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別件で巡回していたら気が付いたWebページがありました。創業者 稲盛和夫 “KAZUO INAMORI Official site” と書かれています。

動機善なりや、私心なかりしか という言葉を初めて知りました。
『また、仕事を進めていくに当たって、「プロセス善なりや」ということを問うています。結果を出すために不正な行為もいとわないということでは、いつかしっぺがえしを食らうことでしょう。実行していく過程も、人の道を外れるものであってはならないはずです。』

私はこのブログでしばしば「プロセス」という言葉を使います。稲盛さんが、「プロセス善なりや」 とも唱えておられるのに感銘を受けました。

プロセス、行政ではその中で合意形成を計る作業が必ずあります。先日の「リニア活用基本構想骨子(案)の意見交換会」もその一つだったでしょう。

合意形成といえば、私は 百武ひろ子さんのブログ も読んでいます。
2012年10月7日の記事 「苦しくたって」 『合意形成には楽しい合意形成と辛い合意形成があります。』 この記事にもプロセスという言葉が出てきます。(2013年4月にブログサイトが移転されたので現在のブログにはありません)

「合意形成を計るプロセスは善なりや」 リニア中央新幹線で山梨県が活性化するとして推進されている方々に、稲盛さんや百武さんと同じような想いがあるかどうか。その理念を語っている記事を読んでおきたいのですが、私には未だ見つかりません。

あるのはデータの羅列に過ぎない情報ばかり。私の直感としては、それらは信ずるに足らないのです。そのデータで合意を形成しようとする「動機善なりや、私心なかりしか」、いくらでも反論できるデータでは合意には至らないのです。

行政各位が一所懸命に実施しているのであろうプロセスすら 「アリバイづくりに過ぎない」 と揶揄されるのは何故か。「動機善なりや、私心なかりしか」 「プロセス善なりや」 と自らを問うてみれば、「一所懸命空回り」の状況が納得できるかも知れません。
しかし、行政がいったん決めたことは変らない、変えられないという状況があるようです。本来ならそこに二元代表制の機能が働くはずなのですが、議会が機能しない地域では、『私は、動機が善であり、実行過程が善であれば、結果は問う必要はない、必ず成功すると固く信じています。』と稲盛さんが言われることと真逆の結果が出てくるのでしょう。甲府市中心市街地活性化事業に私はそれを見てしまった、と感じています。リニアは単にココリの巨大化なのではありませんか。

山梨県外からの読者の方々には言葉が足りませんでした。「ココリ」 とは甲府市中心市街地活性化事業の目玉でしたが、「紅梅地区再開発ビル(KoKori ココリ)」に記録したように多額の税金がどのように使われたのか未だに納税者に報告が無いまま、事業の成果も分からない建物の名前です。



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