日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

小さなことか

2017年01月06日 | 生活・ニュース
 


 あるTVドラマの主人公、右手の人差し指を立て「最後にもう一つ」と質問する。聞かれた人は「そんな小さなことを」と聞き返しながら答える。主人公曰く「小さなことが気になるのが癖でして」、こんな場面が放送中に必ず1回見られる。そこは謎解きドラマの重要なシーンになっているのは毎回のこと、聞き洩らしてはその後の展開が分りづらい。

 ドラマではなくTVのニュースを見ていて小さなことが気になる時がある。ある局のニュースで「〇〇県〇〇市△△町で発生した事件です」というもの。この中で「町」を「ちょう」と繰り返しアナウンサーは読む。正しくは「町(まち)」のはずだ。町(ちょう)は市に次ぎ村の上に位する地方公共団体で町長(ちょうちょう)が行政を行う。市長のいるところに町長はいない。

 目くじらを立てることではないが、放送、それもニュースという性質上、その大小・重要か否に関わらず「正確」ということは欠かせない。氏名の読み違い誤記入は都度訂正されるとこを見るが、地名も人名と同じく大事に報道してほしいな~あと望む。

 なぜこだわったか。10年余り前全国で市町村合併が推進された。そのとき、私の住む市は6町1村と合併した。新市が発足して間もなく合併した町の一つを訪問した。その時、無意識に〇〇町(ちょう)と口に出たら「ちょっと違うんよ、まちになったん、町長はいないの」と注意された。悪気はなかったが受け取る側には思いがあるのだ。いくら小規模な集落でも呼び名は正しく、住む人の尊厳を傷つけてはいけない、そう教えられたことを肝に銘じている。
コメント
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