日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

長距離界の卵

2017年01月22日 | 地域

 所用で歩いて出かける途中、近くの小学校の運動場から拡声器の音に混ざって子どもの歓声と拍手が聞こえる。何の行事だろう、用事を済ませ立ち寄った。運動場を周回する児童に大きな声援が飛んでいる。この寒いのにと思いながら、いつの間にかデジカメを手にして見ていた。行事は校区内の子ども会主催の持久走大会という。 

 強風と低温注意報発令中の運動場は絶え間なく冷たい風が吹いている。世話する役員さん、お母さん方が多いように思ったが、皆さん完全な防寒スタイル。子どもらは走るとはいえ風の子らしく軽装で吹きさらしの中にいる。距離は学年別で異なり最長は2㌔という。体育の時間に持久走をしている姿は通りすがりに見ていたが、この日のため備えていたのだろう。

 先週は京都で女子、今日は広島で男子の都道府県対抗駅伝が行われた。気象条件、素人で観る限りは男子に味方したようだが、走る選手にはどうなのだろう。男子駅伝、順位は別にして郷土の1~3区は次男・三男・長男の順で3兄弟がタスキを繋ぐ選手配置、長男は青学の選手、年初めには箱根を走った。この時期は長距離の走りがお茶の間を楽しませる。

 2㌔持久走になるとかなりの差がつく。それでも真剣に走る子どもに大きな声援が飛ぶ。「肩の力を抜いて」の声に、両腕をぶらぶらさせる、「手を振って」の呼びかけにその振りが早くなる、走る子ども、応援する人、世話する人の一体感が伝わる。こんな小さな走る会だが、有望で将来を担う人材が輩出されるかも、そんなことを思いながら寒風に背を押される走りを見ていた。
コメント
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