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2010年4月末から甲府市議の野中一二さんがまとめておられた甲府駅北口まちづくりの変遷が完結したようです。5月2日に野中一二のBlog 人は石垣人は城に書かれていてホームページを再訪問しました。

最初の公開分から私の感想として書いた2010.04.29 歴史に翻弄された街、甲府・・・の続きになりますが、今回のタイトル One for All, All for One は野中さんのブログから戴きました。ラグビーが語られる時にもよく使われている有名な言葉です。私は昔、図書館から借りて大西鐵之祐さんの「闘争の倫理」 を熟読したことがあります。分野は違ったのですが心に響くものがありました。前の記事でも書いたように私はサッカーにも野球にも、ラグビーにも縁が遠いのですが身心活動の精神性については時々思いを巡らせていたからです。

それはさておき、第一章・「歴史に翻弄された街」、第二章・「なぜ今北口なのか」に続く第三章・「住民の力」については2008年10月掲載のページに書かれていたことですが、その発足後の活動の一つとして昨年「サマーINきたぐち」の復活もありました。今年も楽しみにしたいと思っています。

第四章・「大きく動いたきっかけ」では、既に第二章に書かれていたことをふまえて、「北口地区景観形成住民協定書」について既に書かれていた2004年09月03日の内容を再録されています。ここには書かれていませんが、東京ガスのガスタンクが塗り替えられたことなど、「2009-08-21 甲府駅北口の色が見えてきた」の記事は北口の景観基準がしだいに固まったことを伝えているものと思います。初めて甲府駅を降り立った人の眼に映る色を街の第一印象として大事にしたいです。甲府駅に降りる・・・と書くたびに、私は深夜の甲府南口で見た灯、ただひとつ牛丼吉野家の店先がまぶたに甦ります。深い闇に沈んでいる町、山梨県甲府市の玄関はここなのか、自分はこれからここに住むのかという暗澹たる気持ち・・・二度と味わいたくない思い出です。

第五章・「ハードからソフトへ」、このタイトルはいいですね、私好みです(^o^) 「継続させる忍耐力も必要になってくる」と書かれていることには現場におられる方々の危機感も感じてしまいます。イベントをやってワーッと温度が上がったと思うと翌日には冷え込んでいく、その繰り返しは街づくりにはならないでしょう。チロチロと火を絶やさず、しかし無理せず、温度を維持していければ街はいつでも温かく、老舗に感じる安心感と温か味のようなものが街に溢れる、安心して歩ける、歩いて楽しい街になる。
One for All, All for One は歴史文化学術の街づくりに One-Self でやれることを考え、やり続けることかも知れません。そういう皆さんが集まったような「北口地区まちづくり推進委員会」の活動に注目していきたいと思います。

私も「甲府駅北口地区整備計画の経緯」のページを補足更新していこうかと思っています。甲府への情報距離が遠い私をソースに導いてくれるこのような「地図」に感謝です。



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