事実で判断できる事です。 なにか一言述べたいなら地元の政治アドバイザーさんにおっしゃればよいと思います。お店に直接言うのは気の毒です。従業員の生活を守るための苦渋の選択かも知れません、日本国全体の立場からお店に説明できるのはセンセイしかおられません。



コメント ( 1 ) | Trackback ( )


« 菅内閣の国政... 電力需給緊急... »
 
コメント
 
 
 
夏場の計画停電からパチンコ店を外すな! (ictkofu)
2011-04-10 19:38:42
夏場の計画停電からパチンコ店を外すな!
http://blog.livedoor.jp/the_radical_right/archives/52673125.html
せと弘幸Blog『日本よ何処へ』 は有名ブログですね。
http://blog.with2.net/rank1510-0.html

>パチンコ産業が電力の大口需要となっているのは、多くの国民が知っています。
だそうで、この表は読売新聞が掲載したとの事、
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-4188.html
パチンコの電力消費量は一般家庭の43万世帯分・・・
「正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現」ブログが紙面の画像入りで紹介しています。
 
コメントを投稿する
 
現在、コメントを受け取らないよう設定されております。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。