樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

還ってきたアラカシ

2009年03月18日 | 街路樹・庭木
宇治市をはじめ京都府南部の3市3町は、ゴミ処理やリサイクル事業を共同で行うため広域の事業組合を組織しています。ゴミや屎尿の処理のほか、衣服や家具、自転車、さらに剪定した公園樹や街路樹、園芸業者や市民が持ち込む剪定木のリサイクルもやっています。
枝葉を粉砕してチップ化し、堆肥化前の中間物として、一般市民には40リットル100円、大口業者でも1立方メートル500円という格安料金で配布しているのです。先日、その配布サービスがあったので、私も見学がてら行ってきました。

       

処理センターに行くと、ブルーシートで覆われたチップの山が2つあり、平日にもかかわらず3組の方が袋に詰めていました。
堆肥になる前のチップなので、用途は土の上に撒いて雑草が生えにくくしたり、水分の蒸発を抑えるマルチング材に限定されますが、時間をかけて発酵させれば堆肥にもなるそうです。
係の人に話を聞くと、1年度に9月、12月、3月の3回実施しているそうで、前回12月分の余ったチップを放置しておいたら発酵して発熱したとか。その方が堆肥になりやすいと思ったので、私は前回分のチップを袋に詰めました。手で触るとホカホカしており、スコップで掘ると湯気が出てきます。

       
              (チップが醗酵して発熱しています)

前回分ということは、私も去年の10月に庭のアラカシを剪定してゴミとして出しましたから、ひょっとすると回り回ってチップとしてわが家に戻ってきたのかも知れません。

       
             (昨年、剪定してゴミに出したアラカシ)
コメント (4)
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