湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

9/27 スペアちがさきの市長面談より/三宅雪子氏の講演会に参加し

2010-09-28 04:08:34 | 引きこもり
2010/09/27 記
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スペアちがさきの市長面談に参加してきた。内容の詳細は「スペアちがさき」の掲示板に紹介されるはず。私は軽度発達障がい者の就労支援の部分を、より広い立場と関連付けて提案してきた。今回は企業就労に関する提案は控えて、地域起業の面を中心に提案した。

その内容は、次の通り。

まず語ったのが生活・就労困難者の支援は急務であること。それにもかかわらず、特に心の障がい分野の方の就労が立ち遅れていることを語った。

また、就労というと企業就労だけがイメージされている。特例小会社は障がい特性に留意してくれてはいるが、多勢は会社の鋳型にはまる人材を求めている。これは特に発達障がい者には高いハードルとなっている。個々人の特性にあった仕事を求める逆転の発想が求められている。特に精神障がい者の急性期と寛解期の周期のように、力の分配が苦手な発達障がい者は、企業が求める安定した就労が難しい面もあり、利益追求と競争原理が健常者よりも重圧となることを考えると、「地域起業」というもうひとつの就労の道も同時に自覚してもらいたい。地域行政の本領は、むしろこちらの地域就労の基盤〈プレイグラウンド)作りにある。今回は地域生活と消費社会にターゲット置く事例を紹介するので、それを求める活動に積極的な行政参加を求めたい。特に事例の中の「生鮮食品・野菜市」などは、多様な既存活動資源を活用し、様々な仕事をさらに生み出す元となる。ここの仕事作りは、社会的生活・就労困難者の雇用政策として、就業の場を恒常的・保護的に育てる目的を持たせて欲しい。

文科省の図書館海援隊プロジェクトを発展させつつ、市立図書館のプロジェクト参加と、気楽なプレ相談の場作りを図書館の場の機能を活用させて実現させて欲しい。生活・就労・障がいにわたるプレ相談の連続小企画を推奨し誕生に協力して欲しい。

縦割り行政課の横断参加を生みだすために、関連市民活動企画への行政職員の積極参加を研修の拡大を含んで奨励してほしい。

ハローワークの専門支援と一般就労支援の部門の谷間を埋める相談窓口をサザンボ(障がい者共同の連絡と就労支援の公共の店)や、ゆめたいのような場や障がい別の生活・就労支援センターを活用し、手帳を持たない方の就活ガイドを含む支援の谷間をカバーする相談の場を拡充して欲しい。

こういう内容のダイジェスト版語りに、参考資料を添付して提案した。しかし実際は圧倒的に時間が足らなかった。

全体の時間が40分の持ち時間。予定の3人の倍、6人の提案者の最後だったので、時間は3分+超過1分ということで、ダイジェストのダイジェスト位の話で、具体的な話は全く切り出せなかった。

スペアちがさきからの提案ということもあるのだが、発達障がいを超えた社会的困難者、就労困難者の協業の就労企画の中から考えている私にとって、発達障がい者の就労という切り口が少々語りにくかったのも事実。

絞り込んだ論点の一つは、地域行政の本領は、地域起業促進にあるわけで、野菜市とか高齢者支援とリンクした便利屋など、地域の就労のプレイグラウンドを行政が提供してくれることも、そこに仕事を作っていく意味で、就労支援になる。企業就労促進だけを就労支援と思っているいわゆる常識があるが、それは視野を広げる必要があって、地域起業の環境提供を考えてほしいということを提案した。

もうひとつは、そのことを選択する理由として、発達障がい者の特性を生かす仕事、素人臭さを逆用した体調にあわせた調整に理解者の助け合いを弾力的に使いながら、自主運営の要素に取り込んでいくことが見込める強みが有ること。

買い物代行や、独居高齢者対象の便利屋兼弁当や食材の配達と独居高齢者の体調巡回などをセットに展開しうる。

今回は地域行政がプレイグラウンドを提供するという大きな役割が目玉。ともあれ、種を撒いてきた。

スペアの他の方は学齢期の教育について、特に拠点校方式を改めて欲しいという要望が出されていた。

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13時からは衆議院議員の三宅雪子氏の講演会があった。三宅さんの弟さんは発達障がい者で、川崎の日本理化学工業に就労している。また厚生労働委員会の委員としての活躍もされている。そこと関連付けた話が中心となった。

しかし、正直言って総花的で、焦点がつかめなかった。可もなし不可もなし。


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相模大野で入学希望者の父親との面談があった。久しぶりのネクタイ。

