日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

コロナ禍で

2021年08月21日 | 生活・ニュース

 義姉から「親元からのもらい物、食べて」とラグビーボール状のスイカが届いた。よく冷えておりすぐにでも食べれる状態。二人家族なので十分な大きさ。我が家では人数見合いのカットしたスイカを購入だが、こうしたおすそ分けは嬉しい。長雨の合間の陽射しを戸外に見ながら夏の味と食感を楽しむ。

 スイカを味わっている時、どう表現していいかわからないタイミングでワイドショーが「近々、食品値上げ」という内容に変わった。毎日使う野菜・調味料・加工品などがかなりの率でアップする。その原因のトップがコロナ禍による需要減、異常気象による収穫減、ある国の需要増大で輸入困難、原料資材の値上がり、追い打ちをかけるのがこのところの長雨など、一つ除けば値上げが止まるという内容ではない。まさに「コロナ禍」と言える。

 禍とは「わざわい」、これは、疫病・転変地異・難儀などをこうむることで不幸な出来事という。今の禍はいつ終息するか全くわかっていないどころか、猛威をほしいままにしている。昔の人は禍に対して「禍を転じて福となす」「時がたてば幸いの種となる」など寛容・寛大な気持ちで対応されていたのだろうか。今のコロナ、為政者はまたやって来るであろう感染症の防疫対策の研究の本源として欲しい。

 そんなコロナ禍の影響で、米国の原油先物取引価格がかなりの値下がりになっていると新聞報道された。サブ見出しはガソリンの値下げか、と「?」マーク付きで載っている。日銀や国の発表数値では、大企業の景気は回復の気配があるものの中小企業はそうでない。ガソリン価格低下が禍からの岐路になれば、スイカの味に満足した気持が寛容になっている。
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古いのかなぁ

2021年08月20日 | 生活・ニュース

 新型コロナウイルスの感染は、相次ぐ変異株の出現や対策の不十分さや手遅れなどもあり、連日、過去最高の感染者数や重症者数が発表される。報道される感染症専門家の記事や話から、素人ながらなるほど思う内容がいくつもある。それらは対策としてぜひ進めて欲しいと思うが、国や自治体の方策とはなかなか一致していない。

 感染の初期、PCR検査を徹底的に実施し感染者の早期発見と隔離をすべき意見は多く聞かれた。ところが「擬陽性」が問題として実行されなかった。検査実施を求める県議会の質問でも県は擬陽性の扱いを理由に実施しないとした。ところが、最近は積極的に実施することが打ち出され、無症状者の検査も進めると変わった。

 現役時代の話は古いが、こんなことを思い出す。大きな計画や問題に対処すると必ず定期的に「PDCA」を回し計画の進行をチェックしていた。必要なら修正を加え計画などの推進を図った。報道では、国民へのお願いや要望は連日のように読んだり聞いたりしているが、同じ文言の繰り返しで内容はない。これでは言いっぱなしで効果はない。

 新型コロナに感染した妊婦、自宅療養中急変した。医師や保健所に相談したが入院できず自宅で男児を出産、しかし悲しいことに亡くなった。この事案に対し「自治体へは助産体制について依頼していた」と厚労相。依頼の結果を確認しなければこれぞ言いっぱなしで責任転嫁に見える。国と一企業ではレベルが違うことは解るが、発信したことはフォローして欲しい。国民の生命が掛っている。
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豊後水道

2021年08月19日 | 自然 季節

 豊後水道は「愛媛県西海岸と大分県南東部海岸との間の海域。南は太平洋に、北は豊予海峡を経て瀬戸内に続く」と広辞苑は説明する。専門的には難解な言葉を用いてあるが素人にはこれで十分だ。ただ、陸と陸との間に挟まって海の狭くなって所ということでは似ているが、水道と海峡の違いがはっきりしないがまあいいか。

 明日は広島土砂災害から7年目。あの時、雨を降らせた雲、後に線状降水帯と呼ばれる雲は太平洋からの湿った空気が豊後水道を北上し、本州西端の山に当たり上昇し雨雲となり北上、広島県に甚大な被害をもたらした。その豪雨の解析説明を見て記憶にある雨雲の姿がトップの写真に似ている。この写真は今日の午前1時30分頃、ヤフー配信の雨雲レーダーの映像。

