NHK解説委員室
4月スタート 女性を支援する新法(2024年03月08日)
3月8日は国連が定める「国際女性デー」。世界各地で女性の人権や地位向上にまつわる記念行事が開かれます。
ところで日本では、4月から女性を支援する新しい法律がスタートします。
「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」、通称「女性支援新法」です。
対象になるのはその名の通り「女性」。
女性は日常生活や社会生活を送る上で、女性であることにより、様々な困難な問題に直面しやすい状況にあります。
たとえば、性暴力など「性にまつわる問題」や、DVなど「家庭の問題」、不安定な仕事で生活困窮するなど「お金の問題」など多岐にわたります。それでも「仕方がない」とか「自分さえ我慢すれば」と耐えて、どこにも相談しない・できないまま問題が深刻化してしまうこともあり、そうした女性を支援するためにこの法律が作られました。
【以下長文で、次の記事でサイトは終了です】
Q 何か相談したいと思ったときの相談窓口はどのようになっているのでしょうか。
お住まいの都道府県や市町村、支援団体などに窓口があります。またこの法律をきっかけにできた厚生労働省の特設支援サイト「あなたのミカタ」では女性が抱える問題にはどういったものがあるのか、わかりやすく事例が紹介されているほか、地域の身近な相談窓口が検索できるようになっています。
法律の中身の充実はまだこれからですが「こんなことで相談していいの?」という人もまずはちょっとアクセスしてみるといいかもしれません。そしてこの女性支援新法を知る人を増やしていくためにも、周りに困っていそうな女性がいたら「今はこんな法律ができたよ。ちょっと相談してみれば?」と伝えていくのもいいのではないかと思います。
2024年3月15日
「問題抱える女性が飛び込んで相談できる体制を」 4月から女性を支援するための新法が施行 支援体制の現状は(UTYテレビ山梨)
DV、貧困などに直面する女性を支援するための新たな法律が4月、施行されます。山梨県内の被害の実態から、助けを求める女性へのサポート体制の整備が必要となっています。
女性の人権サポート・くろーばー 青柳明美 代表:「内容としては夫からの暴力、暴力と言っても身体的な暴力よりは言葉の暴力でかなり苦しんでいる方が多い」
家庭内暴力などの被害者を支援するボランティア団体「女性の人権サポート・くろーばー」です。
【長文サイトで、弁護士さんからのメッセージも掲載されています。】
【記事の最終・・・】
(山梨)県は新年度、今回の法律の対象となる女性の支援を強化するため、民間に運営を委託するシェルターを設置し、支援団体の設備投資の助成なども行います。
こうした施策を受け、問題を抱える女性への支援の広がりが求められています。
厚生労働省のサイト構成がはっきり判らないので、とりあえず記事リンクしました。
「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」が4月に施行されてから、あらためて学習したいと思います。