樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

校庭の名木百選

2007年07月13日 | 伝説の樹
みなさんの小学校の校庭にどんな樹が植えてあったか覚えていますか? 私の母校のシンボルツリーはポプラでした。
京都市はこうした校庭の樹から「名木百選」を選定しています。その中から、近くにある伏見区の小学校のクボガキを見てきました。クボガキはカキの栽培品種でしょう。

          

この小学校の敷地は江戸時代には尾張藩の屋敷があったそうで、カキの果樹園や茶畑が広がっていたとのこと。クボガキは明治5年の学校創立以前に植えられたもので、当時は3本あったそうですが、室戸台風で2本が倒れ、現在はこの1本が残るのみ。
平成6年の調査では樹高12m、幹周り1.5m。樹齢は120年と推定されていますが、明治5年にすでにあったということは、もっと古いはずです。毎年秋になると、この樹にちなんだ「柿の実運動会」が行われ、赤く熟した実は生徒たちに配られるそうです。いい学校だな~。
京都市立の小学校や中学校を卒業した人は、ぜひ「名木百選」のサイトを見てください。懐かしい母校の樹に出会えるかも知れませんよ。
ちなみに、私が卒業した小学校のポプラは校歌にも歌われていましたが、台風で倒れたのか今はもう残っていません。
コメント (4)
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