日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

法定点検で安心

2017年01月21日 | 生活・ニュース

 
 自家用車の「法定点検ご案内」が届く。「車検はパスしないと車として使用できないが、法定点検は、受けなければならないが、受けなくても罰則がないので、受けなくて良いという間違った解釈がされている」と通の人はいう。点検するのは所有者でもかまわないそうだが、法定という枠をはめながら生ぬるい決まりのように思う。

 自ら点検する能力を持ち合わせていない。点検もれや整備不良などで事故、特に加害者となってはいけないことを思い40数年この点検を欠かしたことはない。受ければ支払いが発生する。最近は顧客の引き留め策として優遇策もみられるが無料ではない。運転歴が長くなるにつれ、点検を受けることによって心理的にも安全運転への安心感が持てる。この安心感は金銭には変えられない。

 文部科学省の天下り斡旋問題で、国家公務員法違反に当たると政府の再就職監視委員気が公表した。これを受けて事務次官の辞任ほかの処分が発表された。斡旋そのものが禁止されているのに、調査に対し虚偽の報告をし、天下り先にも虚偽を依頼したという。思うに、子どもらの教育を統括する官庁として子どもらに法の精神についてどう説明するのだろう。

 厳しい法があっても霞が関でそれを犯す、それも継続していると報じられている。公務員としての順法精神のなさ、今回が初めてではないことを思えば、一部の府省庁や一部の者だとの言い逃れは出来ない。そんな不満を持ちながら法定点検を受ける市井のひとり、点検後のディーラーから作業内容の丁寧な説明を聞きながら改めて安全運転を肝に銘じる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大寒の空

2017年01月20日 | 自然 季節

 小寒から15日、今日は24節季の大寒、字の通り最も寒いころになる。地球温暖化と言いながらこのところの降雪は、豪雪地域でもめずらしいと、雪かきの人らの声が伝わる。大寒、寒さは増し雪もお構いなしにやって来る予報、瀬戸内海沿いのこの地にも大雪・風雪・着雪など注意報が発令されている。風も強くなるらしく、明日の朝は積雪かも。

 この季節の雲の色々。寒雲は寒天の雲ということで寒々とした冬の雲。冬雲といえばどんよりと空に低く垂れこめた灰色の雲、これは気持ちまで暗くする。寒雲が滞り凍てついた様に見えるのは凍雲。昔の人はこんな区分けをして詩歌に読み込んだという。こうした雲の変化で山羊が気を荒くすることもあるそうだ。

 空模様は朝から忙しそうに変化していた。午前5時ころ、我が家付近は小雨が、少し離れた天空には雲に阻まれうっすらとではあるが半月が見える。6時には雲一つない空に激変。以降は厚い雲が暴れまくるように動き、パラパラ、時にはざあざあと雨を降らせる。車載の温度計は6度、もっと冷えれば雪だろう、そう思いながら運転した。そんなでありながら、日差しもあり洗濯物を軒下に出す家も見かける。

 明日早朝、米国の新大統領就任式典。報道される、大統領選挙戦から続く、大方の国でそれなりの地位にある人が公には決し使うことはないと思う汚い言葉の数々、そこからどんな雲が米国をそして世界を覆うのだろうと気遣う。いくら大寒の夜とはいえ、人々を寒々とさてはならないことを知ってほしい、冷えた空に向かって訴える。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自信をもって

2017年01月19日 | 陶芸

 各地で開催される世界的な各種の展示会は紙面や映像での紹介を観るだけで直接目にしたことはない。記憶にあるのは、尾道市瀬戸田の平山郁夫美術館を訪れたのは10数年も前になろうか。また、津和野にある安野光雅美術館はドライブの休憩も兼ねて複数回訪れている。そのほかは自治体や同好会など主催の定期的な展示会を観るくらいで、芸術鑑賞には程遠い生活を送っている。

 足立美術館は記憶から遠ざかる、そんな生活なのに「展示会へ写真を出して」と声をかけられ驚いた。その訳は、展示場が空いているから穴埋めしてほしい、という依頼を受けた知人の頼みだった。展示場の管理者は日ごろから知っている先輩でもあり、何とかしようと答える。写真はセミプロ級の人の助言を得て5点の展示を決めた。

