日々のことを徒然に

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山の頂・山頂

2023年12月03日 | 生活・ニュース

 湿度が低く、澄んだ小春日和の日、高い位置にある道路から眺める遠景はスカッとして気も晴れる感じがする。鉄塔のすぐ左は休止になった可燃物処理場、その左は高校、鉄塔右側の奥に建つ大きな建物は国立病院機構で市内医療の中心を担っている、市民の健康には欠かせない施設だ。

 写真では見えないが、ほかには消防本部や公園、運動競技場などの施設がある。また、米軍の空母艦載機の移駐に伴って米軍用の広大な住宅もある。いずれも、地元では知られた神社一帯が宅地として開発されたが、いきさつがあり公共施設が建ちならんだ。平地が無ければ山を切り開く、宅地不足を解消する一つの方策として定着した。

 市内北部では太陽光や風力発電の施設が建設されたり計画がある。廃棄物の埋め立て計画もある。すでに汚染水で稲の耕作を見送った農家もあるという。山頂の原生林を切り開き、設置場所と工事用道路を作ることも計画されている。どれも上水となる河川の支流にあり、将来の飲料水への影響が心配されている。施設はいつかは止まる、その時の対策は何もない。

 「煙立つ民のかまどは賑ひにけり 」は仁徳天皇の逸話。高い位置の道路から下を眺めながら思い出した。上から目線での物言いも困るが、煙の下の実態・実相を知っての施策を進めなければ何も良くならない。減税を可としない世論はその一例だろうと思う。高きに立つ人は権力を欲しない人がいい。

 (今日の575) 威張らない高位高官皆が支持 
コメント (2)
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