豊後水道は「愛媛県西海岸と大分県南東部海岸との間の海域。南は太平洋に、北は豊予海峡を経て瀬戸内に続く」と広辞苑は説明する。専門的には難解な言葉を用いてあるが素人にはこれで十分だ。ただ、陸と陸との間に挟まって海の狭くなって所ということでは似ているが、水道と海峡の違いがはっきりしないがまあいいか。
明日は広島土砂災害から7年目。あの時、雨を降らせた雲、後に線状降水帯と呼ばれる雲は太平洋からの湿った空気が豊後水道を北上し、本州西端の山に当たり上昇し雨雲となり北上、広島県に甚大な被害をもたらした。その豪雨の解析説明を見て記憶にある雨雲の姿がトップの写真に似ている。この写真は今日の午前1時30分頃、ヤフー配信の雨雲レーダーの映像。
社会科で瀬戸内海が生きておれるのは「豊後水道のお陰」、そんなことを学習したような気がする。豊後水道がもしなければ狭い下関と明石二つの海峡に阻まれ外海には繋がらず、海水の入れ替わりは叶わない。そこまで考えた地殻変動を自然がなしたとすれば、人知の遠く及ばない力になるが、偶然の地殻変動と思いたい。
豊後水道は水深も深く、海岸はリアス式で好漁場でもある。関サバ、関アジは有名でその名は全国区。1度食べたことがある。それは弟が釣り上げたサバで、美味いと食べたのはふた昔もまえ、味の詳細は失念した。瀬戸内海の魚も上手い、豊後水道からの潮の流れのお陰だ。いつ起きてもおかしくないといわれる南海地震の津波は水道を北上し瀬戸内海へ、これは怖い。県内のコロナ新規感染者119人で過去最多。
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