所用があって朝から車であちこちと動いた。最低気温は7時30分頃にマイナス1.7度ほど、車庫の吹きさらしの温度計はマイナス0.5度、昨日に続いて寒い朝だった。車庫を出るとき、土曜日だがこんな寒い朝に早くから出かける人は少ないだろう、勝手な思い込みで走り始めた。
いやいや、日ごろでもそう見かけない長い車列、渋滞とまでは至っていないが、何度かの右折レーンは長い時間信号を待つこともあった。右折矢印の交差点でも、直進車がなかなか止まらない。のろのろで長い車列に、直進車のドライバーもいらいら感があったのだろう。そのたびに「落ち着いて運転しよう」と自分に言い聞かせハンドルを握った。
毎日が休日の年金生活でも忙しい日がある。ましてや現役の人はさらに忙しいことはよくわかる。そのうえ師も走るとい年越しまで1週間余、忙しさは日頃の何倍もだろう。でも、瀬戸内のありがたさ、豪雪地域の雪との闘いの苦労を思えば、冷たい風などとグッチていては申し訳ないことだ。
タイミングよく空いた駐車場に止め歩いてそこまで。1本の柿の木が完全な裸木となって冬空に枝を伸ばしている。木の根っこ周りは綺麗なのでもれなく収穫されたのだろう。クマは出没しないだろうが、これでは野鳥が困るのではと思わせる。でも、この1年しっかり実らせるという務めを果たした姿にエールを送る。
(今日の575) 大過なく勤めた裸木枝伸ばす