甲府市サイトに平成22年2月市長定例記者会見が出ていました。2月12日(金)の記者会見です。予定時間が余ったようで最近の事についてお話をされ、次のような記録が掲載されていました。ブラウザの関係で読みにくかったので自分用に転載させていただくことにしました。原文のままですが改行だけ編集してあります。
今年が、皆さんは「国民読書年」であることをご存知かと思いますけど、平成20年6月に国会決議により、2010年、今年を「国民読書年」とすることが定められました。国をあげて読書への意識を高めるための、あらゆる努力を重ねていくことが宣言をされています。
これにちなみ、私も先日、市立西中学校の授業参観で「読書について」の講話をしてきました。
中学1年生と2年生、300人くらいを前に体育館で話をしたんですけどね、甲府のすべての小学校においては、思い遣りのある子どもを育てることが教育目標の一つになっているんだけど、私は思い遣りっていうのは、相手の立場に自分の身を置く、そういう考え方ができる事が必要で、相手の立場を想像して相手の立場になって考えるということは、経験とか知識がなければ相手の立場に立てない。中学校1年生だと今まで生きてきた時間を全て合わせても13年か14年しか無い訳だよね。だから経験することってうんと(すごく)少ないと。この経験を補う意味で知識を得るっちゅうこんで言えば(ということで言えば)読書っちゅうのは大切なものだと。だから本を読む習慣をつけることだよっていうことを話したっちゅうこと。
そして知識と経験が多くなれば、そうすればイマジネーションっちゅうですかね、想像力を巡らすことも容易く(タヤスク)なるじゃないかなって話をして、それと同時に知識や経験をしながら自分の頭の中を深く広げていくってことは、世の中に知らないことがこんなに多いのかっていうことを知ることになる。その知らないことを知るっていうことは、自分が物事に控えめになる、控えめになるっていうことは、有益な言葉を聞かせてくれる他人が増えるということではないのかという話をした。
まあ自分自身にも思い当たる言葉なんだけど、知ったかぶりをしている人間の周りには有益な言葉を言って助けてくれる人は集まらんだよね。だから、控えめになったり、言ってみれば謙虚になって生きていれば、みんなが手を差し伸べてくれる。そういう生き方をしてみては。それについては、読書が必要なんだよという話をした。
その後、父兄参観の日和ということもあって、父兄の方々もいらっしゃったから、特に父兄の方々は女性が多かったけれど、平均寿命が延びて子育てが終わっても本を読む人生っていうのは彩りを濃くしてくれるよって話をしながら、読書する子どもを育てるためには家庭も協力をしなければだめだよって話をしたっちゅうこんだね。
家庭の教育ってどういうことかっていうと、お母さんやお父さんもきちんとした本を読んでいる姿勢を子どもたちに見せる、そんなことが必要だと思ってね。
市議会にもそんなことを期待して一生懸命に本を読んでいるおじいちゃん議員がいるけどね。森沢幸夫議員だけど、よく本を読んでいるんだよね。今何を読んでいますかって(聞くと)、今はチャンバラだなんて、佐伯なんとかっていう人の本をずっと読んでいるようだけど、俺のこういう姿を孫達が見てくれればいいなと思うこともあるんだよ、とおっしゃっていましたけどね。
そんな感じで、こう家庭の中に読書をするという雰囲気があるってことは非常に大事なこん(こと)であるから、自らも努力をしてそして子どもたちが本に親しめるような環境をこしらえあげてやってもらいたいねという話も付け加えて話をしてきたんだけどね。
あの子たちがどのくらい理解してくれたかどうかわからないけど、20を超える小学校と中学校から今のところ申し込みがあって、それを調整しながら、まあ45分だからね、やっていけないことはないと思うから、やっていこうと思うんだけど。結構難しいよ、言葉を易しくするっちゅう必要があるし、易しくすると当然語彙の数が少なくなるからね。だから、この間は中学校だったけど、今度小学校に行ったときは読み聞かせをしたりしながら、時間を切ったりと、いろいろ工夫を凝らしているところであります。また調整をしながら学校へ出かけていきたいと、こんなふうに思っているところですね。
私は宮島さんが漢籍などから引用して使われた言葉についてホームページでも記事にしていますが、優れた読書家の市長さんだと感じています。甲府市サイトの長文のページが読み難いと感じるのは行間設定がサイト構築ツールのJoomla!の仕様なのではないかと思います。
尚このブログをお読みいただく他県からの読者に申し上げますが、宮島市長は記者会見でも議会でも甲州弁をお使いになります。それを共通語(標準語)に変換せずに記載しようというのが甲府市記者会見記録の方針になっています。江戸っ子の私でも市長の甲州弁なら理解できています。
巡回図書館「なでしこ号」を利用していますが、先日ネット上で予約が出来るとお聞きし、検索してみましたが、IDがネットで取得できなくて市立図書館に電話しましたところ、図書館まで行かないと取得できないとの事でした。
いまどき、ネット上でIDが取得できないなんて他にはないと思います。とっても不親切だと思いました。
利用者に親切でスピーディなシステムをお願いしたいです。この現実をご存知ですか?市民のための役所になってください。
コメントのご主旨ですが、このブログは ictkofu というハンドルを持つ個人のサイトですので、宮島雅展市長や市役所の皆さんとは全く関係ありません。
この件は所管の教育委員会さんにお申し出になられるのが良いと思います。
市立図書館では私は利用者カードを使って借りています。貸出し中でどうしても読みたい本の予約などは訪問した時に処理しています。
http://libnet.city.kofu.yamanashi.jp/lib/sitemap.html
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などがあるのは知っていますが、一番最初の手続きについての説明が見つからないので、私は放置しています。
「蔵書検索・予約」のページでヒットした一冊を表示させて、
「予約申込」をクリックすると、
「ユーザーログイン」のページになります、
この段階で初めての人が戸惑うでしょう、それをどう処理するか考えるのはサイト構築者の腕の見せ所です、私はいつもここで苦労します(^o^)
http://libnet.city.kofu.yamanashi.jp/opac/wopc/pc/pages/Login.jsp
利用状況などWebページで確認するなら SSL による交信が望ましいですし・・・図書の閲覧、利用履歴くらいでとんがるなと言う向きもあるでしょうが・・・なにしろ県立図書館利用カードに住基ネットカードを使おうという山梨県ですから(^o^)
http://e-words.jp/w/SSL.html
OPAC(ONLINE PUBLIC ACCESS CATALOG)については、
http://opac.ndl.go.jp/help/internet/ohelp2.html
国立国会図書館に詳しい説明があります。
同じようなシステムを使っているので /opac/ というディレクトリが見えるのでしょう。
Webページ制作に関わる者として私は、初めての読者への 「思いやりが大切っちゅうこんだ」 、そういうサイトを作るためには 「イマジネーションっちゅう」 ものを多様に描ける自分でありたいといつも思っています・・・という私も 「知ったかぶりをしている人間」 の一人(^o^)