 社会科で瀬戸内海が生きておれるのは「豊後水道のお陰」、そんなことを学習したような気がする。豊後水道がもしなければ狭い下関と明石二つの海峡に阻まれ外海には繋がらず、海水の入れ替わりは叶わない。そこまで考えた地殻変動を自然がなしたとすれば、人知の遠く及ばない力になるが、偶然の地殻変動と思いたい。

 豊後水道は水深も深く、海岸はリアス式で好漁場でもある。関サバ、関アジは有名でその名は全国区。1度食べたことがある。それは弟が釣り上げたサバで、美味いと食べたのはふた昔もまえ、味の詳細は失念した。瀬戸内海の魚も上手い、豊後水道からの潮の流れのお陰だ。いつ起きてもおかしくないといわれる南海地震の津波は水道を北上し瀬戸内海へ、これは怖い。県内のコロナ新規感染者119人で過去最多。
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米の日

2021年08月18日 | 自然 季節

 1915(大正4)年の今日、大阪の豊中球場で第1回全国中等学校優勝野球大会が開会したことを受けて8月18日は「高校野球記念の日」と知った。第1回大会は予選を勝ち抜いた10校が参加、京都二中が優勝とある。第10回大会から甲子園球場が会場になった。大会名称は48(昭和23)年から全国高等学校野球選手権になり今年は第106回。昨日の雨中での試合、双方に気の毒で仕方なかった。

 その雨は国内各地で大きな被害を起こしている。雨の原因は停滞している秋雨前線によるもので人の力では避けることができない。被害のひとつで、水没した稲田の写真から今年の米の作況を気遣うブログに出会った。その最後に今日は「米の日」とあった。米の字を分解すると「八と十と八」になることからと、分かりやすい説明だ。

 米作りの経験はないが、ブログにはすでに穂の出た写真もアップされており、秋の収穫に向けて最後の大事な作業の時期だろうとは思いつく。そんな今どき、これまで手を掛けてきた自分の稲田がすっぽり冠水した姿を見守る農家の人の映像は見るに忍びない。日本人のコメ離れが進んでいるというが、日本の伝統を見つめなおして欲しい。

 どこからやって来たのか、地面から1㍍ほどに咲いた雨粒の残ったいる朝顔にアリが出入りしている。額のあたりでしばらく作業している。こんな所から迷わずに蜜をどうして巣に持ち帰るか不思議に思い眺める。アリたちにはこれが人の食べる米の代わりになる。冠水した稲田にたたずむ人の写真を思いながら働くアリを眺める。
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みたび大雨警報

2021年08月17日 | 生活・ニュース

 雨の音、降水量で変わる。弱いところからボツボツ、少し強まるとパラパラ、10ミリくらいになるとザーザー、さらに超えるとザーッ、そんな聞き分け方をスマホが教える。風や環境で複雑になるだろうが、静かに降るシトシトは見当たらなかった。南下した秋雨前線の再北上につれ雨足が強まる。昼過ぎ当市にも大雨警報(土砂災害警戒、浸水注意)がでた。最大雨量50㍉の見込みとある。

 これから200㍉の降水量が予想されている。近くの河川水位が平常に戻ったのは昨日のこと、最上流にある河川で最大のダムは放流を続けているが、正午からは放流量を増加した。水位上昇に注意と呼びかけているが、上昇を止めることは出来ない。これに200㍉の降雨を考えると、被害の起きないことを願うしかない。

 各地の被災地域から救出や復旧の様子が映像で流れる。毎年、同じような光景が繰り替えされていることを改めて思い、抜本的な対策は工夫出来ないのかと疑問に思う。救援の人から届けられた食事を受け取る人の安堵した顔が何ともいえない。泥土のような中での救援隊の姿には頭が下がる。こうならないことを願っている。

