2023/09/21 記
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ハッカーさん,おはようございます。
母の転倒後遺症で昼食が遅れる最中、突然、市行政から介護度確認の保健師さんが訪ねてきました。私らが約束を忘れていたのです。もちろん、ぼろぼろ。
母は鍼の予約があって、問診終了とすぐ通院。後期高齢者の特定健診もあり、私は私で、ビッグイシュー配布の残り巡回を急ぎ済ませて、タクシーに母を乗せて帰ると言ったような騒ぎをいちにちじゅうやっていました。
夕食事に,夏休み中ドイツ旅行していた母の若い、趣味友達のご近所さんが、ソーセージを抱えてやってきて、しばらく、高校生旅のみやげ話を母は聞いていていました。雷が鳴って不穏な夜、私は溜まった家事をやっつけながら、実のない一日を閉じたという次第。彼の行動力はすごい。ただヒッチハイクではなく、ホームスティだったようだ。
さて、防災国体2023の話です。
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茅ヶ崎特別支援学校ブースは、茅ヶ崎勢の連絡場にもなっていて、懇話会ゲストだった山中弓子さんがすれ違ったという話をきいた。
(トイレ通勤あり)
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一番の狙いは「福祉避難所としての特別支援学校の可能性と課題〜みんなで一緒に助かるために〜」(特別支援学校の災害対策を考えるFacebookグループ)のセッションに参加すること。登壇者:青田良介(兵庫県立大学大学院復興政策研究科教授)・一杉茂樹(静岡県立富士特別支援学校教諭)・小村隆史(常葉大学社会環境学部准教授)・楠本あゆ美(日本防災研究所所長)・石橋彩子(自治体職員(東京都荒川区))
防災活動を語るときに、その視野が問われる。空間的に地域に括られる被災者一般の危機対策が暗黙のうちに前提となるが、支援ニーズがより深刻になる要配慮者は常に被災者一般の陰に隠されて見えなくされている。その要配慮者も、ざっくり束ねられた概念にすぎない。障害者は勿論、高齢者も含んでいる。
(ハッカーさん、どうも。遅れてすみません。)
このことだけでも、決して珍しい存在なのではなく、平静時もそうであるように、見ない存在なのだ。その障害者さえも多様であり、ここで語られる特別支援学校も、身体・知的・発達障害の支援学校の福祉避難所が中心となり、校数が少なく担当地域の広い盲学校や聾学校の福祉避難所とも様相が違う。ましてや精神は視野にない。卒業生や中途発症者、非感染性傷病者、要医療ケア児者も、今回の福祉避難所の視野からはずれている。
そのことを意識している議論ではなかったのは、政策として語られる福祉避難所の議論充足の線上にあるからで、特別支援学校の福祉避難所運営をどうするかという問題意識に基づいている。
それでも発災時の要配慮者支援を進めるためには、限定付きだが大事な議論だと考えた。ただ視野外の方の存在と多様なニーズを詰め込んでいる問題点は、埋もれないように、常に提言していく必要がある。
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(続く)
(校正1回目済み)