 「これしかない」の気持ちで展示要領を教わりながら準備を始める。並べ終えると「どの写真もええじゃー」と声がかかった。まあ、準備する仲間で、けなす人はいないだろうが、大方が市内の風景を切り取った風景写真なので出来栄えがどのくらいかすぐに分る。いいようで悪いようで何とも言えない。

 会場は国の登録有形文化財に指定されているJR岩徳線の西岩国駅舎展示室。レトロンな駅舎にふさわしい作品か否かはさておき、写真のほかに竹細工や焼き物など、趣味を生かした作品が並ぶ。今日から29日まで、接待はありませんがお立ち寄りください。
(写真の右3枚はtatu_no_ko)

 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

90キロの彼方

2017年01月18日 | 地域

 
 外出先で「雪を冠った石鎚山が見える」、と瀬戸内海沿いの国道から7㌔あまり、数十を超えるヘアピンを上り銭坪山(540㍍)山頂に案内された。足下の瀬戸内海の「穏やかな海面は見えるが、四国方面はもやっとして目的の石鎚は定かでない」。自慢のコンパクトデジカメを構えて待つうち、はるか彼方に石鎚の姿がかすかに見える。急いで、手振れを起こさないように気を回しながら撮る。液晶モニターでチェック、なんとか写っている。

 パソコン処理しようとしたとき目に入ったニュース。富士山(3776㍍)が見える北限とされる福島県の花塚山(918㍍ 川俣町と飯館村)から、会社員らのグループが初めて富士山山頂の姿をとらえたという。富士山から308㌔離れ、計算上の北限とされると日本地図センターが発表したと報道、60回近く通い詰め撮影に成功したというから喜びは格別だろう。今後も挑戦を続けさらに鮮明な撮影に挑むという。楽しみだ。

 ニュースに促されるように、銭壷山から石鎚山までの距離を地図上で測ると直線でおよそ90㌔、富士山の北限には遠く及ばないが、小型のデジカメで素人が手持ちでこれだけ撮れるとは驚き、カメラを褒めてやりたい。登山経験者から聞いた、大山とは異なる面白さが石鎚にある、そんな話を思い出すが説明できない。

 この山頂からは広島・呉方面も望め、夜の灯りに賑わいをうかがえるという。また、銭壷山付近は航空路のポイントらしく行きかう旅客機の情報がスマホで確認できる。わずかな時間だったがスマホからの情報で頭上を飛行する北九州や羽田へ向かう機体が目視できた。スマホにカメラがあれば、場所や距離をものともせず楽しめる。ガラケイ族仲間では楽しみは半減か。今、ある方のスマホ情報を愉しみに学んでこれからに備えようとしている。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

22年前のこと

2017年01月17日 | 社会 政治
 
 22年前の今日、そろそろ起床する時間だと思った時に大きな揺れ、それが阪神淡路大震災だった。すぐにTVのスイッチを押す。記録では午前5時46分となっている。大きな揺れに新築中の我が家が気になった。いつもより早く家を出て現場確認、異常ないことを確認しほっとした。カーラジオを聞きながら職場へ着いたのは7時ころ、TV中継映像に驚いた。

 ひとり住まいの同僚の母親が閉じ込められ心配したが救助された報に安心する間もなく、報道機関から社員の家族が亡くなったことについて取材など、被害の拡大と合わせ通常業務棚上げの一日だった。夕方、神戸在住の高校時代の級友死亡の報せに驚く。彼は被害の大きかった長田区で海外にも工場持つ合成皮革製品の経営者として活躍していたが、志半ばで道が途絶えた。

 その長田区では8割の企業が被災した。これの復旧を担った神戸市の産業支援第三セクターが「役割を終えた」として今年度中に解散するという小さな記事が目についた。級友が被災していなかったら見逃したであろう記事を読みながら、22年経ってようやく震災被害の支援が終了するという長い期間に驚いた。

