2011.05.26 山梨県各地や甲府市で下水汚泥にセシウム検出を書きました。そのコメントで6月9日の山梨県発表について以下のように書きました。
発表日:2011年6月9日 (第2回)山梨県流域下水道汚泥中の放射性物質の調査結果について(速報)
このページには5月26日のデータを併記したPDFファイルが付属しています。富士北麓浄化センター 放射性ヨウ素131 1500 Bq/kg の値は、大変な事実を示していますが、おそらく測定ミスとして修正版が出ると思いますので、それを待ってからコメントする予定です。
甲府市上下水道局は6月10日に発表しましたが、5月26日にHTML版で掲載したページを削除して、その時のデータ(採取日 5月20日)もPDFファイルに作り替えてあります。汚泥等の放射性物質の測定結果について(このページも次回の発表では別なページに作り替えられるかも知れません)
甲府市6月10日発表は、採取日 平成23年5月30日 測定機関は日立協和エンジニアリング株式会社で前回と同じです。
甲府市上下水道局浄化センター脱水汚泥等の放射性物質測定結果 (単位は Bq/kg)
脱水汚泥 : 放射性ヨウ素131 = 111、放射性セシウム134 = 24、同136 = 不検出、同137 = 17
焼却灰 : 放射性ヨウ素131 = 不検出、放射性セシウム134 = 492、同136 = 不検出、同137 = 600
このように甲府市でも半減期8日の ヨウ素131 が検出されています。富士北麓浄化センターは6月1日の試料ですから、ほぼ同時期にヨウ素が検出されたということで、どういう説明ができるのか、私にはわかりません。
静岡県-茶の放射能調査結果では、ヨウ素は検出されないのです。
うがった見方をすれば、被災地支援で福島方面から戻られた方々の車両、資材などに放射性ヨウ素を含む何かが意図せずにくっついてきて、それが洗濯、洗車などの作業で下水に流されたのでしょうか。
ところで「情報リテラシー」に関連してもう一度ご紹介しておきます-2011.04.10 国民へ発信する情報のファイル形式(LASDECより)
その後に気付いたのですが、経済産業省でもこんな記事を発出しています-2011年3月31日 東北地方太平洋沖地震等に係る情報提供のデータ形式について
データは自動処理可能な形で提供してほしい という記事はネットで話題になっていて知りました。多数のコメントが付いていて、私も他山の石として勉強させていただいております。