ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
  だからネットの使い方も 工夫 したい こうふ のブログ




◇ 2020年09月15日 久しぶりに平民宰相?の出現(日々是好日日記)を拝読しました。いつもの名文の中に書かれていたのが、 『 「白河以北一山百文」。真偽の程は定かではないが西園寺公望にこう言われたという宰相原敬は自らを「一山」と号したという話が有名である。』 西園寺公望も原敬も名前は存じておりますが、この言葉は初見でした。
気になるとほっとけない癖、行きついたのは、河北新報社・社長からのメッセージ でした。引用させていただきます、
明治維新以来、東北地方は「白河以北一山百文(福島県白河地方から北は、一山に百文の値打ちしかない)」と軽視されていました。河北新報はあえて「白河以北」から「河北」の字を取って題号とし、「東北振興」と「不羈独立(誰の援助も受けず独立の立場で言論の自由を守る)」を社是に、1897(明治30)年1月17日に創刊されました。創業の精神は一貫して変わらず、東北の発展と共に歩み続け、2017年に120周年を迎えました。(中略)人口減少や多メディア化の中、新聞を取り巻く環境は厳しさを増しています。ただ、同時に私たちは、震災の経験を通じて新聞の取材力や情報発信力、それに対する人々の信頼性の高さを、確信しています。
2011年3月~原発震災の情報確認を続けていた時、私が最も頼りにしたのは 河北新報 でした。今日に至り初めてこの社長メッセージを拝読して、独立不覊の精神があれだけの情報発信をもたらしたのかと改めて感激です。
薩長土肥(鹿児島・山口・高知・佐賀)政権と戊辰戦争、会津若松の飯盛山に散った白虎隊などを思い出しながら、北海道(蝦夷)・沖縄(琉球)も合わせて、教科書を離れて日本史を学習しなおしておきたいと、勝海舟大好きな江戸っ子の想いです。

「不覊独立」とも書くようですが、遠い昔なにかで読んだ覚えが甦った「独立不覊」(どくりつ ふき)、今では使うことも無い四字熟語です。goo 辞書・独立不覊 を開いて眺めながら手元にはもう一冊の辞書も無いと今さらながら愕然とします。ネットが全てでは無い、当り前のことですが、その前提となる勉強を自分は疎かにしてきたのではないか、そんな事を思いながらこの記事を残します。



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