日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

ネバーランド

2021年08月12日 | 生活・ニュース

 関東に住む孫から「夏休みになった、ばあちゃんに会いに行きたい」と電話してきた。「その気持ちはうれしいし、ばあちゃんも合いたい」と応えながら「ワクチン接種は2回済んだけどまだコロナが感染している。終わったら何日でも泊りにおいで」と鬼の気持ちで伝えたと話す人の目が潤む。こんな事例は日本中で数えきれないほどあるだろう。

 これとは正反対の県境を越えて帰省する親子らの嬉しそうな駅や空港での映像が流れる。こんな映像を、目を潤ませた人はどんな思いで見ているだろう。ある保守系のコメンテーターが「五輪をやった以上、家の中に閉じ込めるのは無理」と発言している。そのうえで「感染防止のためやることはしっかりやる」と厳しさをとらえている。

 電気量販店に設けてある「neverland」の標札の立ったジオラマ、そばで兄弟らしい二人が会話しながら眺めている。帰省でなく地元の子どものように思える。もしかしたら架空の国をな眺めながら、この時期だから祖父ちゃん祖母ちゃんの住んでいる町のことを話しているのかもしれないと勝手に思う。

 今日から数日の間、西日本は大雨への備えが必要で「お盆」どころではない地域も多かろう。ローカル線は早くも運休や遅れが発生し、上流の複数のダムは流入量が増加し放流となった。町内の小さな盆踊りなど夏行事をはじめ、地域の花火大会も中止、子どもたちは今夏、どんな未来像を描くのだろうか。
コメント (2)
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