 こうした中でも生物は生きていく。ツバメ、今日は雨模様で地面すれすれを飛翔している。あの速さで上に左右に急旋回しながら餌を獲る技能にいつも驚く。地面すれすれを飛ぶツバメがカメラに残っていた。姿はそれらしくないが、長雨の続く一服としておこう。 県内のコロナ新規感染者75人、1日当たりでは過去2番目。これを受け緊急PCR検査の受付始まる。
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種苗店の盆休み

2021年08月16日 | 町かど
 

 16日に日付が変わってまもなく「一般建物火災発生」の情報、1時間半ほど経って鎮火の情報で再び寝入る。今日は新聞休刊日、いつもより遅めに起床する。雨足が気になり戸を開く。小雨が静かに降っている。少し明るくなっており家の外周を見回るが異常はなし。ただ、朝顔は雨にうたれ哀れな姿を見せているが咲いている。

 小降りの雨が一休みしただようなので、往復2千歩ほどの小さな用事をしに出掛ける。シャッター通りは盆明けではあるが何軒かの店は開いている。通る人も車もわずか、店内に客の姿は見えない。お休み中の張り紙も残っている。宅配の乗務員は雨の降らぬ間にと急ぎ足で仕事をこなしている。

 帰りは別の通りを歩く。100㍍ほど先の種苗店の前でバイクや車が停まるがすぐに立ち去るのが見える。歩く複数の人も同じように立ち去る。店の前に来ると閉めたシャッターに盆休みのお知らせが貼ってある。これが立ち去りの原因だ。この店は近郊でもよく知られた老舗で、同期の知人は20㌔先から購入にくる。雨の合間に畑作業と思った人も多いようだ。

 我が家は種苗に関係ないが、墓や仏壇用のしきびや花を買っている。値段は他店のおよそ半値、しかし、一束は立派で大きさは他店の倍ちかくある。実質価格は四分の一で品質は安心できる。入荷日がほぼ決まっているが、そのころにはいつもバケツは空になっている。こういう店は嬉しい。植え付けシーズンには休店なしで開いている。
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爆撃機見た岩国の空

2021年08月15日 | エッセイサロン
2021年8月15日 中国新聞「広場特集 終戦の日に寄せて」掲載

 降伏は、ラジオの「玉音放送」で国民に知らされたが、幼かった私に記憶はない。まもなく進駐軍の車両茫岩国市の街を走るようになり、これが占領下なのだと思った。
 小学校に入学後、ほどなくして朝鮮戦争が勃発した。連日、岩国基地から出撃する爆撃機を見上げていた。1機が市内に墜落し死傷者が生じたこともある。ベトナム戦争の時も出撃基地となった。
 今は極東最大級の米軍の航空基地であり、最新鋭ステルス戦闘機が配備され、機能は強化されている。
 町に爆音が絶えることはない。基地から離れた地区に住む知人が、最近、基地の近ぐを訪れた際、ごう音に驚き、「付近の人は大変だ」と話してくれた。
 米真珠湾攻撃を命じる旧海軍の「新高山登レ」の暗号電文が、沖合の柱島近海に停泊中の戦艦から発信されて80年。再び町が出撃の地にならないことを願う。
 
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重要な日

2021年08月14日 | 生活・ニュース

 今年も午前11時15分、サイレンの音を合図に1分間の黙とうをささげる。76年前のこの時刻、岩国駅周辺がB29による猛爆撃を受けた。「攻撃は第3波まで続き11時45分に終わった。投下された爆弾は500ポンド弾で1446個。あたかも夕立のごとくであり、地上に直径15㍍ほどの大穴がハチの巣のようにあいた」と記録にある。爆撃45分後の様子を描かれた絵のコピーを持っているが、悲惨極まりない。

 「攻撃機数は60機、死者517人、負傷者859人、行方不明者30人、家屋全壊543戸、同半壊343戸、罹災者5911人」と記事が残っている。父はこの爆撃後に救援隊のひとりとして加わった。しかし、詳しい話は聞かせてくれなかった。いいずらかったのだろうと思う。ハチの巣のような穴は昭和30年代半ばくらいまで目にしていた。

