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[ジュネーブ 3日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は3日、新型コロナウイルスに対する完璧なワクチンという「特効薬」が開発されることは永久にない可能性があり、正常化への道のりは長いと述べた。一部の国は新型コロナ対策を改める必要があると指摘した。
WHOのテドロス事務局長と緊急事態対応の責任者マイク・ライアン氏は、マスクの着用やソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保)、手洗い、検査などの衛生対策を積極的に強化するように促した。

テドロス事務局長は、ジュネーブにあるWHO本部でオンライン形式の記者会見を開き「人々や政府に対するメッセージは明確だ。『すべて実行するのだ』」と述べた。マスクは世界の結束を象徴するものとなるべきだと付け加えた。「多くのワクチンが第3相臨床試験の段階にあり、感染予防対策として効果的なワクチンが多く出てくることをみな望んでいる。 
ただ、現時点で特効薬はない。今後もないかもしれない」と話した。新型コロナは公衆衛生に関する20世紀初め以降で最大の緊急事態であると同時に、ワクチン開発に向けた世界の競争もまた「前代未聞だ」と語った。

ライアン氏は、ブラジルやインドなど感染率が高い国は大きな闘いに備えるべきだと述べた。「出口までは長い。長期間頑張る必要がある」とし、一部の地域で対策を「改める」ことを促した。「一歩下がって国内のパンデミック対策をじっくり検証する必要がある」と述べた。 
米国の感染拡大について質問されたライアン氏は、米当局が「正しい道のり」を示したようであり、それはわれわれの仕事ではないと答えた。

◇ 2020年8月4日 / 01:14 WHO、コロナワクチン期待をけん制 「正常化へ道のり長い」(ロイター) 日本語版記事からの引用です。
◇ August 3, 2020 Anxious WHO implores world to 'do it all' in long war on COVID-19 (この記事かと思います)


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