 これを思うと、まもなく6年になる東日本大震災の完全復旧はどのくらいの時間を要するのだろうか。津波と合わせ阪神に比べ大きな違いは原発事故による放射能という目に見えず臭いもない恐怖を拭わねばならない。金を積めば消えるものではない、確かな原状回復への工程を早く示し、そして進められることを願う。亡くなられた方に合掌。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風の通り道

2017年01月16日 | 地域

 このところの寒気団の襲来にあわせ気象情報に関する注意報が頻繁に入る。風雪、着雪、大雪などの文字はこの季節ならではのものだがそう度々出ることはない。それでも戸閉や飛散、倒れ物など気を付けている。ある冬のこと、近くのガレージの屋根のアクリル板1枚が吹きはがされ飛んできたことがある。どんなにしてやってきたのか想像もつかないが、風の凄まじさを教えられた。

 アクリル板は1度だけだか、強い風のたびにやって来るのは、「どこから来たのか飛んできた木の葉」、身を隠すかのように置いている鉢や箱などの奥隅にとどまる。履き出すにはそれらを移動させる手間が余計にかかる。時にはポリ容器も舞い込んでいる。どうして吹き溜まり屋敷なのかと思いながら強い風のたびに掃除する。

 そんな風の強い日、大きく背の高い桜の古木の梢でポリ袋がはためいている。それこそ、どこから飛んできたのやら分らないが、助けを求めているようであり、風を楽しんでいるようでもある。古木にとっては迷惑なことだろうが、手助けは不可能、次にやって来る風の助けがあることを願いながら立ち去る。

 風にのって飛ぶあのパラグライダーを経験したみたい、市内盆地上空を滑空する模様を見て思ったことがある。先日その話をしたら、経験者が「初体験で卒業した」という。その理由を聞けが「恐ろしかった、怖かった」からといい、「慎重なあんたは飛べない」とくぎを刺された。脱原発を可能にするかもしれない風力、吹いていく道は色々ありそうだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

踏みしめて

2017年01月15日 | 自然 季節
 
 
 最強クラスの寒気団が南下、日本列島の大方をすっぽりと覆い各地に雪をもたらしている。ひと晩に子どもの背丈ほども降り積もる。その原因をCGで分りやすく解説する気象予報士も降雪量を調整して適当に止めさせる術はないようだ。時はセンター試験中、ある言葉を避け、足元を踏みしめてと促す。受験生はしっかり踏ん張って問題に向き合った。入試シーズンと雪、毎年気になる組み合わせだが、時期を変える方法は、入学を欧米式の9月にすることだろうか。

 雪に困っている人もあるだろうが、と断りながら、専業農家の主婦が綴った雪の文章。「雨は地面から川へと流れてしまう。雪はゆっくり溶けて地下へしみこみ水を地中に貯めおける。春になると根雪も溶けだし川に流れ田んぼを潤す、雪解け水がないと農作業が心配になる」と雪の必要性を説いている。雪もある程度降ってくれないと畑の虫が絶えない、人糞を肥料とする頃に農家の人に聞いたことを思い出す。

 都大路を走る全国都道府県対抗女子駅伝、沿道で声援を送る人らも大変だろうが、選手が雪だるまになるのでは、そんな心配をさせる雪の中で熱戦が展開された。トラブルもなく終了し関係者はほっとされただろう。雪に向かって走る選手の映像を見ながら高3の1958年岩日駅伝を思い出す。雪降るなかでの駅伝、幌を張ったトラックの荷台、七輪の火に手をかざしながら選手に追走し写真を撮ったことを。今なら伴走は許可されないだろうが、思い出になっている。

 今朝5時、道路以外は3㌢ほどの積雪、小さなゆきながら「この分だと積もるかな」という期待を持たせる勢いで降っていたが間もなく期待はずれに。狭い庭も白く化粧し少し華やいでいる。背の低い花は雪の下でねむっている、いや、しっかり踏ん張っているのだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