サポセンで時間調整をし、Mさんに10月の県立鶴嶺高校のボランティア塾 in 鶴嶺に湘南あすなろ会が参加する上の仲介依頼をした。

資料は市長に渡したが話が短時間だった悔しさを抱いて、移動車中、なかなか空かない席にため息をついていた。疲れが出ていた。

母への土産、好物の「カツサンド」。


夜間傾聴:橋本2君(仮名)
     橋本3君(仮名・こちらから)


〈校正2回目済み)



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9/26 ある引きこもりの方から電話連絡がありました/他

2010-09-28 01:59:47 | 引きこもり
2010/09/26 記
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茅ヶ崎図書館に書籍交換に立ち寄り、市長面談用の資料を抱えて巡回へ。折角バッグが軽くなると思っていたら、予約の重たい書籍が到着していた。小田急線経由なので辻堂駅のコインロッカーに入れて身を軽くした。

しかし読書も適度の明るさの環境を作らないと、左目もやられてしまう。右目は視野の右端と上がまだ見えるが左端(鼻側)と下はすりガラスの上に砂嵐がちらついて、やっと大きな輪郭と色が見えているだけだ。左目は特に下側がちらついている。視覚障がい者用の読み上げソフトや、視覚障がい者の専門書の読書法の事例を注意して情報を集めている。私もいずれ失明するからだ。社会活動も制約を受ける。それが二十年先か今晩か、それも待ったくわからない。ただ右目はまもなくピントを失うだろう。

目の話は上司には言ってある。しかし、両眼失明後、生き埋めにされる覚悟はしてるが、あがきつづけるだろう。両親を送れば親族の支えがなくなる。独居爺さんさてどうすると考える。迷惑だろうなあと思いつつ、針の穴からでも、引きこもり青年たちに何ができるかを考える。巡回に社会活動への拡がりの限界を感じ超えて行きたいと念じつつ、一方で、接して悩むことのいつか失う価値を感じている。

今回の巡回先は中央林間君。駅周辺で話しているが、なかなか落着ける場所が無い。今までのところが最近混む事が多くなって、使いにくくなった。18禁は平気でも、まさかそこでお勉強するわけにもいかない。改札口合流した後、しばらくうろついてしまった。その時間はカウント無し。

慶応大のビッグイシューの販売のとき、覘きに来ないかと話をした。湘南台からバスですぐだから。ちと反則かな。

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この日、昼間、引きこもり君から電話があった。ちょっとびっくりし、そのあと悲しくなった。というのも、私の活動は就労支援活動であったり、相談支援だったりするが、居場所を持っていない。オンラインのネットを作りたくても、まだネットの芽となる地元湘南の当事者のつながりを持っていない。つまり様々な活動にことが散っていて、既にある活動の輪に入りたいという希望に沿えないからだ。彼に、これから作っていくのだが、一緒にやっていこうというには、難関が初めから多すぎるのだ。だから、受け止めてくれそうな知り合いを紹介した。引きこもり君、ピンチのときは、いつでも相談OK、協力する。しかし合流する場はないのだ。ごめん。

電話を切って、ため息が出た。もう5年以上湘南のつながりを作る空転を重ねてきたからだ。始めの候補者は病気で亡くなった。あとのふたりは、重篤な精神症状を抱えており、自ら命を絶ってしまった。あまりにも若い命が失われ、活動を始める前に封印されてしまったかのようだった。それから1年後、参加した娘さんは、家族で米国に移住して翻訳家を目指しているが、湘南の活動に関われなかった。

他にも地元の青年と接しているが、関心がないという状態だ。

活動の立ち上げは、爺さんからではだめなのかなと思いつつ、粘っている。連絡がきたことは嬉しかった。逆に励まされていると、薄くなった頭をかいている。面白そうだと思ってくれるまで、案を練って提案し続けていく。画像放送のマンガをかけるひと、SNSの中の障がいを抱えた人の携帯交流の場を引っ張ってくれるひと、SNSや画像放送の技術協力者と出会いたい。その仕事をしてみたいという方、とくに引きこもっている君の部屋をサテライトスタジオに、事務所を持たない活動からたちあげられないかと、念じている。対象と活動様式が今までにないものだから、真似する前例がない。これが地域特定層メディアとして、就労支援活動の芽として成長させられないかと考え続けている。

連絡してくれた引きこもり君、君の求めているところと出会えただろうか。まだ選択肢はある。うまく行かなかったら、いつでも連絡してください。次のところを紹介します。


夜間傾聴:□□君(仮名)


〈校正1回目済み)

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