2011年7月24日に東北3県を除きアナログ送信を終了しデジタル送信に移行した地上波テレビ放送のその後について、「地デジ難民」を検索語にして見ている時に、自由国民社の「新語・流行語大賞」を知りました。『2011年ユーキャン新語・流行語大賞の候補語60語を発表します。このことばの中から大賞・トップテンが選ばれ12月1日(木)に発表されます。』 とのことです。
産経新聞が 2011.11.10 現代用語の基礎知識 「マルマル、モリモリ」「エダる」など今年の新語・流行語大賞の候補60語決まる で紹介しています。
その産経新聞では 2011.11.22 記事で、今年最もはやった言葉はどれ? 「ネット流行語大賞2011」アンケート投票受付中 もありました。こちらは候補12語で ノミネート画像で確認できます。
60語の中で私がその出典を説明できるのは25語程度でした。12語はほぼ全滅、「なでしこJAPAN」しかわかりません。
それで本筋の「地デジ難民」の検索結果については「想定内」と言えるでしょう。7月25日以後に、総務省関係でその後の状況について報告された記事は検索ヒットせず。
◇ 電子政府の総合窓口の検索ツールで確認しても全国自治体記事を含めて事後の情報が見つかりませんでした。
◇ 地デジ支援デジサポ 総務省テレビ受信者支援センター は東北3県の移行が完了するまでは活きているでしょう。
◇ 総務省関東総合通信局:放送ホームページにも特に無し。
◇ 2011年9月2日に、デジサポ統括センターから、共聴施設(受信障害対策・共同住宅)助成金及びデジサポ・法律家相談の受付終了について が出ています。
◇ 2011年8月26日、デジアナ変換チューナーを無償給付する総務省 地デジチューナー支援実施センターでは、『東北3県以外の申込について できる限り平成23年9月15日までにお申込みください。』とされています。支援を終了したのではありませんが手続きに手間がかかるということです。難民が解消したという認識では無いと思えます。
デジサポ山梨のように全国に配備された組織では担当地域の地デジ難民は詳しく調査済みで本省には報告してあると思います。それをいつ、どの段階で国民に報告されるかは当然不明です。
国会の議事録までは調べていません。この問題について政権与党に質問できる議員はいないのかも知れません。
2012年5月22日開業する東京スカイツリーからの試験送信は2012年早々に始まるらしいのですが、当該地域内でその状況も確認しないと地デジ難民の最終確認はできないものと思えます。
地デジ推進した皆さんのお仕事の結果について最終報告は、東北移行が終り、スカイツリーが本格稼働してからになるかも知れません。
地デジ移行に伴う問題としては、アナログテレビの不法投棄、リサイクルの問題があります。
2011年07月14日NHK山梨のニュース-テレビ不法投棄の警戒強化
『県によりますと、昨年度、県内で不法投棄されたテレビは過去最高の1432台に達し、今年度に入っても、先月までに前の年の同じ時期の1点6倍に当たる424台の不法投棄が見つかっています。このため、県は14日から来月31日までを対策強化期間に定めて、アナログテレビの不法投棄の監視を強化する方針です。
県環境整備課の山口幸久廃棄物対策指導監は「心ない人の不法投棄に困惑している。不法投棄をしないよう呼びかけを徹底していきたい」と話しています。』 という記事を見ただけですが、テレビニュースではリサイクルを行なう企業について作業の具体的な場面に感心しながら見たことを覚えています。この件もおそらく情報は出ていないと思いますが、いつか機会があれば調べておきたいと思っています。
「イケイケドンドン」の結果が国民に知らされず、税金が誰の懐に飛び込んだか分からないまま、同じことが繰り返されているんじゃないですか? 他都市ですが笛吹市の皆様が新施設のお隣になる素敵な施設、県立博物館の事業報告もご確認になる事をお勧めします。