 静かに祈りたい日ではあるが、大暴れの秋雨前線の影響でゆっくりはしておれない。これほどの警報・注意報に接したのは初めてかもしれない。市内には土砂災害警戒情報、大雨警報、洪水警報、錦川水系錦川下流部氾濫危険情報、雷注意報、強風注意報が出ている。近くの定常水位局の記録は夜半に氾濫危険水位を超えた。溢水までには少し余裕はある。

 仲間うちのラインに、昼前に錦帯橋上流から見た増水に洗われる錦帯橋の動画がアップされた。写真下方の中土手にはすでに濁水が洗っている。氾濫危険水位を超えたのはこの錦帯橋から400㍍下流に架かる臥龍橋。上流にも危険水位を超えた水位局があり、気の抜けない夜を迎えることになる。「明日の午前2時ころ雨はやむ」とはスマホの予測。
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錦川の沈下橋

2021年08月13日 | 地域
 
 隣の広島には線状降水帯が発生するなどして、一時「大雨特別警報」が出た。九州各地も降り続く雨で河川を中心に大きな被害が出ている。九州地区は毎年のように大きな水害に見舞われている。「数十年に一度という基準の大雨情報が出されるが、九州には毎年やって来る、何とかして」と若い男性がマイクに答えていたが、九州は温暖化の異常気象をもろに受けている感じだ。

 清流で知られる名勝・錦帯橋の架かる錦川。その源は中国山脈の麓、そこから蛇行しながら110㌔流れて波静かな瀬戸内海に注ぐ。古くから川沿いの集落や地域産業をはぐくみ、下流域では製紙や繊維、石油化学など瀬戸内工業地帯の一角を築き上げた。市民の命を預かる上水として重要な役目を担っている。

 さすがの錦川もこの雨で増水、濁流が勢いを増しているが被害の報はまだ聞かない。そんな錦川の途中に「沈下橋(ちんかばし)」がある。水量が少ないと水面をはうような姿で両岸を繋ぐ。増水したとき橋が流されないように欄干が造られておらず、水中に沈むように工夫されているところから「沈下橋」と呼ぶ、と聞いている。

 以前はドラム缶の上に板を渡した時代もあったそうだが、今はコンクリート製で幅は約3㍍ほど、車の通行は可能だが対向車とはすれ違い出来ない。1度渡ったことがあるが、肩に力が入り速度は自然に下がる。写真の左は平常時で左上に橋が見える。右の写真は今日の午後で、増水して橋が水中に沈んだ様子。場所は錦川清流線「守内(しゅうち)かさ神」駅下車、徒歩5分。いい所です。
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ネバーランド

2021年08月12日 | 生活・ニュース

 関東に住む孫から「夏休みになった、ばあちゃんに会いに行きたい」と電話してきた。「その気持ちはうれしいし、ばあちゃんも合いたい」と応えながら「ワクチン接種は2回済んだけどまだコロナが感染している。終わったら何日でも泊りにおいで」と鬼の気持ちで伝えたと話す人の目が潤む。こんな事例は日本中で数えきれないほどあるだろう。

 これとは正反対の県境を越えて帰省する親子らの嬉しそうな駅や空港での映像が流れる。こんな映像を、目を潤ませた人はどんな思いで見ているだろう。ある保守系のコメンテーターが「五輪をやった以上、家の中に閉じ込めるのは無理」と発言している。そのうえで「感染防止のためやることはしっかりやる」と厳しさをとらえている。

 電気量販店に設けてある「neverland」の標札の立ったジオラマ、そばで兄弟らしい二人が会話しながら眺めている。帰省でなく地元の子どものように思える。もしかしたら架空の国をな眺めながら、この時期だから祖父ちゃん祖母ちゃんの住んでいる町のことを話しているのかもしれないと勝手に思う。

 今日から数日の間、西日本は大雨への備えが必要で「お盆」どころではない地域も多かろう。ローカル線は早くも運休や遅れが発生し、上流の複数のダムは流入量が増加し放流となった。町内の小さな盆踊りなど夏行事をはじめ、地域の花火大会も中止、子どもたちは今夏、どんな未来像を描くのだろうか。
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