楽しく気まま町歩き

2017年01月14日 | エッセイサロン
2017年01月14日 中国新聞「広場」掲載

 健康のために歩いている。そのお供は小さなデジカメに携帯電話と歩数計。

 家の前は小さなつじ。「小鳥が飛んでいった」 「何か大きな音が聞こえる」など、気のむくままに第一歩を決める。

 藩政時代の細い迷路の通りでは歴史を感じる。棟上げに出合うと、しばらく立ち止まって眺める。大きな張り紙があると止まって読む。知った人に出会うと立ち話になる。

 同じ通りも、歩く向きが逆になると景色が変わる。

 道沿い、公園の草木や、水鳥の様子などに四季の移ろいを楽しみながら歩き、写真も撮る。こんな気ままな歩きでも、健康面だけでなく、ブログや投稿の題材に出合える。

 写真は16年目になる孫新聞への風景写真としても使う。何かに関心を示す、これも健康維持に役立つ。

 公園の梅が咲き始め、春が近づいていることを教える。今年も無理をせず、楽しみながら、また、思いもしない出会いも期待して町を歩こう。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トップへ贈る言葉

2017年01月13日 | 生活・ニュース
 
 アメリカの次期大統領トランプ氏の発言内容やその方法について大きく報道されている。確かに、これまでの大統領とは何か異質な感じがする。報道記事から感じることは、世界の協調路線が崩れるのでは、そんな感想も抱く。また、ばかや嘘つきなど、子どもなら笑えもする言葉が壇上から発せられている。1週間後には正式に大統領就任、過激と思える発言の先に異を持つ側との対話がどうなるのか心配する。

 もしかして次期大統領は人間関係の交じわりが苦手なのではなかろうか、記者会見で質問する記者に話させない高圧的な姿勢を見てそう感じた。言いたいことを壇上から話すなら、質す話にも耳を傾け答えるのが普通だと思うがそうならなかった。古い話になるが、日本も記者会見場から新聞記者を追い出しTVカメラに向かって話した総理もいた。報道は各社によって違いがある、そこから多様な策が生み出されると思うのだが。

 大和言葉にはこうした人間関係にまつわる言葉がある。「誼(よしみ)を結ぶ、しっくりいかない、心安い間柄、相合い、お催合いで」、まだある「手を携える、心を同じくする、敷居が高い、とりなす、とりもつ、折り合う」などが並ぶ。これらは苦手な関係性であっても角の立たない言い方になる。

 交わりに関わる大和言葉の中で「手を携える」を新大統領に贈りたい。この意味するところは「二人以上の人が手を取り合ってある目標に向かってみんなで頑張る」という意味に使われる。手を携えて進む、その先には平等互恵の社会が浮かぶと思う。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

段ボール温室

2017年01月12日 | 自然 季節

 ひと晩で90㌢ちかい積雪予報、穏やかな瀬戸内育ちには想像出来ない。強烈な寒気団停滞による北日本の雪、90歳を超えるという婦人が黙々と除雪される映像に、ただ頭を下げるしか術がない。寒さには強い慣れているとは言いながら、豪雪地域の映し出される光景に「生活は大変だろうな」という思い、融雪時期の早い到来を祈るしかない。

 今朝の最低気温はマイナス1.1度。瀬戸内は雪の気配はないがこの季節らしい寒さ冷たさを感じながら、北国の動物たちは冬眠についたのだろうかと思う。熊の人里への出没だけでなく、襲われて住民被害も多く発生した。里でこれだけの積雪なら山中はと思いを致すが、雪国のことで想像すら出来ない。穏やかに眠っていることを願う。

 古くからアロエを大切にされている家がある。通りかかると例年どうり段ボールで囲われている。アロエは寒さに弱い、ということで鉢植えしていたころ、冬場は風よけの覆いをして日当たりにいい場所に置いていた。段ボール温室はアロエには申し分ない越冬環境を作り出すだろう。上部が開いているので手を入れてみると、ほんのりとした暖かさを感じる。色合いのいいアロエはひとり占めの温室に満足しているようだ。

 アロエは医者いらずと言わせる薬効があると重宝がられる。どのくらいの症状に効くのか聞いたら「両手両足の指の数より多い」と教えられた記憶がある。確認したことはないが、世の中に出回っている医薬でないが飲んだり貼ったりする市販の品を超えているように思う。そういえば、毎日5㌢ほどアロエを食する知人は顔の色つやはよく酒量は衰えない。そして、苦みを含んだ弁説はアロエの苦みからきているのかもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする